62 / 62
★ルート分岐(ルドルフエンド編)★
ルドルフの父性愛 ③ ルドルフエンド完結
しおりを挟む
「やはり好ましく無い」
「はいはい」
何ってルルテラを見たルドルフの反応だ。
こんなに可愛くてたまらない存在なのに。
「そんな事ばかり言うなら来ないで下さいます?ルルテラの為にも良く無いので」
「お前が子供部屋に入り浸るから仕方ないだろう」
「ルルテラと会いたく無い人には僕も会いたくありません」
「……」
不貞腐れたのかルドルフは踵を返し黙って部屋を出て行ってしまった。
「まあ、仕方ないよな」
最初から子供に興味は無いと言ってたし。
「ごめんね、ルルテラ。父親の分も僕が大切にするからね」
そう言って柔らかい頬にキスをする。
無くてはならない僕の宝物。
ちゃんと守ってあげるからね。
しばらくするとアーロンが子供部屋に訪れた。
「どうしたの?珍しいね」
「私だって毎日でも皇女殿下のお顔を拝見したいんです。でも……」
ああ、ルドルフが圧力をかけてるのか。
「ごめんね、アーロン。ルドルフはルルテラが嫌いだから会いに来られないんだよね」
「まあ、それはそうだったんですが。先ほど陛下よりご相談を受けまして」
「相談?」
「はい、どうしたら皇女殿下が自分に懐くか知りたい、と」
「懐く?まだ生まれたばっかりで何も分からないから懐くも何も……」
「皇后陛下、これはチャンスですよ」
「チャンス?」
「人の心のない陛下に家族愛を教えて差し上げるんです!」
……前から思ってたけど結構アーロンって酷いこと言うよね。事実だけど。
「そこで、皇女殿下と二人で過ごす時間を差し上げてはどうかと思うんです」
「それは心配だな」
「皇后様はこっそり隠れてご覧になっていればいいんですよ」
「ああなるほど」
どうなるか分からないけどルドルフが自分から歩み寄って?くれてるうちに一か八かやってみようか。こんな事二度とないかもしれないし。
「分かった。やろうアーロン。じゃあルドルフに午後からここに来てくれるよう言ってくれる?僕は隠れてるから」
「承知しました皇后様」
よし、ルドルフ父性愛開眼計画のスタートだ!
「……何をしたらいいのだ」
約束通り午後になるとアーロンがルドルフを子供部屋に連れて来た。僕はクローゼットの中に入り、飾り窓からそれを覗いている。
「まずは抱っこでしょうか」
「それは無い」
そんなルドルフの言葉を無視してアーロンはルルテラを抱き上げ彼の腕の前に差し出した。
「……どうやるんだ」
「まず椅子にお掛け下さい」
「そして腕をこう……そうです!お上手です!」
「ここからどうする」
「話しかけて差し上げて下さい」
「返事もしないのに?」
「陛下も私の進言に返事なさらないではありませんか。それでも私は陛下の為を思い常に……」
「もういい分かった」
あんな肩に力の入ったルドルフ見た事ない。落とさない様に必死なんだな。僕は初めてルルテラを抱くルドルフに感動しながらその様子を見守った。
「陛下、所用がございまして私少し出て参ります」
「なんだと?これをどうすればいいのだ」
「すぐ戻りますので!」
「おい、アーロン!!」
あっという間に部屋から居なくなるアーロン。呼び止めようと出した大きな声にルルテラはびっくりして泣き出した。
「ああ、何だどうして泣く?」
オロオロしながらルルテラを揺さぶるルドルフ。
そろそろ出て行こうかな、そう思っているとルルテラが少しずつ静かになっていった。
口でも塞いでるのではと慌てて様子を伺うが、ただ顔を近づけて見つめているだけだ。そのうちルルテラが喃語を喋り出し、ルドルフに向かって手を差し伸べる。彼はその手にそっと触れ優しく握った。
