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★本編★
伝言
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「お邪魔します。はちみつ茶持って来ました」
「ありがとう。どうぞ座って」
その夜、八雲の部屋を訪ねた僕は手にした二人分のマグカップをテーブルに置き椅子に腰を下ろした。
「先生、話したいことって?」
「何から話そうかな。……まずは私がこの国に来た理由からにしようかな」
「はい」
どうして今頃そんな話をするんだろう。放浪の旅をしてここに辿り着いたと聞いていたけど本当はそうじゃないんだろうか。
「その前にちょっとごめんね」
そう言って八雲は僕のネックレスに触れた。途端に宝石の淡い輝きが消える。
「これで彼からは見えない。ルドルフ王には内緒の話をしたいんだ」
「そんな方法が?!」
もっと早く知りたかった。例えば祭りの日とか!
「ごめん、何回も使ったらばれてしまうんだ」
八雲は笑ってそう言うと椅子に座り直し話し始める。
「私がこの国に来たのはね、死んだ母の願いを叶える為なんだ」
「え……?」
「私の生まれた国は犀国と言って小さな島国だった。そこに住む両親もなんの変哲もない平凡な人だったんだけどある日突然母が『自分は昔宮廷魔術師だった』と言い出したんだ」
「宮廷魔術師?」
「驚くだろう?母はその国で生まれ育ち幼馴染だった父と結婚して私が生まれた。そんな母がどうやって宮廷で魔術師になる暇があったと思う?周りからそして父からも頭がおかしくなったと思われてたよ」
当時の事を思い出すように八雲は瞼を閉じた。そして息を吐いてまた話し始める。
「母は行った事もない遠い国の皇帝に会わなければと毎日のように訴えた。私はその伝言を覚えさせられたんだが意味は全く分からなかった。そのうち呆れた父は家に帰って来なくなった。そして村の人達は母の事を魔女だと噂するようになったんだ」
その先が恐ろしくて耳を塞ぎたくなった。話をする八雲が何の感情も見せず淡々としているのが余計に恐怖を煽る。
「犀国はとても閉鎖的で魔術師は畏怖の対象だった。ある日母は村の人たちに捕まって広場で生きたまま火炙りにされたんだ。当時十二歳の私はその後村を追い出され各地を転々とする事になった」
「そんな……」
母を目の前で亡くし、たった一人で……。
「そんな時、私に魔力が発現した。私の魔力は攻撃と過去読みだ。その力で過去を見て母の言っていた事が本当だと知ったんだ。但し今の母じゃない。死に戻ってやり直す前の話だ」
死に戻って……?それは。
「アリス、私の母は君と同じ体験をしたんだよ」
「どうして知ってるんですか」
あまりの衝撃に心臓が止まりそうだった。誰に言っても信じて貰えないと思っていたのにまさかこんな事を知ってる人がいたなんて。
「高位魔術師だけに稀に起こる現象らしい。探せば他にもいるんじゃないかな。私は過去読みで君の過去が見えたから知ったんだけど」
「そうだったんですか」
「話を戻すけど母が会いたがっていたのはこの国のルドルフ王なんだ。彼に母の伝言を伝えるためにここまで来た」
「陛下と会えたんですか?」
「ああ、会ってちゃんと伝えた。意味のわからない内容だったがルドルフ王には通じたらしい。けれど彼はまるで意に介さなかった。ただ……」
「ただ?」
「だから神は嫌いなんだと一言だけ」
「……?どんな内容か聞いてもいいですか?」
「勿論だ。これを君に伝えたかったんだよ。『もうすぐ最後の……』」
バタン!
