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第1章 変わる日常
第19節 昔話と選定職業
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「お姉ちゃん、グラフォスと何してたのー?」
「え、何してたってお話を……」
「お姉ちゃんだけグラフォス兄ちゃんのお話聞いてたの? ずるーい、僕も聞くー」
「え、お話って、えっと……」
「ナンパされてたのー? 逃げた方がいいよー?」
「え、ナンパ!?」
「ほら! アカネが困ってるから! 離れてください!」
グラフォスはアカネに一斉に話しかける子供と彼女の間に割り込むと、大きく手を振って自分に注目を向けさせる。
純粋な眼が一斉にグラフォスの方に向く。
「たまにこの噴水広場で史実を基にした創作話を子供たちに聞かせてるんですよ。この時間はちょうど子供たちが帰る時間だから……うかつでした」
「あ、そうなんだ」
グラフォスはため息をつきながらも、アカネを守るように両手を広げて子供たちの突撃を防いでいた。
子供たちは容赦なく押しかけてくるため、グラフォスの重心はどうしても後ろに傾いてしまう。
アカネとグラフォスは意図せず密着している状態になってしまっていた。
グラフォスがその様子に気づく様子はない。興奮した子供たちを止めるので精いっぱいだ。
「あ、あのグラフォス君、私は大丈夫だから。あの、子ども好きだし……!」
グラフォスの背中が完全にアカネと密着し彼女の頬が真っ赤に染まる。
「お姉ちゃん顔真っ赤ー」
「ほんとだー、グラフォスにいじめられたのー?」
「グラフォス兄ちゃん悪い子だー!」
「やっぱりナンパだー!」
「完全に僕のせいじゃない気がするし、君はナンパにこだわりすぎですよ……」
めざとくグラフォスが広げている腕の下側からアカネの方に顔をのぞかせた子どもがその様子に突っ込みを入れる。
子どもとは遠慮を知らないものだ。
グラフォスは頭を抱えながらアカネの方に体を向ける。
しかし振り向いた先のアカネの顔の近さに驚き、思わずグラフォスは上半身を逸らしながら一歩後ろに下がった。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫! ぜ、全然大丈夫だよ!」
冷静さを失っているアカネは顔を真っ赤にしながらなぜか両手で握りこぶしをつくり、ぶんぶんと振り回している。
元気アピールのつもりなのかな?
彼女の突然の奇行に戸惑いながらもグラフォスはいつまでも帰りそうにない子どもたちに再び目を見やり、再びため息をつくとわきに置いていたリュックの方に向かう。
そして本がパンパン詰められてほとんど真四角になっているリュックから一冊の本を取り出すと、再び椅子に腰かけた。
「お話しするから、聞きたかったら行儀よく前に並んで座ってください」
グラフォスがそういうと相も変わらずアカネに無邪気な質問攻めしていた子どもたちが一斉に彼女の元を離れ、座っているグラフォスの前に各々膝を抱えて座り始める。
現状の理解に追いついたアカネは子どもたちから一呼吸遅れて彼らと同じようにグラフォスの前の地面に正座で座った。
「アカネは別に僕の隣に座ってくれていいんですよ?」
「ううん、私もここでいいよ」
「そうですか……。うーん、どうしようかな」
グラフォスは手に取った本を開くとぺらぺらとページをめくり始める。
「そうですね。じゃあ今日は選定職業の話でもしましょうか。これは僕が造った話ではなくて、ヴィブラリーにあるものを転写したものですけど」
「「お願いしまーす」」
子どもたちは行儀よく一斉にグラフォスにそういう。これはグラフォスの話が始まるいつもの合図みたいなものだった。
「むかしむかしこの世界には四人の偉大な魔導師がいました。四人の魔導師はとても優秀でそして魔法の才能もすさまじく、魔術も平気で使えました。剣術もそれはそれはたけておりました」
「僕知ってる! この魔導師ってこの世界を造った大魔導師様のことでしょ!」
「そうなのー?」
子どもの問いかけにグラフォスは軽く発言した子に目だけを向け優しく微笑みながらうなずく。そしてそのまま視線を戻し続きを読み始めた。
「どんな魔法も魔術も使えて、剣をふるっても負け知らず。天才であった四人は、それゆえに何でもできてしまうことに退屈さを覚えるようになってしまいました。そんなあるとき、一人の魔導師がこんな提案をしました」
グラフォスの話が始まるとともに彼の周りには子どもだけではなく、買い物帰りの主婦、外から戻ってきた冒険者も立ち止まり話を聞いていた。
