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第23章ー少年と隊長ー
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「俺は嫌だったがあいつがシロってうるさいからしたんだ。でなきゃ誰がするかよ、まったく冗談じゃないぜ」
ハルバートはそう言って話すとブチブチ文句を言った。ユングは彼からその話を聞くと、そこて怒りを露わにした。
「酷いですよハルバート隊長! 僕のファーストキス返して下さいっ!!」
「ああ? ファーストキスだってぇ?」
「酷いです! あんまりです! 僕の初めてがハルバート隊長だなんてあんまりだっ!!」
そこで急に泣き出すとポカポカ叩いて喚いた。ハルバートはユングに泣きながら責められると、少し動揺しながらも文句を言った。
「も、文句があるならアイツに言えよ……! 誰も人工呼吸が出来なかったから、俺が仕方なくしてやったんだ! 人がわざわざ助けてやったのに、なんだその態度は!?」
ハルバートは逆ギレするとポカポカ攻撃を片手で防いでドンと突き飛ばした。ユングは突き飛ばされると後ろに倒れた。
「ううっ…。ひ、酷いや。僕のファーストキスがこんな人だなんて! 最低ですよ、ハルバート隊長っ!!」
ユングは余りにも衝撃的な事実にそこで泣きだした。リーナとのキスが実はハルバートの方が先だと知ると彼のファーストキスの良い思い出は苦い思い出に変わった。泣いてる彼をよそにハルバートは強気な態度をとった。
「フン、泣きてぇのはこっちだ。たかが人工呼吸ぐらいで大袈裟なヤツだな。こっちだって返せるもんならとっくに返してるわ。こっちだってな、お前とのキスなんざ、今すぐ記憶から抹消したいくらいだぜ!」
ハルバートそう言って両腕を組むと後ろを向いて背中をみせた。
「ケッ、たかがキスの一つくらいでメソメソしやがって! 何がファーストキスだ!」
そう言って口走るとそこでハッとなった。
ん? 待てよ、ファーストキスだって……?
彼はそこでことの重大さに気がづいた。
おいおいマジかよ!?
こいつのファーストキスは俺ってか!?
じょ、冗談じゃないぜ……!!
ハルバートはそこで動揺するとチラッと後ろを振り返った。ユングは悲しそうにメソメソ泣いていた。彼はよっぽどショックなのかマジ泣きしていた。瞳から涙を流すと悲しそうな声で呟いた。
「も、もう…。もう死にたいです…ううっ……」
そう言って泣いて訴えた表情が、まるでか弱い少女のように見えた。ハルバートはそこで、変なスイッチが入った。
ハルバートはそう言って話すとブチブチ文句を言った。ユングは彼からその話を聞くと、そこて怒りを露わにした。
「酷いですよハルバート隊長! 僕のファーストキス返して下さいっ!!」
「ああ? ファーストキスだってぇ?」
「酷いです! あんまりです! 僕の初めてがハルバート隊長だなんてあんまりだっ!!」
そこで急に泣き出すとポカポカ叩いて喚いた。ハルバートはユングに泣きながら責められると、少し動揺しながらも文句を言った。
「も、文句があるならアイツに言えよ……! 誰も人工呼吸が出来なかったから、俺が仕方なくしてやったんだ! 人がわざわざ助けてやったのに、なんだその態度は!?」
ハルバートは逆ギレするとポカポカ攻撃を片手で防いでドンと突き飛ばした。ユングは突き飛ばされると後ろに倒れた。
「ううっ…。ひ、酷いや。僕のファーストキスがこんな人だなんて! 最低ですよ、ハルバート隊長っ!!」
ユングは余りにも衝撃的な事実にそこで泣きだした。リーナとのキスが実はハルバートの方が先だと知ると彼のファーストキスの良い思い出は苦い思い出に変わった。泣いてる彼をよそにハルバートは強気な態度をとった。
「フン、泣きてぇのはこっちだ。たかが人工呼吸ぐらいで大袈裟なヤツだな。こっちだって返せるもんならとっくに返してるわ。こっちだってな、お前とのキスなんざ、今すぐ記憶から抹消したいくらいだぜ!」
ハルバートそう言って両腕を組むと後ろを向いて背中をみせた。
「ケッ、たかがキスの一つくらいでメソメソしやがって! 何がファーストキスだ!」
そう言って口走るとそこでハッとなった。
ん? 待てよ、ファーストキスだって……?
彼はそこでことの重大さに気がづいた。
おいおいマジかよ!?
こいつのファーストキスは俺ってか!?
じょ、冗談じゃないぜ……!!
ハルバートはそこで動揺するとチラッと後ろを振り返った。ユングは悲しそうにメソメソ泣いていた。彼はよっぽどショックなのかマジ泣きしていた。瞳から涙を流すと悲しそうな声で呟いた。
「も、もう…。もう死にたいです…ううっ……」
そう言って泣いて訴えた表情が、まるでか弱い少女のように見えた。ハルバートはそこで、変なスイッチが入った。
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