八雲の声を遮るように乱暴にドアが開きゆっくりと重い靴音を立てて男が入ってくる。
「陛下!?」
「魔法をかけてまでどんな密談をしてるのかと思ったら。長生きしたいなら余計な事は言わないほうがいい」
六年ぶりに会うルドルフは男らしく頬が削げ目は鋭く体も更に逞しくなっていた。
そして身に纏うオーラは凍りそうに冷たい。
「待ちきれなくて迎えに来たぞアリス」
「え、いやまだ支度も何も……あっ!」
突然軽々と抱き上げられ部屋から連れ出される。
「待って下さい!こんないきなり!」
「黙ってろ」
射抜かれそうな目で一瞥され口が縫われたように開かなくなる。
「アリス!あ、陛下?!」
物音を聞きつけたリカルドとナツ、それにノエルが駆けつけて来た。
「ノエル、アリスの荷物をまとめてから城に来い」
「はっ」
頭を下げたままノエルが答える。自分が選んだ道とは言え、その姿に何とも言えない寂しさを感じた。
「このまま戻るぞ。しっかり掴まってろ」
周りを魔力の気が流れる。
僕は黙ってルドルフの逞しい首にしがみついた。
「お帰りなさいませアリス様!突然で驚きましたがお会い出来て嬉しいです!」
次に目を開けた時にはもう宮殿の立派な部屋の中にいた。アーロンの懐かしい顔が見える。
「ほんと急な戻りになったけど元気だった?」
「はい!アリス様も更にお美しくなられて!」
「背も伸びたよ」
ルドルフの腕から逃れアーロンの元に行こうとした所で後ろから抱きしめられた。
「やめて下さい陛下。僕は怒ってます」
「何故だ?」
「勝手に戻されたからです。ちゃんと誕生日には戻ると言ったのに。しかも先生と話の途中で」
「……あの話はお前は聞かなくて良い」
「そんなの僕が自分で決めます」
「……アーロン。こいつをさっさと風呂に入れて寝かせろ」
「はい」
「何でも勝手に決めないで下さい!」
「六年経ってもお前は全然変わらないな」
剣呑な雰囲気の僕たちにアーロンが慌ててメイドを呼ぶ。
「アリス様今日からここがアリス様の部屋ですよ。さあお風呂の用意をしますからこちらへどうぞ」
オロオロとするアーロンの為に一旦気持ちを落ち着けて頷く。アーロンの為だ。ルドルフじゃなくて。
「……お風呂に入るので出て行って下さい」
「結婚してるのにか?」
「まだしてません!」
僕は苛々としながら片頬で笑うルドルフを部屋から追い出した。
「ありがとう。どうぞ座って」
その夜、八雲の部屋を訪ねた僕は手にした二人分のマグカップをテーブルに置き椅子に腰を下ろした。
「先生、話したいことって?」
「何から話そうかな。……まずは私がこの国に来た理由からにしようかな」
「はい」
どうして今頃そんな話をするんだろう。放浪の旅をしてここに辿り着いたと聞いていたけど本当はそうじゃないんだろうか。
「その前にちょっとごめんね」
そう言って八雲は僕のネックレスに触れた。途端に宝石の淡い輝きが消える。
「これで彼からは見えない。ルドルフ王には内緒の話をしたいんだ」
「そんな方法が?!」
もっと早く知りたかった。例えば祭りの日とか!
「ごめん、何回も使ったらばれてしまうんだ」
八雲は笑ってそう言うと椅子に座り直し話し始める。
「私がこの国に来たのはね、死んだ母の願いを叶える為なんだ」
「え……?」
「私の生まれた国は犀国と言って小さな島国だった。そこに住む両親もなんの変哲もない平凡な人だったんだけどある日突然母が『自分は昔宮廷魔術師だった』と言い出したんだ」
「宮廷魔術師?」
「驚くだろう?母はその国で生まれ育ち幼馴染だった父と結婚して私が生まれた。そんな母がどうやって宮廷で魔術師になる暇があったと思う?周りからそして父からも頭がおかしくなったと思われてたよ」
当時の事を思い出すように八雲は瞼を閉じた。そして息を吐いてまた話し始める。
「母は行った事もない遠い国の皇帝に会わなければと毎日のように訴えた。私はその伝言を覚えさせられたんだが意味は全く分からなかった。そのうち呆れた父は家に帰って来なくなった。そして村の人達は母の事を魔女だと噂するようになったんだ」