「何でもできるのは退屈だ。どうせなら限られたものを使えるようにしよう。そしてそれを極めようじゃないか。と。ほかの魔導師もそれは面白そうだ、楽しそうだとその意見に賛成しました」
徐々に日は傾き夕暮れの光がグラフォスの顔を射す。その光を特に気にすることなくグラフォスはページをめくり、続きを語る。
「四人はなんでもできましたが、そんな四人でもそれぞれ得意分野がありました。得意分野を極めたらもっといろいろなことができるかもしれない。まだ見たことない景色が広がるかもしれない。そんな期待を込めて四人はそれぞれ一つの得意なことを極めることをしました。そして他の技術は使わないように封印したのです。それを彼らは『選定職業』と名付けました」
一度言葉を区切り顔をあげると人が流れる街中で子どもたちがきらきらと続きを待ち望む顔でこちらを見上げており、その後ろで立って話を聞いている大人たちはそんな子どもたちの様子をほほえましく眺めていた。
「そして得意なことのみを使うようになった彼らはその一つの技術をどんどん上達し、そして最後には極めてしまいました。極めた先に何があったのか。それはわかりませんが、魔導師たちはそれぞれ世界に残る偉業を成し遂げてこの世を去りました。そして魔導師たちの子孫はこれを教訓として、五歳になった者にそれぞれ伸びしろがある技術を見極める魔術を造りました。そしてそれを『選定の儀』として世界中に広めたのです」
これが今の世界のルール。
どの国でも必ず五歳になると『選定の儀』を受けるのだ。
そしてそこで自分の一生涯の職業を定められる。
「選定の儀を受け職業を授かった者たちはどんどん成功を重ねていきました。そして世界はより豊かにたくましく発展したのです」
代表的な職業の数はだいたいわかっているが、その数は未知数と言われている。
それぞれの国、どんな小さな町にも置かれている『選定の間』にある小さな球体に込められた魔術は今最高技術を持つ魔導士を集めても再現できないといわれている。
「一つの職業を極めた魔導師たちは言いました。どんな職業が選ばれようとも無駄な技術など一つもない。その技術を極めたものにとってそれは等しく平等なのだと。だから自分が持つ職業に誇りをもって堂々と生き、そして技術を極めなさい。その言葉を胸に今日も人々は世界を発展させるのです。……おしまい」
「え、何してたってお話を……」
「お姉ちゃんだけグラフォス兄ちゃんのお話聞いてたの? ずるーい、僕も聞くー」
「え、お話って、えっと……」
「ナンパされてたのー? 逃げた方がいいよー?」
「え、ナンパ!?」
「ほら! アカネが困ってるから! 離れてください!」
グラフォスはアカネに一斉に話しかける子供と彼女の間に割り込むと、大きく手を振って自分に注目を向けさせる。
純粋な眼が一斉にグラフォスの方に向く。
「たまにこの噴水広場で史実を基にした創作話を子供たちに聞かせてるんですよ。この時間はちょうど子供たちが帰る時間だから……うかつでした」
「あ、そうなんだ」
グラフォスはため息をつきながらも、アカネを守るように両手を広げて子供たちの突撃を防いでいた。
子供たちは容赦なく押しかけてくるため、グラフォスの重心はどうしても後ろに傾いてしまう。
アカネとグラフォスは意図せず密着している状態になってしまっていた。
グラフォスがその様子に気づく様子はない。興奮した子供たちを止めるので精いっぱいだ。
「あ、あのグラフォス君、私は大丈夫だから。あの、子ども好きだし……!」
グラフォスの背中が完全にアカネと密着し彼女の頬が真っ赤に染まる。
「お姉ちゃん顔真っ赤ー」
「ほんとだー、グラフォスにいじめられたのー?」
「グラフォス兄ちゃん悪い子だー!」
「やっぱりナンパだー!」
「完全に僕のせいじゃない気がするし、君はナンパにこだわりすぎですよ……」
めざとくグラフォスが広げている腕の下側からアカネの方に顔をのぞかせた子どもがその様子に突っ込みを入れる。
子どもとは遠慮を知らないものだ。
グラフォスは頭を抱えながらアカネの方に体を向ける。
しかし振り向いた先のアカネの顔の近さに驚き、思わずグラフォスは上半身を逸らしながら一歩後ろに下がった。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫! ぜ、全然大丈夫だよ!」
冷静さを失っているアカネは顔を真っ赤にしながらなぜか両手で握りこぶしをつくり、ぶんぶんと振り回している。
元気アピールのつもりなのかな?
