38 / 138
第三章 ミスル離宮
生まれた日
しおりを挟む
ジハードは背を伸ばし、顔を上げた。
ここへ連れてきたのは、シェイドを死なせるためではない。伝えなければならないことがある。
軽く息を吸うと、ジハードは天地にあまねく宣言するように、力強く声を発した。
「誰にも望まれずに生まれてくる人間などいない。お前は父母に望まれてこの世界に生まれてきた。その花も、北方人たちも、誰かに望まれたからこそ生まれてきたんだ。全ての命はただ一つの例外もなく、全て神から祝福されるべきものだ」
ジハードは足を一歩踏み出した。
怖れるようにシェイドが一歩後ずさる。鋏を握る手に力がこもったが、ジハードは頑なな心を解きほぐすように、シェイドを見つめて笑みを浮かべた。
それを目にしたシェイドに迷いが生じたのを確かめて、ジハードは内心で小さな安堵の息をつく。
頭布で自らを外界から遮断していた頃のシェイドではもうない。白桂宮での三カ月は無駄ではなかった。
今シェイドはジハードの言葉を聞き、ジハードの姿を見てくれている。
確信を得て、ジハードは生け垣の花を指し示した。
「この花ももう禁種ではなくなった。毒だと言われていた蜜は、痛みを和らげるための薬になる。医術に欠かせぬものであることを証明して、二年前に禁種は解かせた」
まだ王太子だった時代に、ジハードは他国に薬師を派遣して『シェイド』の毒について綿密に調べさせた。その結果、人を虜にして廃人にすると言われた毒は、適量を与えれば苦痛を散らす薬となり、これを用いることで多くの医術を試みることができるとわかった。
そもそもこれを使った王族が命を落としたのは、研究が不十分なまま、痛みを消すために過剰な量を用いたのが原因だ。
百五十年前の王は、花を根こそぎ焼き払って封印するのではなく、その恩恵を安全に得られるように研究を進めさせるべきだったのだ。
禁種の指定を解いたからこそ、この離宮には庭園を埋め尽くさんばかりの『シェイド』が花を開かせている。
ここから運ばせた茎が、白桂宮の湯殿を豊かな芳香で満たしてくれた。茎には心を落ち着かせ、病の元となる汚れを寄せ付けぬ力がある。花は目を楽しませ、香りは心を豊かにする。
国中でこの花が咲き誇る日もそう遠くはない。
ジハードはゆっくりともう一歩近づいた。
シェイドは動かず、立ち尽くしていた。シェイドに伝えておかねばならないことは、まだまだある。
「北方人たちの生き方も、これからどんどん変わっていくだろう。神殿も髪や目の色に関わらず誕生の祝福を授けるようになった。外見で民を二つに割ることは国に不利益しかもたらさないからだ。北方人の血を引く者たちも、この国に住まう以上はウェルディリアの国民であり、俺の民だ。俺が国王の座にあるうちに、国土のすべてにこの考えを浸透させてみせる」
ジハードが北方人の問題を自らの責務として捉えるようになった切っ掛けは、シェイドの存在だった。
北方の血を引く人間がこの国で受け続けてきた苛烈な差別を撤廃させるべく、ジハードは何年もかけて法の整備に地道に取り組んできた。
かつて数多くあった北方人を奴隷として扱う娼館は、今はもう王都の中には存在しない。地方ではまだ北方人や混血児を『物』として扱う習慣が残っているが、通達と視察を繰り返すことで徐々に改善している。
己の在位の内に、この国から『北方人』という名称そのものが消えるよう、ジハードは戦い続けるつもりだった。
そして、その戦いを続けるためにも、シェイドには傍らにいてもらいたかった。
「どんな姿を持っていても、もう蔑まれることはない。理不尽な扱いを受けることもない。どの民も、俺の前では等しく守るべき俺の民だ」
もはやそれはシェイドやフラウのためだけではなかった。
ジハードの中にはそれこそが自国のあるべき姿として、確固たる信念となって存在していたのだ。
実の父親をその手にかけてまで玉座に就くのは、いったい何のためか。
何度も繰り返した自身への問いに、いつしか答えははっきりと形を示し始めた。
それはこの国を守るためだ。この国に生きる人間を守り、この国に繁栄の道を歩ませるためだ。
それは孤独で長い戦いになるだろう。だからこそ、傍らにはいてほしい人間がいる。
「……俺にお前のことも守らせてくれないか。そして、俺の隣で新しい国を作るための手助けをして欲しい」
ゆっくりと歩み寄るジハードから、シェイドはもう逃げなかった。
