タクシー運転手さんと

クレイン

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水族館に行く

我慢できずに

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「鏡花さん、もう我慢できないです。」
「私も。というか我慢する必要もうないですよね。」
 鏡花さんは俺の股の間で身を捩って肩に手を置いてくる。きれいな瞳がメガネ越しに見つめてくる。
「今日は寝かさないぜ。」
「俺のセリフじゃないですか?それ。」
 押し倒された。

「バツイチなのに本当にいいの?」
「今更何言ってるんですか?」
 四つん這いで覆い被さる彼女を、優しく下から抱きしめると力が抜けて全体重がかかってきた。少し息がし辛いが全然苦しくない。
「苦労はさせないから。」
「それも俺のセリフじゃないですか?」
「私が貢ぐくらいじゃないと。」
「さっきからテンションが変ですね。」
「……ごめん、何か実感湧かなくて。前の結婚で男なんて碌でもないって恋愛する気無かったから。」
 胸に埋められた口から少し悲しげな声が聞こえてきて背中に回していた手を頭に移動させた。
「碌でもないやつばかりじゃないと思われるように頑張ります。」
 髪の柔らかさを感じていると彼女が上がってきて顔が肩に乗せられた。
「……いやー、あんまり頑張らないようにしよう。ほどほどに相手と自分を気遣って。私もそうするから。」
「分かりました。そうですね。長続きするにはほどほどが一番ですよね。」
「そうそう。」
 彼女が頭を動かすと髪が鎖骨を掠めてくすぐったい。その上肋骨あたりに感じる柔らかい重さが、より彼女の女性を僕に伝えてきて下半身が熱くなる。位置的に彼女の腹を俺の分身が温めている。

「慶介さん、苦しそうなので脱がしますね。」
「…はい。お願いします。」
 気付かれないはずもなく顔を上げた彼女はニヤニヤしていた。
「腰、上げてください。」
「はい。」
 ズボンとパンツを一気に脱がされて半勃ちになった陰茎が彼女の目の前に晒された。微笑む彼女が手で触れると反応してみるみる硬さを増していく。
「今日も元気ですね。」
「鏡花さんが相手なので。」
「そんなこと言われたら嬉しくなっちゃいますね。」
 彼女の両手で撫でられた陰茎は既に完全に勃起していた。

「鏡花さんも脱がしますね。」
 起き上がって彼女の肩を掴むと目を逸らされた。
「どうしたんですか?」
「あの、私さっきからすごい興奮してもう濡れてるかも。」
 恥ずかしそうに
 言う彼女はきれいよりかわいいという言葉が合う気がした。さっきまで陰茎を握っていた手で自身の太ももを頻りに触っている。
「確かめましょうか。」
「……引かないでね。」
 とんでもない。

 彼女をベッドに寝かせて横に正座する。真面目な表情を心掛けるが我慢できずにニヤけてしまう。
「では、脱がさせていただきます。」
「その感じ恥ずかしいからやめて。」
「すいません。じゃあ脱がせますよ。」
「あっ……うん。」
 真面目な顔で見つめたらまた顔を逸らされた。電気はついたままなので彼女の顔に浮かぶ赤がよく分かる。
 カーゴパンツの正面のボタンを外して腰を緩める。
「腰上げてください。ズボンだけ脱がせます。」
「うん。」
 傷を付けないようにゆっくりと下げていき足先まで抜き去る。きれいなふくらはぎとボリュームのある太ももを眺めてから目線は再び彼女の股間へ。黒の所謂セクシーランジェリーが鏡花さんの陰部を包んでいた。

「鏡花さん、これは。」
「自分でも忘れてた。勝負だからこれかなって思って履いてきたんだった。30超えて恥ずかしい。」
 手で顔を覆う彼女が愛らしくて首筋に手を添えると熱いくらいだった。彼女の手を退けて赤が濃くなった顔の中で変わらず赤いままの唇に吸い付いた。
「んんっ、ぅん、」
 体重をかけないように体ごと覆い被さりキスを続けると背中に手を回されて抱きしめられる。胸に大きな柔らかい感触があり、勃起した陰茎が反応して彼女の陰部をランジェリー越しに押し沈める。
 舌を絡めあっていると陰茎から少し水っぽい感触を感じた。手をやって彼女の陰部をランジェリーごと撫でると指がネバつくくらい濡れていた。
「んん、んっ、」
 少し濡れた手で彼女の頬を撫でながらキスを続ける。互いに顔を動かしながら忙しなく舌を絡め合い相手を吸い合う。溶けてひとつになるくらいに絡ませてからだんだんと舌先でチロチロ舐めるようにしていき名残惜しさを感じながら唇を離した。

「あぁ、慶介さん。」
「はぁはぁ、鏡花さん。パンツも脱がせます。」
「うん」
 ランジェリーの色は黒なので見ても濡れているかなんて分からないがもう触れているので知っている。
 手をかけると何も言わずに少しお尻が上がった。そのまま下ろして彼女の陰部を覗く。照明に照らされてテラテラ光る割れ目が少し拡がっている気がする。
 指で触れるとヌチャっと水っぽい音が響いた。そのまま擦ると内股になってモジモジと動き始めた。指を膣内に入れると狭いがあまり抵抗も無く入っていった。
「もう準備万端だよ。」
 明らかに興奮した表情で口角を上げる彼女の顔は獲物を狙っているようで、何も知らずに見たら少し怖いかもしれない。
「俺も準備万端なので……」
 膝まで下ろしたランジェリーを抜き去り、間を置かずに再び彼女に覆い被さる。

 前と同じように財布からコンドームを出し、バキバキになった陰茎に装着する。
「挿れます。」
「うん。」
 腰を落としていくと僅かな抵抗感を感じながら亀頭が挿入った。興奮が大きいからかまだ挿入りきってもないのに射精感が込み上げてくる。
「うっ!くぅ……」
「慶介さん?」
 返事をせずに腰を落としていく。
「あっ、あぅん、慶介さん。」
 ゆっくりと時間をかけて根本まで挿入った。
「はぁ、はぁ、鏡花さんもう、射精きそうです。」
「そう、ですか。いいよイって。」
 うなじに回された手で撫でられてくすぐったい。
 せめて少しでもと腰を動かす。
「あっ、あん、もう出るんですね。」
「ああっすみません!もうっ」
 3回ほど腰を振ったら呆気なく射精した。
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