5 / 31
第5話
しおりを挟む
スライムなんぞいくら倒しても新居には程遠いので、もう少しレベルの高いモンスターに狙いを定める。
今日の獲物は洞窟に潜むゴーレムだ。
俊敏性は猛烈に低いが、一撃の破壊力と耐久力はめちゃくちゃ高い。
メタルゴーレムのような上位種もいるが、今日は普通のゴーレムに挑戦する。
「この洞窟だ。準備はいいか?」
「いつでも行けます」
「オッケーだよ~」
セオリーに従えば、特性を発動したうえで洞窟に入るべきだ。
でもそれをやると、俺は動けなくなってしまう。
ネミリが敵を察知するのは得意らしいので、探知を彼女に任せ、敵が近づいてきたら特性を発動することにした。
薄暗い洞窟の中に足を踏み入れる。
最初は少し日光が射し込んでいたが、瞬く間にそれも届かなくなる。
俺が持つ松明だけが、足元を照らす頼りだ。
「松明ってのも片手塞がるし不便だよね。グレンは照らす系のスキル持ってないの?」
「残念だが俺はデバフ以外のスキルは持ってない。それに片手が塞がったところで、俺は戦わないし困らないからな」
「なるほど。完全に人任せだね」
「俺の力が無ければ戦えないのはどこのどいつだ?」
「むー」
ぴゅーぴゅー口笛を吹いて歩くネミリ。
分が悪くなって逃げたな。
5分くらい歩いただろうか。
ふと、ネミリが足を止めた。
耳がぴくぴく動いている。
「いたか?」
「いた。正面からゆ~っくり歩いてくる」
「じゃあ準備するか」
俺は【破滅への導き手】を、2人は【破滅をもたらす双子】を発動する。
全員の腕に鎖の印が現われた。
「むー。動きづらい」
そう言いながら、ネミリはその場で軽く飛び跳ねる。
レイネも腕を回したり体を伸ばしたりして、戦闘に備えた。
「大丈夫だ。十分動けてる」
「グレンから見たらそうかもしれないけどね」
「私たちからすれば、とんでもない力で体を抑え込まれている感覚なんです。巨大な竜が100匹のしかかっている感じでしょうか」
「100匹の竜にのしかかれたことがないから分からないんだが」
「それくらいの重さということです」
正直、全く想像がつかない。
でも自分のデバフの力が凄まじいのは、これまでの経験から痛いほど分かっている。
だからこそ、それを食らってなおも動ける彼女たちがすごいということだけは断言できる。
ずしんずしんという重そうな足音が聞こえてきた。
ゴーレムが近づいている。
俺の役目はもうおしまい。
あとは2人の仕事だ。
「どうする?1体だけだから、2人でやることはないと思う」
「じゃあ私がやろうか?」
「はーい。レイネに任せた」
ネミリはこちらへ歩いてきて、俺の足元で腰を下ろす。
まあ、昨日のスライムとの戦い……というか一方的な攻撃を見る限り、レイネ1人でも十分は十分だろう。
「とはいえやる気ないよな」
「いやー、私だってやる時はやるんだよ?昨日の見たでしょ?」
「まあな」
「ささっ、ここはレイネがどんな戦いをするか見ようよ。多分、戦いというには短すぎるだろうけどね」
足音が一段と大きくなり、ゴーレムがその姿を現す。
ごつごつとした巨大な岩のような体。
その破壊力と耐久力は、大きな図体を見ればよく分かる。
しかし、ただでさえ鈍い動きが、俺と一定の距離になってからさらに鈍くなった。
カタツムリなんかよりはるかに遅い。
右の前足に鎖の印が確認できた。
「……遅すぎますね。もうやってしまいますか」
レイネは1つ息を吐くと、強く地面を蹴った。
一気にゴーレムとの距離が詰まる。
速い。
デバフがかかってなお、そこらの冒険者なんかより断然速い。
「【重鋼拳】」
ゴーレムの顔面にレイネの拳が叩き込まれる。
こちらまでビリビリと衝撃が伝わってくる、すさまじい攻撃。
バキバキという音とともにひびが入り、それが大きな体全体へと広がった。
そして一瞬のうちに全身が砕け散る。
あとに残ったのは、ゴーレムの体の欠片と、人間の頭くらいの大きさの石だった。
「ご主人様、完了しました」
レイネがこちらへ頭を下げる。
俺は小さく頷くと、【破滅への導き手】を解除した。
「あー、動きやすい」
ネミリが大きく伸びをする。
お前、何にもしてないだろうが。
「これがゴーレムのドロップアイテムだな」
一見すると、ただの石でしかない。
しかしこの中には、様々な鉱石が入っている。
何が入っているかは割ってみてのお楽しみで、もちろんレアな鉱石が入っていれば金額も高くなるのだ。
「これは割らずに取っておくんですか?」
「そうだな。街に持ち帰って、冒険者協会で割ってもらおう。ちょっと手数料は取られるけどな」
「じゃあ、私が割ってあげようか?お金もったいないし」
「……遠慮する。中の鉱石まで破壊されたら金にならないからな」
「むー……。でもあり得る」
「だろ」
俺は石を抱え上げ、レイネへと渡した。
そこそこ重いけど、俺でも全然持てるのだから彼女は余裕だろう。
「悪いけど持っててくれ。俺はデバフがかかると持ってられなくなるからな」
「かしこまりました」
「さあ、次はネミリが戦う番だからな」
「はいはい。仕方ないなぁ、もう」
なんだかんだ言いつつ、ネミリは先陣を切って歩き出す。
俺とレイネは顔を合わせて肩をすくめ、それから彼女の後に続いた。