涙を湛えた青い瞳は、耳に入った言葉を反芻するように小刻みに揺れていた。
まだジハードの言葉の全てを信じることなどできないのだろう。今までこの国が歩んできた歴史と、シェイドが受けた扱いを思えば当然のことだ。
ジハードは静かに手を伸ばし、シェイドが握る鋏を掴み取った。関節が白くなるほど固く握りしめられていたが、指を一本ずつ剥がして放させると、奪い返そうとはしなかった。内心で汗を浮かべながら、ジハードはそれを悟らせないように笑みを浮かべて見せた。
「ここに跪け」
命じると、操り人形のようにぎこちない動きでシェイドが膝をついた。
ジハードは右手の中指に嵌めた国王の指輪に口づけをした。そしてその手を、シェイドの白い額に押し当てた。
「……シェイド・ハル・ウェルディス。――国王ジハード・ハル・ウェルディスの名において、汝に誕生の祝福を与える。汝の生が千の愛と万の幸福で満たされるよう、ウェルディに篤く祈願しよう」
神殿で神官が祝福を与える時の祝詞を、ジハードは厳かに口にした。
この幸薄く育った兄に今から溢れんばかりの幸福が訪れるよう、心の底からの祈りを込めて。
額にあてた掌を静かに下ろすと、現れたシェイドの頬には新しい涙が伝っていた。
多くの北方人がそうであったように、これはシェイドが生まれて初めて受けた言祝ぎだったはずだ。
シェイドに必要だったのは、額を飾る王族の証でも、絶え間ない愛の言葉でもない。生まれてきたことを、誰かから祝福されることだったのだ。
自失していた青い瞳に理性の光が戻り、底に金泥を含んだ湖面のような双眸が、ジハードをまっすぐに見上げていた。その目に、いつも消えずにこびりついていた怯えたような陰はもうなかった。
雪の降る日に生まれた化け物はもういない。
ここにいるのは、ウェルディに祝福されて生まれてきた一人の人間だけだった。
「――今日がお前の生まれた日だ。誕生日おめでとう、シェイド」
両方の頬に、祝福の口づけを与える。
シェイドは両目を閉じ、胸の前で指を組んで、敬虔にそれを受けた。
遠い空の上に逃げていた鳥たちが舞い戻り、色とりどりの羽を散らして抱き合う二人を祝福した。
ここへ連れてきたのは、シェイドを死なせるためではない。伝えなければならないことがある。
軽く息を吸うと、ジハードは天地にあまねく宣言するように、力強く声を発した。
「誰にも望まれずに生まれてくる人間などいない。お前は父母に望まれてこの世界に生まれてきた。その花も、北方人たちも、誰かに望まれたからこそ生まれてきたんだ。全ての命はただ一つの例外もなく、全て神から祝福されるべきものだ」
ジハードは足を一歩踏み出した。
怖れるようにシェイドが一歩後ずさる。鋏を握る手に力がこもったが、ジハードは頑なな心を解きほぐすように、シェイドを見つめて笑みを浮かべた。
それを目にしたシェイドに迷いが生じたのを確かめて、ジハードは内心で小さな安堵の息をつく。
頭布で自らを外界から遮断していた頃のシェイドではもうない。白桂宮での三カ月は無駄ではなかった。
今シェイドはジハードの言葉を聞き、ジハードの姿を見てくれている。
確信を得て、ジハードは生け垣の花を指し示した。
「この花ももう禁種ではなくなった。毒だと言われていた蜜は、痛みを和らげるための薬になる。医術に欠かせぬものであることを証明して、二年前に禁種は解かせた」
まだ王太子だった時代に、ジハードは他国に薬師を派遣して『シェイド』の毒について綿密に調べさせた。その結果、人を虜にして廃人にすると言われた毒は、適量を与えれば苦痛を散らす薬となり、これを用いることで多くの医術を試みることができるとわかった。
そもそもこれを使った王族が命を落としたのは、研究が不十分なまま、痛みを消すために過剰な量を用いたのが原因だ。
百五十年前の王は、花を根こそぎ焼き払って封印するのではなく、その恩恵を安全に得られるように研究を進めさせるべきだったのだ。
禁種の指定を解いたからこそ、この離宮には庭園を埋め尽くさんばかりの『シェイド』が花を開かせている。
ここから運ばせた茎が、白桂宮の湯殿を豊かな芳香で満たしてくれた。茎には心を落ち着かせ、病の元となる汚れを寄せ付けぬ力がある。花は目を楽しませ、香りは心を豊かにする。
国中でこの花が咲き誇る日もそう遠くはない。
ジハードはゆっくりともう一歩近づいた。
シェイドは動かず、立ち尽くしていた。シェイドに伝えておかねばならないことは、まだまだある。
「北方人たちの生き方も、これからどんどん変わっていくだろう。神殿も髪や目の色に関わらず誕生の祝福を授けるようになった。外見で民を二つに割ることは国に不利益しかもたらさないからだ。北方人の血を引く者たちも、この国に住まう以上はウェルディリアの国民であり、俺の民だ。俺が国王の座にあるうちに、国土のすべてにこの考えを浸透させてみせる」
ジハードが北方人の問題を自らの責務として捉えるようになった切っ掛けは、シェイドの存在だった。
北方の血を引く人間がこの国で受け続けてきた苛烈な差別を撤廃させるべく、ジハードは何年もかけて法の整備に地道に取り組んできた。
かつて数多くあった北方人を奴隷として扱う娼館は、今はもう王都の中には存在しない。地方ではまだ北方人や混血児を『物』として扱う習慣が残っているが、通達と視察を繰り返すことで徐々に改善している。
己の在位の内に、この国から『北方人』という名称そのものが消えるよう、ジハードは戦い続けるつもりだった。
そして、その戦いを続けるためにも、シェイドには傍らにいてもらいたかった。
「どんな姿を持っていても、もう蔑まれることはない。理不尽な扱いを受けることもない。どの民も、俺の前では等しく守るべき俺の民だ」
もはやそれはシェイドやフラウのためだけではなかった。
ジハードの中にはそれこそが自国のあるべき姿として、確固たる信念となって存在していたのだ。
実の父親をその手にかけてまで玉座に就くのは、いったい何のためか。
何度も繰り返した自身への問いに、いつしか答えははっきりと形を示し始めた。
それはこの国を守るためだ。この国に生きる人間を守り、この国に繁栄の道を歩ませるためだ。
それは孤独で長い戦いになるだろう。だからこそ、傍らにはいてほしい人間がいる。
「……俺にお前のことも守らせてくれないか。そして、俺の隣で新しい国を作るための手助けをして欲しい」
ゆっくりと歩み寄るジハードから、シェイドはもう逃げなかった。
涙を湛えた青い瞳は、耳に入った言葉を反芻するように小刻みに揺れていた。
まだジハードの言葉の全てを信じることなどできないのだろう。今までこの国が歩んできた歴史と、シェイドが受けた扱いを思えば当然のことだ。
ジハードは静かに手を伸ばし、シェイドが握る鋏を掴み取った。関節が白くなるほど固く握りしめられていたが、指を一本ずつ剥がして放させると、奪い返そうとはしなかった。内心で汗を浮かべながら、ジハードはそれを悟らせないように笑みを浮かべて見せた。
「ここに跪け」
命じると、操り人形のようにぎこちない動きでシェイドが膝をついた。
ジハードは右手の中指に嵌めた国王の指輪に口づけをした。そしてその手を、シェイドの白い額に押し当てた。
「……シェイド・ハル・ウェルディス。――国王ジハード・ハル・ウェルディスの名において、汝に誕生の祝福を与える。汝の生が千の愛と万の幸福で満たされるよう、ウェルディに篤く祈願しよう」
神殿で神官が祝福を与える時の祝詞を、ジハードは厳かに口にした。
この幸薄く育った兄に今から溢れんばかりの幸福が訪れるよう、心の底からの祈りを込めて。
額にあてた掌を静かに下ろすと、現れたシェイドの頬には新しい涙が伝っていた。
多くの北方人がそうであったように、これはシェイドが生まれて初めて受けた言祝ぎだったはずだ。
シェイドに必要だったのは、額を飾る王族の証でも、絶え間ない愛の言葉でもない。生まれてきたことを、誰かから祝福されることだったのだ。
自失していた青い瞳に理性の光が戻り、底に金泥を含んだ湖面のような双眸が、ジハードをまっすぐに見上げていた。その目に、いつも消えずにこびりついていた怯えたような陰はもうなかった。
雪の降る日に生まれた化け物はもういない。
ここにいるのは、ウェルディに祝福されて生まれてきた一人の人間だけだった。
「――今日がお前の生まれた日だ。誕生日おめでとう、シェイド」
両方の頬に、祝福の口づけを与える。
シェイドは両目を閉じ、胸の前で指を組んで、敬虔にそれを受けた。
遠い空の上に逃げていた鳥たちが舞い戻り、色とりどりの羽を散らして抱き合う二人を祝福した。
23
お気に入りに追加
1,215
あなたにおすすめの小説
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる