お兄ちゃんと内緒の時間!

成瀬瑛理

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はじまり

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「やっ……! な、何……!? 何でトモちゃんのお尻触るの……!?」

 弟は俺が何しようとしているのか、わかっていない様子だった。そんなところが余計に煽られた。

「可愛いねトモちゃんの小さなお尻。まるで桃みたいだ。トモちゃんにはまだ早いけど教えてあげる。女の子にはここの間に小さな入り口があるんだよ?」

「お尻のちょっと上の方にあるんだ。トモちゃんのこの辺にね――」

 そう言って俺は弟のお尻の間を触って弄った。弟はビクッと反応した。

「お、お兄ちゃん……入り口って何……?」

 弟は興味本意に尋ねてきた。俺はそこでニヤリと笑うと、エロい声で答えた。

「男の子と女の子が、エッチする場所だよ?」

「エッチ……?」

「そう、エッチだよトモちゃん。でも男の子同士の場合は、ここでエッチするんだ。この小さな場所でね――」

 お尻を触りながら指先を移動させた。小さな蕾はまだ閉じている。その小さな蕾に指先を少し入れてみた。 すると友葵はビクッと声あげた。 

「やっ! お兄ちゃん、やだ……! お指入れちゃ……!」

「凄いねトモちゃんのお尻。まだ入り口が固いや。これじゃあ、中指が入らないね?」

「じゃあ、小指は入るかな?」

「ヒィッ……!」

 そう言って俺は、弟のお尻の中に小指をプツリと入れてみた。すると弟はビックリした顔で俺の方を見てきた。友葵は瞳を大きくあけて、俺の方をジッと見てきた。 それもそのはず。自分のお尻の中に指が入ってるなんて普通は体験できない。つまり友葵は今、初めての体験をしている。小さな蕾の中に小指を少し入れると、中は熱かった。指の第一間接まではいるか、試しにそのままユックリと入れた。すると途中で友葵は泣いて嫌がった。

「ふぇっ……! や、やらぁ……!」

「お尻痛いっ……! お指入れちゃ、やらぁっ!」

「ダメだよトモちゃん。暴れたら中で切れちゃうよ?」

「ひっぐ……ひっぐ……ふぇっ……うっうっうっ……」

 弟はそこでついに泣き出した。本当はこのまま続けたかったが、さすがに可哀想になったので途中まで入れた指を中から抜いた。
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