「なんだ?なんで笑ってるんだ?ルルテラ」
そう言うルドルフの声は戸惑いつつも優しい。
「よく見るとお前はアリスにそっくりだな。笑った顔なんて初めて会った頃と瓜二つだ」
初めて会ったのは十一歳のはずだけど。僕はあんな幼い顔をしていたんだろうか。けれどそうやってルルテラに話しかけている姿を見られてとても嬉しい。
「眉の形や髪の色は陛下にそっくりです」
いつの間に戻って来たのかアーロンの声がした。
「間違いなくルルテラ様は陛下と皇后陛下の愛の結晶です」
「愛の結晶?」
ルドルフはそう呟くなり黙り込んだ。
……前生ではルルテラは彼にとって望んで産まれた子ではなかった。
今生でも、ただ僕の思いを汲んでくれただけで子供が欲しかった訳ではない。
でもこうやって共に暮らし、育てるのならばルルテラに父親の愛情も与えてあげたい。そして家族に恵まれなかったルドルフにもその暖かさを知ってほしい。
この企みがうまくいく様に、と祈りながら様子を伺っているとルドルフがルルテラをそっとベッドに戻した。
……仕方ない今回はこれで終わりだ。
クローゼットのドアを開けようとしたところでルドルフの声が聞こえた。
「俺はお前の父親になれるのかな」
ベッドのルルテラに向かってそう言いながら頬を撫でている。
「なれるのかなんて。既に皇女殿下は陛下の御息女ではないですか」
「俺の子供」
「そうですよ」
「子供というのはなんとも甘い匂いがするのだな」
「そうですね、与えられる乳だけを飲んで生きていますから」
「与えなければ死ぬのか」
「そうですよ。それだけではないです。寒かったり暑かったりおしめも変えないといけませんしすぐ死んでしまいます」
「……」
その時にルドルフが何を思っていたのか僕には分からない。
けれどその後、クローゼットから出て来た僕を怒りもせず迎えてくれたところを見ると何らか思う事があっだのだろう。
愛せなくてもいい。存在を許してくれたら今はそれで十分だ。
この計画を実行して良かった、さすがアーロンだ。
けれど翌日
「ルドルフ様!もう結構です!」
狭くない子供部屋が埋め尽くされるほどの衣装、玩具、乳母の数!
全部ルルテラの為の物だ。
「だが赤子はすぐ死ぬとアーロンが言っていた。万全にするに越したことはない」
「でも乳母は十人もいりません!」
「腹が減ったら死ぬんだろう?」
前言撤回。この計画はある意味失敗だ。
「僕もちゃんと母乳が出るので大丈夫です!」
「……お前から母乳が?」
あ、そこ反応するんだ。良かった。
「ではルルテラは乳母に任せてお前の母乳は……『黙って!』」
なんて事言うんだ。まだ体調も全回復してないのに。
「とにかくやり過ぎもダメです」
「そうか難しいな」
「少しずつ覚えて行って下さい」
「分かった」
突然変貌したルドルフに戸惑いを隠せないがそれでもいい方に進んでいる事に間違いはない。
これから僕達三人、それに力を貸してくれる頼もしい人達と一緒にこの国を良くしていこう。これはその第一歩だ。
「はいはい」
何ってルルテラを見たルドルフの反応だ。
こんなに可愛くてたまらない存在なのに。
「そんな事ばかり言うなら来ないで下さいます?ルルテラの為にも良く無いので」
「お前が子供部屋に入り浸るから仕方ないだろう」
「ルルテラと会いたく無い人には僕も会いたくありません」
「……」
不貞腐れたのかルドルフは踵を返し黙って部屋を出て行ってしまった。
「まあ、仕方ないよな」
最初から子供に興味は無いと言ってたし。
「ごめんね、ルルテラ。父親の分も僕が大切にするからね」
そう言って柔らかい頬にキスをする。
無くてはならない僕の宝物。
ちゃんと守ってあげるからね。
しばらくするとアーロンが子供部屋に訪れた。
「どうしたの?珍しいね」
「私だって毎日でも皇女殿下のお顔を拝見したいんです。でも……」
ああ、ルドルフが圧力をかけてるのか。
「ごめんね、アーロン。ルドルフはルルテラが嫌いだから会いに来られないんだよね」
「まあ、それはそうだったんですが。先ほど陛下よりご相談を受けまして」
「相談?」
「はい、どうしたら皇女殿下が自分に懐くか知りたい、と」
「懐く?まだ生まれたばっかりで何も分からないから懐くも何も……」
「皇后陛下、これはチャンスですよ」
「チャンス?」
「人の心のない陛下に家族愛を教えて差し上げるんです!」
……前から思ってたけど結構アーロンって酷いこと言うよね。事実だけど。
「そこで、皇女殿下と二人で過ごす時間を差し上げてはどうかと思うんです」
「それは心配だな」
「皇后様はこっそり隠れてご覧になっていればいいんですよ」
「ああなるほど」
どうなるか分からないけどルドルフが自分から歩み寄って?くれてるうちに一か八かやってみようか。こんな事二度とないかもしれないし。
「分かった。やろうアーロン。じゃあルドルフに午後からここに来てくれるよう言ってくれる?僕は隠れてるから」
「承知しました皇后様」
よし、ルドルフ父性愛開眼計画のスタートだ!
「……何をしたらいいのだ」
約束通り午後になるとアーロンがルドルフを子供部屋に連れて来た。僕はクローゼットの中に入り、飾り窓からそれを覗いている。
「まずは抱っこでしょうか」
「それは無い」
そんなルドルフの言葉を無視してアーロンはルルテラを抱き上げ彼の腕の前に差し出した。
「……どうやるんだ」
「まず椅子にお掛け下さい」
「そして腕をこう……そうです!お上手です!」
「ここからどうする」
「話しかけて差し上げて下さい」
「返事もしないのに?」
「陛下も私の進言に返事なさらないではありませんか。それでも私は陛下の為を思い常に……」
「もういい分かった」
あんな肩に力の入ったルドルフ見た事ない。落とさない様に必死なんだな。僕は初めてルルテラを抱くルドルフに感動しながらその様子を見守った。
「陛下、所用がございまして私少し出て参ります」
「なんだと?これをどうすればいいのだ」
「すぐ戻りますので!」
「おい、アーロン!!」
あっという間に部屋から居なくなるアーロン。呼び止めようと出した大きな声にルルテラはびっくりして泣き出した。
「ああ、何だどうして泣く?」
オロオロしながらルルテラを揺さぶるルドルフ。
そろそろ出て行こうかな、そう思っているとルルテラが少しずつ静かになっていった。
口でも塞いでるのではと慌てて様子を伺うが、ただ顔を近づけて見つめているだけだ。そのうちルルテラが喃語を喋り出し、ルドルフに向かって手を差し伸べる。彼はその手にそっと触れ優しく握った。
「なんだ?なんで笑ってるんだ?ルルテラ」
そう言うルドルフの声は戸惑いつつも優しい。
「よく見るとお前はアリスにそっくりだな。笑った顔なんて初めて会った頃と瓜二つだ」
初めて会ったのは十一歳のはずだけど。僕はあんな幼い顔をしていたんだろうか。けれどそうやってルルテラに話しかけている姿を見られてとても嬉しい。
「眉の形や髪の色は陛下にそっくりです」
いつの間に戻って来たのかアーロンの声がした。
「間違いなくルルテラ様は陛下と皇后陛下の愛の結晶です」
「愛の結晶?」
ルドルフはそう呟くなり黙り込んだ。
……前生ではルルテラは彼にとって望んで産まれた子ではなかった。
今生でも、ただ僕の思いを汲んでくれただけで子供が欲しかった訳ではない。
