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第三章 ミスル離宮
番外 赤毛の少年(後)
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『蕾売り』と呼ばれる者達がいることは、ジハードも知識として知っていた。
どんなに美しい少年でも、長ずるにつれてただの男へと変化するのは自然の理だ。体は柔らかさを失い、声は低く、体毛は濃くなり、色事を売る商品としての価値は暴落する。
それを厭った商人たちは、少年達が精通を迎える前に、特殊な器具を使って変化の源となる部分を潰してしまうのだ。そうしておけば、中性的な柔らかい体のまま成長するため、通常よりも長い期間、男娼として使うことができる。
裸になった少年の局所は退化したように小さくなり、本来あるべきものがそこにはなかった。
「大層具合好いと言っていただけます。どうかお試し下さい」
媚びるような作り笑いを浮かべた少年を、ジハードは厳しい目で睨み据えた。少年の痩せた体に残された傷は、それだけではなかった。
左の乳輪に穴が開けられ環が通されていた。金属製の小さな札がそれには留められている。終生奴隷の証だ。ここからでは見えないが、札には持ち主の名が刻印されているはずだった。
この少年は文字通りの『物』であり、例え何処へ逃げても胸に札がついているのが見つかれば、持ち主の元へ戻される。拾い主に渡す報酬の代わりに、奴隷が受ける刑罰は過酷だ。
若くて見目好い間は体を売って稼げるからまだいいが、もう少し年を重ねて売り物にならなくなった時、彼らを待ち受ける運命がどのようなものかは言うまでもない。
人間を生きた性具に貶める『蕾売り』も、人間を物として売り買いする『札付き』も、本来は国の法で禁じられているはずのものだ。
だが、実際には北方人やその混血がどのような扱いを受けていても、気にするウェルディリア人はいない。
ウェルディリアの法はウェルディリア人のためのものだ。神殿に於いても、生まれた赤子の髪や目が黒くなければ、生誕の祝福を授けることはない。祝福を受けられなかった子供は、生涯人として扱われることなく死んでいく。
あの金の髪の少年も今頃はどこかの娼窟に下げ渡されて、男たちに押さえつけられ、肉を貫く奴隷の証を付けられているのかもしれなかった。
王太子であるジハードの不興を買ったために王宮を追われ、死ぬよりつらい思いをしているのかもしれない。
一瞬の激情に任せて、ジハードが娼婦と罵ったが為に。
「……俺のことは敬称で呼べ。王宮ではそれが決まりだ」
何の罪滅ぼしにもならないと分かっていながら、ジハードは主義を曲げて少年を手元に引き取ることにした。
ぎこちない笑みを浮かべていた少年が、茫然と口を開けた。北方人の年齢は読みにくいが、初めに思ったよりずっと幼いのかもしれない。
「まずはお前がいた店を潰す手伝いをしろ。それが終わったら、従者としての教育を受けさせる。――うまく物になれば、お前の新しい主人に引き合わせてやろう」
その頃にはきっとあの少年も見つかっているはずだ。
王都中の不法娼館を叩き潰してでも探し出してみせる。そしてこの王太子宮殿に、侍従の一人として迎えてやるのだ。
とかく蔑まれることの多い北方人だ。王宮に勤めていてもそれは変わらない。身近に一人くらい同じ北方の血を引く従者がいたほうが、どちらもきっと心が安まるに違いない。
「……は、はいっ!」
服を着ろ、ともう一度命じると、今度は逆らわずに少年は大慌てで服を着始めた。
王宮に留め置くと決めたのなら、胸についた札も外してやらねばならない。環が肉を巻き込んでいるため、通常は肉片ごと切除しなければならないはずだが、宮廷医なら何か良い外し方を知っているだろう。知らなければ、できる医者を探させるまでだ。
ジハードの祖父や曾祖父の時代から、北方の血を引く者たちはこの国で生きる場所を与えられなかった。この国はウェルディを始祖とする民のための国だからだ。
だが、国を統治するという視点で考えてみた時、それは最善の姿だろうかとジハードは常々疑問に思っていた。
国内には現時点で相当数の北方人が入ってきている。彼らの労働力はすでに国力の一部となっている上、混血児も徐々に増えているため、生粋のウェルディリア人との境も失われつつある。
そろそろ国としての考え方を根本から改め、北方人も国民として等しく受け入れるべき時機が来ているのではないか。
人買いの元を逃げ出し、行く宛もない北方人たちが生き延びるには、他人の物を奪い取るしか道がない。
金銭や命を奪おうとする北方人たちはウェルディリア人に嫌われ、ますます虐げられて居場所をなくす。
その構図をどこかで変えなければ、この国の未来は荒れ果てたものとなるに違いない。
「……あの……僕は、旦那様をなんとお呼びすれば……」
