腐男子課長のBL妄想が止まらない！

潮海課長のBL妄想

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　ん？

　あれは寺島と織田……？


潮海は真中の机から、奥の方で二人が何かを会話している様子に目が止まった。

二人とも小綺麗な顔立ちだったから、余計にそれが目立った。寺島は男の体型の割には、見た目は華奢だった。それに中性的な顔つきだった。

織田はいかにも体型が男らしく、肉体もがっしりしていた。それに付け加え、顔も男前のイケメンだった。背も意外と高く、背広とネクタイが似合う感じだった。

そんな二人が会話している姿は絵になった。潮海は遠くの机から、彼らの様子を黙って監察した。

　寺島はさっき、報告書の作成ミスで潮海課長に怒鳴られた。そのこともあって彼は肩を落としていた。その姿を見ていた織田が彼の机の前で声をかけて励ましていた。

ただそんな何気無い光景だった。遠くの机だったから、二人の会話は余り聞こえていなかったが、潮海の頭の中では既に他の妄想が始まっていた。