でもこうやって共に暮らし、育てるのならばルルテラに父親の愛情も与えてあげたい。そして家族に恵まれなかったルドルフにもその暖かさを知ってほしい。
この企みがうまくいく様に、と祈りながら様子を伺っているとルドルフがルルテラをそっとベッドに戻した。
……仕方ない今回はこれで終わりだ。
クローゼットのドアを開けようとしたところでルドルフの声が聞こえた。
「俺はお前の父親になれるのかな」
ベッドのルルテラに向かってそう言いながら頬を撫でている。
「なれるのかなんて。既に皇女殿下は陛下の御息女ではないですか」
「俺の子供」
「そうですよ」
「子供というのはなんとも甘い匂いがするのだな」
「そうですね、与えられる乳だけを飲んで生きていますから」
「与えなければ死ぬのか」
「そうですよ。それだけではないです。寒かったり暑かったりおしめも変えないといけませんしすぐ死んでしまいます」
「……」
その時にルドルフが何を思っていたのか僕には分からない。
けれどその後、クローゼットから出て来た僕を怒りもせず迎えてくれたところを見ると何らか思う事があっだのだろう。
愛せなくてもいい。存在を許してくれたら今はそれで十分だ。
この計画を実行して良かった、さすがアーロンだ。
けれど翌日
「ルドルフ様!もう結構です!」
狭くない子供部屋が埋め尽くされるほどの衣装、玩具、乳母の数!
全部ルルテラの為の物だ。
「だが赤子はすぐ死ぬとアーロンが言っていた。万全にするに越したことはない」
「でも乳母は十人もいりません!」
「腹が減ったら死ぬんだろう?」
前言撤回。この計画はある意味失敗だ。
「僕もちゃんと母乳が出るので大丈夫です!」
「……お前から母乳が?」
あ、そこ反応するんだ。良かった。
「ではルルテラは乳母に任せてお前の母乳は……『黙って!』」
なんて事言うんだ。まだ体調も全回復してないのに。
「とにかくやり過ぎもダメです」
「そうか難しいな」
「少しずつ覚えて行って下さい」
「分かった」
突然変貌したルドルフに戸惑いを隠せないがそれでもいい方に進んでいる事に間違いはない。
これから僕達三人、それに力を貸してくれる頼もしい人達と一緒にこの国を良くしていこう。これはその第一歩だ。
113
お気に入りに追加
1,624
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(113件)
あなたにおすすめの小説
【奨励賞】恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
SKYTRICK
BL
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆描写はありませんが、受けがモブに抱かれている示唆はあります(男娼なので)
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!


初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。

誰よりも愛してるあなたのために
R(アール)
BL
公爵家の3男であるフィルは体にある痣のせいで生まれたときから家族に疎まれていた…。
ある日突然そんなフィルに騎士副団長ギルとの結婚話が舞い込む。
前に一度だけ会ったことがあり、彼だけが自分に優しくしてくれた。そのためフィルは嬉しく思っていた。
だが、彼との結婚生活初日に言われてしまったのだ。
「君と結婚したのは断れなかったからだ。好きにしていろ。俺には構うな」
それでも彼から愛される日を夢見ていたが、最後には殺害されてしまう。しかし、起きたら時間が巻き戻っていた!