服を元通り着付けた少年がおずおずと尋ねてきた。どうやら誰に買われたのかも知らされずにここへ連れてこられたらしい。
ジハードは苦笑した。
新しく内侍の司の長官となった男は、どうやら相当のくせ者のようだ。
度重なる要請を逆手にとって、よりにもよって『蕾売り』の『札付き』などという、王都の暗部を奥侍従候補の中に紛れ込ませてくるとは。
ラウドという男は、祖父の奥侍従を長く務めた人物だと聞いている。
王宮にいるだけでは見えてこないこの国の実情を、内侍の司の長官は世継ぎの王子に突きつけたのだ。わざわざ北方人を奥侍従として迎えようという王太子に、彼らがこの国でどのような扱いを受けているのか見てみるがいいと。
そして王城のすぐ足下にこれほどの闇が存在していることを、次代の王として知るべきであろう、と。
受けて立ってやろうとジハードは思った。
この国に隠されている問題は北方人の事だけに限ったことではない。だがまずは目に入るところから、国の在るべき姿とは何かを問うてみることも、今の自分にはちょうど良い課題となるだろう。
傾き続ける国の柱をどう建て直すべきか、王宮の教師たちもその正解を知りはしない。いずれ王となるジハードが、その答えを見つけていかねばならないのだから。
ジハードは不安げに部屋の中を見回している少年に、片方の眉を上げて見せた。
「ここは王太子宮殿で、俺はここの主だ。――そう言えば、何と呼ぶべきかわかるだろう」
その言葉を聞いて、ひゅ、と少年が息を飲む音がした。膝の力が抜けたように、へなへなと床に座り込む。
ジハードにとっては見慣れた光景だ。初めから身分を知らされていれば、この少年もあんな大胆な口は利けなかったに違いない。
「お前の名はなんだ」
見ればそれなりに整った目鼻立ちをしている。やせ細って髪も荒れ放題だが、栄養状態が良くなれば少しは見られる姿になるだろう。
これからは、王宮の中にも北方人を少しずつ受け入れていかねばなるまい。北方人も人として認めるつもりなら、変わるべきはまず王宮からだ。
「ふ……フラウと、申します……!」
『炎』とは、また激しい名だったが、燃えるような赤毛を見ればその呼び名も納得だ。
この炎が、国の行く先を照らす灯りの一つになればよいが、とジハードは思った。
いずれジハードが受け継ぐべきこの国は、運命の岐路に立とうとしていた。興隆と衰退が目の前に見える。
国を治めるものとして、何を為すべきか。
ジハードは己が王となった時の事を思い浮かべようとしてみたが、その姿はおぼろに霞んで、まだ定かにはならなかった。
どんなに美しい少年でも、長ずるにつれてただの男へと変化するのは自然の理だ。体は柔らかさを失い、声は低く、体毛は濃くなり、色事を売る商品としての価値は暴落する。
それを厭った商人たちは、少年達が精通を迎える前に、特殊な器具を使って変化の源となる部分を潰してしまうのだ。そうしておけば、中性的な柔らかい体のまま成長するため、通常よりも長い期間、男娼として使うことができる。
裸になった少年の局所は退化したように小さくなり、本来あるべきものがそこにはなかった。
「大層具合好いと言っていただけます。どうかお試し下さい」
媚びるような作り笑いを浮かべた少年を、ジハードは厳しい目で睨み据えた。少年の痩せた体に残された傷は、それだけではなかった。
左の乳輪に穴が開けられ環が通されていた。金属製の小さな札がそれには留められている。終生奴隷の証だ。ここからでは見えないが、札には持ち主の名が刻印されているはずだった。
この少年は文字通りの『物』であり、例え何処へ逃げても胸に札がついているのが見つかれば、持ち主の元へ戻される。拾い主に渡す報酬の代わりに、奴隷が受ける刑罰は過酷だ。
若くて見目好い間は体を売って稼げるからまだいいが、もう少し年を重ねて売り物にならなくなった時、彼らを待ち受ける運命がどのようなものかは言うまでもない。
人間を生きた性具に貶める『蕾売り』も、人間を物として売り買いする『札付き』も、本来は国の法で禁じられているはずのものだ。
だが、実際には北方人やその混血がどのような扱いを受けていても、気にするウェルディリア人はいない。
ウェルディリアの法はウェルディリア人のためのものだ。神殿に於いても、生まれた赤子の髪や目が黒くなければ、生誕の祝福を授けることはない。祝福を受けられなかった子供は、生涯人として扱われることなく死んでいく。
あの金の髪の少年も今頃はどこかの娼窟に下げ渡されて、男たちに押さえつけられ、肉を貫く奴隷の証を付けられているのかもしれなかった。
王太子であるジハードの不興を買ったために王宮を追われ、死ぬよりつらい思いをしているのかもしれない。
一瞬の激情に任せて、ジハードが娼婦と罵ったが為に。
「……俺のことは敬称で呼べ。王宮ではそれが決まりだ」