彼女の突然の奇行に戸惑いながらもグラフォスはいつまでも帰りそうにない子どもたちに再び目を見やり、再びため息をつくとわきに置いていたリュックの方に向かう。
そして本がパンパン詰められてほとんど真四角になっているリュックから一冊の本を取り出すと、再び椅子に腰かけた。
「お話しするから、聞きたかったら行儀よく前に並んで座ってください」
グラフォスがそういうと相も変わらずアカネに無邪気な質問攻めしていた子どもたちが一斉に彼女の元を離れ、座っているグラフォスの前に各々膝を抱えて座り始める。
現状の理解に追いついたアカネは子どもたちから一呼吸遅れて彼らと同じようにグラフォスの前の地面に正座で座った。
「アカネは別に僕の隣に座ってくれていいんですよ?」
「ううん、私もここでいいよ」
「そうですか……。うーん、どうしようかな」
グラフォスは手に取った本を開くとぺらぺらとページをめくり始める。
「そうですね。じゃあ今日は選定職業の話でもしましょうか。これは僕が造った話ではなくて、ヴィブラリーにあるものを転写したものですけど」
「「お願いしまーす」」
子どもたちは行儀よく一斉にグラフォスにそういう。これはグラフォスの話が始まるいつもの合図みたいなものだった。
「むかしむかしこの世界には四人の偉大な魔導師がいました。四人の魔導師はとても優秀でそして魔法の才能もすさまじく、魔術も平気で使えました。剣術もそれはそれはたけておりました」
「僕知ってる! この魔導師ってこの世界を造った大魔導師様のことでしょ!」
「そうなのー?」
子どもの問いかけにグラフォスは軽く発言した子に目だけを向け優しく微笑みながらうなずく。そしてそのまま視線を戻し続きを読み始めた。
「どんな魔法も魔術も使えて、剣をふるっても負け知らず。天才であった四人は、それゆえに何でもできてしまうことに退屈さを覚えるようになってしまいました。そんなあるとき、一人の魔導師がこんな提案をしました」
グラフォスの話が始まるとともに彼の周りには子どもだけではなく、買い物帰りの主婦、外から戻ってきた冒険者も立ち止まり話を聞いていた。
「何でもできるのは退屈だ。どうせなら限られたものを使えるようにしよう。そしてそれを極めようじゃないか。と。ほかの魔導師もそれは面白そうだ、楽しそうだとその意見に賛成しました」
徐々に日は傾き夕暮れの光がグラフォスの顔を射す。その光を特に気にすることなくグラフォスはページをめくり、続きを語る。
「四人はなんでもできましたが、そんな四人でもそれぞれ得意分野がありました。得意分野を極めたらもっといろいろなことができるかもしれない。まだ見たことない景色が広がるかもしれない。そんな期待を込めて四人はそれぞれ一つの得意なことを極めることをしました。そして他の技術は使わないように封印したのです。それを彼らは『選定職業』と名付けました」
一度言葉を区切り顔をあげると人が流れる街中で子どもたちがきらきらと続きを待ち望む顔でこちらを見上げており、その後ろで立って話を聞いている大人たちはそんな子どもたちの様子をほほえましく眺めていた。
「そして得意なことのみを使うようになった彼らはその一つの技術をどんどん上達し、そして最後には極めてしまいました。極めた先に何があったのか。それはわかりませんが、魔導師たちはそれぞれ世界に残る偉業を成し遂げてこの世を去りました。そして魔導師たちの子孫はこれを教訓として、五歳になった者にそれぞれ伸びしろがある技術を見極める魔術を造りました。そしてそれを『選定の儀』として世界中に広めたのです」
これが今の世界のルール。
どの国でも必ず五歳になると『選定の儀』を受けるのだ。
そしてそこで自分の一生涯の職業を定められる。
「選定の儀を受け職業を授かった者たちはどんどん成功を重ねていきました。そして世界はより豊かにたくましく発展したのです」
代表的な職業の数はだいたいわかっているが、その数は未知数と言われている。
それぞれの国、どんな小さな町にも置かれている『選定の間』にある小さな球体に込められた魔術は今最高技術を持つ魔導士を集めても再現できないといわれている。
「一つの職業を極めた魔導師たちは言いました。どんな職業が選ばれようとも無駄な技術など一つもない。その技術を極めたものにとってそれは等しく平等なのだと。だから自分が持つ職業に誇りをもって堂々と生き、そして技術を極めなさい。その言葉を胸に今日も人々は世界を発展させるのです。……おしまい」
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