すれ違いBLです。
初めて話を書くので、至らない点もあるとは思いますがよろしくお願いします。
(誤字脱字や話にズレがあってもまあ初心者だからなと温かい目で見ていただけると助かります)

悪役令息の死ぬ前に
やぬい
BL
「あんたら全員最高の馬鹿だ」
ある日、高貴な血筋に生まれた公爵令息であるラインハルト・ニーチェ・デ・サヴォイアが突如として婚約者によって破棄されるという衝撃的な出来事が起こった。
彼が愛し、心から信じていた相手の裏切りに、しかもその新たな相手が自分の義弟だということに彼の心は深く傷ついた。
さらに冤罪をかけられたラインハルトは公爵家の自室に幽閉され、数日後、シーツで作った縄で首を吊っているのを発見された。
青年たちは、ラインハルトの遺体を抱きしめる男からその話を聞いた。その青年たちこそ、マークの元婚約者と義弟とその友人である。
「真実も分からないクセに分かった風になっているガキがいたからラインは死んだんだ」
男によって過去に戻された青年たちは「真実」を見つけられるのか。

巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中

【運命】に捨てられ捨てたΩ
雨宮一楼
BL
「拓海さん、ごめんなさい」
秀也は白磁の肌を青く染め、瞼に陰影をつけている。
「お前が決めたことだろう、こっちはそれに従うさ」
秀也の安堵する声を聞きたくなく、逃げるように拓海は音を立ててカップを置いた。
【運命】に翻弄された両親を持ち、【運命】なんて言葉を信じなくなった医大生の拓海。大学で入学式が行われた日、「一目惚れしました」と眉目秀麗、頭脳明晰なインテリ眼鏡風な新入生、秀也に突然告白された。
なんと、彼は有名な大病院の院長の一人息子でαだった。
右往左往ありながらも番を前提に恋人となった二人。卒業後、二人の前に、秀也の幼馴染で元婚約者であるαの女が突然現れて……。
前から拓海を狙っていた先輩は傷ついた拓海を慰め、ここぞとばかりに自分と同居することを提案する。
※オメガバース独自解釈です。合わない人は危険です。
縦読みを推奨します。

【完結】可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない
天田れおぽん
BL
劣性アルファであるオズワルドは、劣性オメガの幼馴染リアンを伴侶に娶りたいと考えていた。
ある日、仕えている王太子から名前も知らないオメガのうなじを噛んだと告白される。
運命の番と王太子の言う相手が落としていったという髪飾りに、オズワルドは見覚えがあった――――
※他サイトにも掲載中
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
が、レジーナブックスさまより発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
最近になって(今日なのですが)、拝読させて頂きました。
両エンド共にハッピーエンドで良かったです!!!
ノエルエンドは安定のハッピー💕
ルドルフエンドもラブラブですね!
特に10回も!やり直したルドルフには幸せになって欲しいなぁーと思いました。
が、ずっと恋心を暖めて側に居たノエルも幸せにして上げたい!
という読者の気持ちを汲み取って下さった最高のifエンド。
本当にありがとうございました😭
幸せなお話は、心を豊かにしてくれます。
ありがとうございました!
ノエルエンド、完結おめでとうございます。ありがとうございます。
正直、私はルドルフエンドに向かう思っていました。ルドルフに向ける愛とノエルに向ける愛は違うなぁ……と。
ノエルの事は、敬愛から先に進展……一線を超えるのが想像できなくて💦
私がルドルフに肩入れしすぎた結果なんですけども。
ただ、やっぱりとても大切な人であることは変わりがないので、ルルテラに王座を譲って、だいぶ待たせちゃったけど結婚して
”御伽噺の結末のようにいつまでもいつまでも幸せに暮らすんだ”
このエンディングは、すごくしっくり来ました。胸にストンと落ちた感じです。
さて、次はルドルフエンドに行ってきます!
【未認証でお願いします】
こんにちは。BL大賞お疲れ様でした。
お仕事もあちこち出かけられているようで、本当に忙しそうですね💦
ノエルエンドの④なんですけど、もうすぐルルテラは15歳になるんですよね?
そうすると、「帝国の女王になってから目が回るほど忙しい毎日を過ごしている。
それこそあっという間に一年が終わってしまうくらいに。」
とありますが、一年ではなく十年かな?……と思ったのですが。
私の勘違いでしたら、ごめんなさい🙇
感想は別便で送りますね。