何の罪滅ぼしにもならないと分かっていながら、ジハードは主義を曲げて少年を手元に引き取ることにした。
ぎこちない笑みを浮かべていた少年が、茫然と口を開けた。北方人の年齢は読みにくいが、初めに思ったよりずっと幼いのかもしれない。
「まずはお前がいた店を潰す手伝いをしろ。それが終わったら、従者としての教育を受けさせる。――うまく物になれば、お前の新しい主人に引き合わせてやろう」
その頃にはきっとあの少年も見つかっているはずだ。
王都中の不法娼館を叩き潰してでも探し出してみせる。そしてこの王太子宮殿に、侍従の一人として迎えてやるのだ。
とかく蔑まれることの多い北方人だ。王宮に勤めていてもそれは変わらない。身近に一人くらい同じ北方の血を引く従者がいたほうが、どちらもきっと心が安まるに違いない。
「……は、はいっ!」
服を着ろ、ともう一度命じると、今度は逆らわずに少年は大慌てで服を着始めた。
王宮に留め置くと決めたのなら、胸についた札も外してやらねばならない。環が肉を巻き込んでいるため、通常は肉片ごと切除しなければならないはずだが、宮廷医なら何か良い外し方を知っているだろう。知らなければ、できる医者を探させるまでだ。
ジハードの祖父や曾祖父の時代から、北方の血を引く者たちはこの国で生きる場所を与えられなかった。この国はウェルディを始祖とする民のための国だからだ。
だが、国を統治するという視点で考えてみた時、それは最善の姿だろうかとジハードは常々疑問に思っていた。
国内には現時点で相当数の北方人が入ってきている。彼らの労働力はすでに国力の一部となっている上、混血児も徐々に増えているため、生粋のウェルディリア人との境も失われつつある。
そろそろ国としての考え方を根本から改め、北方人も国民として等しく受け入れるべき時機が来ているのではないか。
人買いの元を逃げ出し、行く宛もない北方人たちが生き延びるには、他人の物を奪い取るしか道がない。
金銭や命を奪おうとする北方人たちはウェルディリア人に嫌われ、ますます虐げられて居場所をなくす。
その構図をどこかで変えなければ、この国の未来は荒れ果てたものとなるに違いない。
「……あの……僕は、旦那様をなんとお呼びすれば……」
服を元通り着付けた少年がおずおずと尋ねてきた。どうやら誰に買われたのかも知らされずにここへ連れてこられたらしい。
ジハードは苦笑した。
新しく内侍の司の長官となった男は、どうやら相当のくせ者のようだ。
度重なる要請を逆手にとって、よりにもよって『蕾売り』の『札付き』などという、王都の暗部を奥侍従候補の中に紛れ込ませてくるとは。
ラウドという男は、祖父の奥侍従を長く務めた人物だと聞いている。
王宮にいるだけでは見えてこないこの国の実情を、内侍の司の長官は世継ぎの王子に突きつけたのだ。わざわざ北方人を奥侍従として迎えようという王太子に、彼らがこの国でどのような扱いを受けているのか見てみるがいいと。
そして王城のすぐ足下にこれほどの闇が存在していることを、次代の王として知るべきであろう、と。
受けて立ってやろうとジハードは思った。
この国に隠されている問題は北方人の事だけに限ったことではない。だがまずは目に入るところから、国の在るべき姿とは何かを問うてみることも、今の自分にはちょうど良い課題となるだろう。
傾き続ける国の柱をどう建て直すべきか、王宮の教師たちもその正解を知りはしない。いずれ王となるジハードが、その答えを見つけていかねばならないのだから。
ジハードは不安げに部屋の中を見回している少年に、片方の眉を上げて見せた。
「ここは王太子宮殿で、俺はここの主だ。――そう言えば、何と呼ぶべきかわかるだろう」
その言葉を聞いて、ひゅ、と少年が息を飲む音がした。膝の力が抜けたように、へなへなと床に座り込む。
ジハードにとっては見慣れた光景だ。初めから身分を知らされていれば、この少年もあんな大胆な口は利けなかったに違いない。
「お前の名はなんだ」
見ればそれなりに整った目鼻立ちをしている。やせ細って髪も荒れ放題だが、栄養状態が良くなれば少しは見られる姿になるだろう。
これからは、王宮の中にも北方人を少しずつ受け入れていかねばなるまい。北方人も人として認めるつもりなら、変わるべきはまず王宮からだ。
「ふ……フラウと、申します……!」
『炎』とは、また激しい名だったが、燃えるような赤毛を見ればその呼び名も納得だ。
この炎が、国の行く先を照らす灯りの一つになればよいが、とジハードは思った。
いずれジハードが受け継ぐべきこの国は、運命の岐路に立とうとしていた。興隆と衰退が目の前に見える。
国を治めるものとして、何を為すべきか。
ジハードは己が王となった時の事を思い浮かべようとしてみたが、その姿はおぼろに霞んで、まだ定かにはならなかった。
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