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第4章―舞い降りた翼―
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「――しかし能力脳覚醒装置を使わずにここまでアビスの力を引き出すとは驚いた。あの中には、どんなパイロットが乗っているんだ……?」
彼はそこで驚愕しながらも、興奮に近い奮えが身体中を襲った。
「機体の識別コードが特定できました! 2機のアビスのパイロットについては、我が基地の新米パイロット。ニルド・ラーズと、ルイス・レイモンです。あと例の機体のほうですが、どうやら我が基地に所属しているパイロットではないです!」
「何? じゃあ、どこのパイロットが我が基地のドールアームズに無断で乗っているんだ」
冴嶋はその話しに眉間にシワを寄せた。
「調べたところパイロットの認証コードには、東美岬というパイロットが搭乗している事がわかりました!」
「東だと……!?」
その名前が上がると指令室は一気にざわめきが起こった。
「おい、今の聞いたかよ……!? 東美岬って、もしかしてあの第7基地に所属しているエースのパイロット候補じゃなかったか!?」
「ああ、俺も噂で名前は聞いた事がある! 確かあのウィクトリア精鋭部隊のパイロットだろ!? 何でそのパイロットがうちの基地にいるんだよ」
周りは明らかに動揺していた。しかし、彼はこの戦局を冷静に見極めていた。冴嶋は直ぐに美岬と通信できるかをオペレーターに尋ねた。
「――ただ今、我が基地は強力なジャミング攻撃を受けています! 回線の復旧は完全には、まだ見込めませんが。もしかしたらある程度の通信はできるかと思います!」
「構わん、今すぐ通信回線を開け!」
「しかし、敵に傍受される可能性もあります!」
「そんな事はどうでもいい、今は彼と通信出来るかが問題なのだ!」
「了解です…! では、敵に通信を傍受されないように我が基地も防衛電波を流します! ですが今はこの状況なので、上手く作動するかもわかりません!」
オペレーターは彼に一言忠告すると、美岬の搭乗している機体との通信交渉を開始した。
「コンタクト開始します!」
彼から命令を受けると美岬が乗っている機体と通信を試みた。すると幸運にも回線が繋がった。モニター画面が開くと同時にそこには美岬の姿が映し出されていた。
「こちらは司令室のオペレーターのディックだ! 今すぐ貴公との通信を望む!」
「こちらアビス。搭乗できるパイロットがいない為、無断で搭乗させて貰った」
美岬はオペレーターの彼と会話をした。そこに冴嶋が会話に割り込んできた。
彼はそこで驚愕しながらも、興奮に近い奮えが身体中を襲った。
「機体の識別コードが特定できました! 2機のアビスのパイロットについては、我が基地の新米パイロット。ニルド・ラーズと、ルイス・レイモンです。あと例の機体のほうですが、どうやら我が基地に所属しているパイロットではないです!」
「何? じゃあ、どこのパイロットが我が基地のドールアームズに無断で乗っているんだ」
冴嶋はその話しに眉間にシワを寄せた。
「調べたところパイロットの認証コードには、東美岬というパイロットが搭乗している事がわかりました!」
「東だと……!?」
その名前が上がると指令室は一気にざわめきが起こった。
「おい、今の聞いたかよ……!? 東美岬って、もしかしてあの第7基地に所属しているエースのパイロット候補じゃなかったか!?」
「ああ、俺も噂で名前は聞いた事がある! 確かあのウィクトリア精鋭部隊のパイロットだろ!? 何でそのパイロットがうちの基地にいるんだよ」
周りは明らかに動揺していた。しかし、彼はこの戦局を冷静に見極めていた。冴嶋は直ぐに美岬と通信できるかをオペレーターに尋ねた。
「――ただ今、我が基地は強力なジャミング攻撃を受けています! 回線の復旧は完全には、まだ見込めませんが。もしかしたらある程度の通信はできるかと思います!」
「構わん、今すぐ通信回線を開け!」
「しかし、敵に傍受される可能性もあります!」
「そんな事はどうでもいい、今は彼と通信出来るかが問題なのだ!」
「了解です…! では、敵に通信を傍受されないように我が基地も防衛電波を流します! ですが今はこの状況なので、上手く作動するかもわかりません!」
オペレーターは彼に一言忠告すると、美岬の搭乗している機体との通信交渉を開始した。
「コンタクト開始します!」
彼から命令を受けると美岬が乗っている機体と通信を試みた。すると幸運にも回線が繋がった。モニター画面が開くと同時にそこには美岬の姿が映し出されていた。
「こちらは司令室のオペレーターのディックだ! 今すぐ貴公との通信を望む!」
「こちらアビス。搭乗できるパイロットがいない為、無断で搭乗させて貰った」
美岬はオペレーターの彼と会話をした。そこに冴嶋が会話に割り込んできた。
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