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第23章ー少年と隊長ー
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青空の下、静かに雲が流れた。ゆったりとした時の流れに身を置くと、いつの間にか深い眠りについていた。そこに誰かが大きな音をたてて小屋に入って来た。ガタンという大きな音が鳴ると、次に何が地面を転がる音がした。ユングはハッと目が覚めると、手で目を擦って起き上がった。
「ん? 今の音なんだろう……?」
辺りを見渡すとリューケリオンは直ぐ傍で眠っていた。ユングは不意に前を見るとヴァジュラがいる柵人前にハルバートが大きなタルを置いて話しかけているのが見えた。
「あれ、ハルバート隊長だ……? それにあの大きなタルなんだろう……――?」
そこでユングは気になると離れた所から静かに観察した。
「さあ、ヴァジュラいっぱい飲め~っ! お前の大好きなお酒だぞ~!」
えっ……!?
その言葉を聞くと思わず自分の耳を疑った。ハルバートは大きなタルのフタを叩いて壊すと、豪快に酒をススメた。ヴァジュラは酒の匂いを嗅ぐと、ふて寝から起き上がって酒が入ったタルに顔を近づけた。
「さーさー沢山飲め。お前の大好きなお酒だ。ここ最近お前はよく頑張ったから俺からご褒美をやる。ここいらでは上等な酒だ。美味いぞ~?」
彼は上機嫌になりながら、自分の竜にお酒をススメた。 ヴァジュラは彼からご褒美を貰うとタルに入ったお酒を舌でチビチビ飲み始めた。
えっ!? の、飲んでる……!? ハルバート隊長、自分の竜にお酒を飲ませてる!
ていうか、竜ってお酒飲むんだ…――!?
ユングは離れた所からその光景を目にすると、その衝撃的な光景に釘付けになった。
「ん? 今の音なんだろう……?」
辺りを見渡すとリューケリオンは直ぐ傍で眠っていた。ユングは不意に前を見るとヴァジュラがいる柵人前にハルバートが大きなタルを置いて話しかけているのが見えた。
「あれ、ハルバート隊長だ……? それにあの大きなタルなんだろう……――?」
そこでユングは気になると離れた所から静かに観察した。
「さあ、ヴァジュラいっぱい飲め~っ! お前の大好きなお酒だぞ~!」
えっ……!?
その言葉を聞くと思わず自分の耳を疑った。ハルバートは大きなタルのフタを叩いて壊すと、豪快に酒をススメた。ヴァジュラは酒の匂いを嗅ぐと、ふて寝から起き上がって酒が入ったタルに顔を近づけた。
「さーさー沢山飲め。お前の大好きなお酒だ。ここ最近お前はよく頑張ったから俺からご褒美をやる。ここいらでは上等な酒だ。美味いぞ~?」
彼は上機嫌になりながら、自分の竜にお酒をススメた。 ヴァジュラは彼からご褒美を貰うとタルに入ったお酒を舌でチビチビ飲み始めた。
えっ!? の、飲んでる……!? ハルバート隊長、自分の竜にお酒を飲ませてる!
ていうか、竜ってお酒飲むんだ…――!?
ユングは離れた所からその光景を目にすると、その衝撃的な光景に釘付けになった。
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