その先が恐ろしくて耳を塞ぎたくなった。話をする八雲が何の感情も見せず淡々としているのが余計に恐怖を煽る。
「犀国はとても閉鎖的で魔術師は畏怖の対象だった。ある日母は村の人たちに捕まって広場で生きたまま火炙りにされたんだ。当時十二歳の私はその後村を追い出され各地を転々とする事になった」
「そんな……」
母を目の前で亡くし、たった一人で……。
「そんな時、私に魔力が発現した。私の魔力は攻撃と過去読みだ。その力で過去を見て母の言っていた事が本当だと知ったんだ。但し今の母じゃない。死に戻ってやり直す前の話だ」
死に戻って……?それは。
「アリス、私の母は君と同じ体験をしたんだよ」
「どうして知ってるんですか」
あまりの衝撃に心臓が止まりそうだった。誰に言っても信じて貰えないと思っていたのにまさかこんな事を知ってる人がいたなんて。
「高位魔術師だけに稀に起こる現象らしい。探せば他にもいるんじゃないかな。私は過去読みで君の過去が見えたから知ったんだけど」
「そうだったんですか」
「話を戻すけど母が会いたがっていたのはこの国のルドルフ王なんだ。彼に母の伝言を伝えるためにここまで来た」
「陛下と会えたんですか?」
「ああ、会ってちゃんと伝えた。意味のわからない内容だったがルドルフ王には通じたらしい。けれど彼はまるで意に介さなかった。ただ……」
「ただ?」
「だから神は嫌いなんだと一言だけ」
「……?どんな内容か聞いてもいいですか?」
「勿論だ。これを君に伝えたかったんだよ。『もうすぐ最後の……』」
バタン!
八雲の声を遮るように乱暴にドアが開きゆっくりと重い靴音を立てて男が入ってくる。
「陛下!?」
「魔法をかけてまでどんな密談をしてるのかと思ったら。長生きしたいなら余計な事は言わないほうがいい」
六年ぶりに会うルドルフは男らしく頬が削げ目は鋭く体も更に逞しくなっていた。
そして身に纏うオーラは凍りそうに冷たい。
「待ちきれなくて迎えに来たぞアリス」
「え、いやまだ支度も何も……あっ!」
突然軽々と抱き上げられ部屋から連れ出される。
「待って下さい!こんないきなり!」
「黙ってろ」
射抜かれそうな目で一瞥され口が縫われたように開かなくなる。
「アリス!あ、陛下?!」
物音を聞きつけたリカルドとナツ、それにノエルが駆けつけて来た。
「ノエル、アリスの荷物をまとめてから城に来い」
「はっ」
頭を下げたままノエルが答える。自分が選んだ道とは言え、その姿に何とも言えない寂しさを感じた。
「このまま戻るぞ。しっかり掴まってろ」
周りを魔力の気が流れる。
僕は黙ってルドルフの逞しい首にしがみついた。
「お帰りなさいませアリス様!突然で驚きましたがお会い出来て嬉しいです!」
次に目を開けた時にはもう宮殿の立派な部屋の中にいた。アーロンの懐かしい顔が見える。
「ほんと急な戻りになったけど元気だった?」
「はい!アリス様も更にお美しくなられて!」
「背も伸びたよ」
ルドルフの腕から逃れアーロンの元に行こうとした所で後ろから抱きしめられた。
「やめて下さい陛下。僕は怒ってます」
「何故だ?」
「勝手に戻されたからです。ちゃんと誕生日には戻ると言ったのに。しかも先生と話の途中で」
「……あの話はお前は聞かなくて良い」
「そんなの僕が自分で決めます」
「……アーロン。こいつをさっさと風呂に入れて寝かせろ」
「はい」
「何でも勝手に決めないで下さい!」
「六年経ってもお前は全然変わらないな」
剣呑な雰囲気の僕たちにアーロンが慌ててメイドを呼ぶ。
「アリス様今日からここがアリス様の部屋ですよ。さあお風呂の用意をしますからこちらへどうぞ」
オロオロとするアーロンの為に一旦気持ちを落ち着けて頷く。アーロンの為だ。ルドルフじゃなくて。
「……お風呂に入るので出て行って下さい」
「結婚してるのにか?」
「まだしてません!」
僕は苛々としながら片頬で笑うルドルフを部屋から追い出した。
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