今日の獲物は洞窟に潜むゴーレムだ。
俊敏性は猛烈に低いが、一撃の破壊力と耐久力はめちゃくちゃ高い。
メタルゴーレムのような上位種もいるが、今日は普通のゴーレムに挑戦する。
「この洞窟だ。準備はいいか?」
「いつでも行けます」
「オッケーだよ~」
セオリーに従えば、特性を発動したうえで洞窟に入るべきだ。
でもそれをやると、俺は動けなくなってしまう。
ネミリが敵を察知するのは得意らしいので、探知を彼女に任せ、敵が近づいてきたら特性を発動することにした。
薄暗い洞窟の中に足を踏み入れる。
最初は少し日光が射し込んでいたが、瞬く間にそれも届かなくなる。
俺が持つ松明だけが、足元を照らす頼りだ。
「松明ってのも片手塞がるし不便だよね。グレンは照らす系のスキル持ってないの?」
「残念だが俺はデバフ以外のスキルは持ってない。それに片手が塞がったところで、俺は戦わないし困らないからな」
「なるほど。完全に人任せだね」
「俺の力が無ければ戦えないのはどこのどいつだ?」
「むー」
ぴゅーぴゅー口笛を吹いて歩くネミリ。
分が悪くなって逃げたな。
5分くらい歩いただろうか。
ふと、ネミリが足を止めた。
耳がぴくぴく動いている。
「いたか?」
「いた。正面からゆ~っくり歩いてくる」
「じゃあ準備するか」
俺は【破滅への導き手】を、2人は【破滅をもたらす双子】を発動する。
全員の腕に鎖の印が現われた。
「むー。動きづらい」
そう言いながら、ネミリはその場で軽く飛び跳ねる。
レイネも腕を回したり体を伸ばしたりして、戦闘に備えた。
「大丈夫だ。十分動けてる」
「グレンから見たらそうかもしれないけどね」
「私たちからすれば、とんでもない力で体を抑え込まれている感覚なんです。巨大な竜が100匹のしかかっている感じでしょうか」
「100匹の竜にのしかかれたことがないから分からないんだが」
「それくらいの重さということです」
正直、全く想像がつかない。
でも自分のデバフの力が凄まじいのは、これまでの経験から痛いほど分かっている。
だからこそ、それを食らってなおも動ける彼女たちがすごいということだけは断言できる。
ずしんずしんという重そうな足音が聞こえてきた。
ゴーレムが近づいている。
俺の役目はもうおしまい。
あとは2人の仕事だ。
「どうする?1体だけだから、2人でやることはないと思う」
「じゃあ私がやろうか?」
「はーい。レイネに任せた」
ネミリはこちらへ歩いてきて、俺の足元で腰を下ろす。
まあ、昨日のスライムとの戦い……というか一方的な攻撃を見る限り、レイネ1人でも十分は十分だろう。
「とはいえやる気ないよな」
「いやー、私だってやる時はやるんだよ?昨日の見たでしょ?」
「まあな」
「ささっ、ここはレイネがどんな戦いをするか見ようよ。多分、戦いというには短すぎるだろうけどね」
足音が一段と大きくなり、ゴーレムがその姿を現す。
ごつごつとした巨大な岩のような体。
その破壊力と耐久力は、大きな図体を見ればよく分かる。
しかし、ただでさえ鈍い動きが、俺と一定の距離になってからさらに鈍くなった。
カタツムリなんかよりはるかに遅い。
右の前足に鎖の印が確認できた。
「……遅すぎますね。もうやってしまいますか」
レイネは1つ息を吐くと、強く地面を蹴った。
一気にゴーレムとの距離が詰まる。
速い。
デバフがかかってなお、そこらの冒険者なんかより断然速い。
「【重鋼拳】」
ゴーレムの顔面にレイネの拳が叩き込まれる。
こちらまでビリビリと衝撃が伝わってくる、すさまじい攻撃。
バキバキという音とともにひびが入り、それが大きな体全体へと広がった。
そして一瞬のうちに全身が砕け散る。
あとに残ったのは、ゴーレムの体の欠片と、人間の頭くらいの大きさの石だった。
「ご主人様、完了しました」
レイネがこちらへ頭を下げる。
俺は小さく頷くと、【破滅への導き手】を解除した。
「あー、動きやすい」
ネミリが大きく伸びをする。
お前、何にもしてないだろうが。
「これがゴーレムのドロップアイテムだな」
一見すると、ただの石でしかない。
しかしこの中には、様々な鉱石が入っている。
何が入っているかは割ってみてのお楽しみで、もちろんレアな鉱石が入っていれば金額も高くなるのだ。
「これは割らずに取っておくんですか?」
「そうだな。街に持ち帰って、冒険者協会で割ってもらおう。ちょっと手数料は取られるけどな」
「じゃあ、私が割ってあげようか?お金もったいないし」
「……遠慮する。中の鉱石まで破壊されたら金にならないからな」
「むー……。でもあり得る」
「だろ」
俺は石を抱え上げ、レイネへと渡した。
そこそこ重いけど、俺でも全然持てるのだから彼女は余裕だろう。
「悪いけど持っててくれ。俺はデバフがかかると持ってられなくなるからな」
「かしこまりました」
「さあ、次はネミリが戦う番だからな」
「はいはい。仕方ないなぁ、もう」
なんだかんだ言いつつ、ネミリは先陣を切って歩き出す。
俺とレイネは顔を合わせて肩をすくめ、それから彼女の後に続いた。
0
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる