鈍色の空と四十肩

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47 ー玄関先で名残を惜しむー

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 あまりにも激しい交わりの後で、2人は気を失うように寝落ちしていたらしい。
 依子がふっと気づいて、ベッドサイドの時計を見ると、夜中の2時半だった。
 ふうっ、と息を吐いてベッドに顔を埋める。
 枕はあらぬ方向に飛んでいた。 

 右隣には譲治の頭。2人とも突っ伏してうつ伏せで寝ていたらしい。
 譲治の顔は向こう側を向いていて見えない。
 その後頭部と、首から肩の線、頭の下に敷いている腕の、男らしい筋肉。
 お尻の半分から下は、いつの間にかけたのか、2人とも掛け布団の中だ。
 しばらく譲治の男らしい筋肉のつき方を鑑賞していると、譲治も気づいたらしい。顔をこちらに向けた。

 姿勢を横にして肘をついて依子を見つめる。
 上側になった左手で依子の背中からお尻を、ゆっくりふわっと撫でる。
「どこか痛くしませんでしたか。僕、すみません。夢中になりすぎた。」
 ふふっ、と笑って依子は言う。
「ううん、大丈夫。でも恥ずかしい。あんなに...」
 依子は自分もあまりに乱れてしまったことを思い出して、顔を布団に埋めた。

 譲治はそんなふうに顔を赤くして恥ずかしがる依子を見て、またたまらなくなる。
 依子の方へ体を転がして肩口から、鎖骨、背中、お尻と順番に口付ける。
 その感触に、依子はビクとする。

 譲治は口付けを続けながら喋る。
「依子さんは、自分の身体が嫌だって言ってたけど、僕にとっては誘っているようにしか見えない。
 すごく、いやらしくて、艶かしくて、ちょっと見たり触れるだけで、僕はたまらない気持ちになる。」
 
 そう言うと、お尻を舐めて噛む。依子の腰を掴んで持ち上げ膝を立てさせ、手を前側に回して、花芽を探る。
 依子のそこは最初から潤み、中指を差し入れるとぐずぐずに熱く溶けたままだった。

「あっ、ねえ、一回シャワー浴びたい...私汚れて...」
「必要ない。汚くなんかない。」
「でも、もう2回も...」
「全然足りない。お願いだ、依子さん。もう1回だけ...」

 そして譲治は、依子のお尻を両手で割り開いて、既に張り詰めていた自分を擦り付けると、ずぶりと差し込んだ。
 あまりに熱くきつく濡れた感触に、コンドームをしていなかったことに気づく。2回目に果てた後処理してそのままだった。

「あ...依子さん...ごめん、ゴムし忘れてた」
 ごめん、と口で言いつつも、直に味わう依子の肉壁の甘美さに、容易に抜くことができなかった。
 その時点ですでに、身も心も溶けきっていた依子は叫ぶように言った。
「そのままでいいから...外に出してくれれば...お願い、やめないで...!」

 それを聞いて譲治はたまらず、激しく依子のお尻に打ち付ける。
 激しい打擲音がさらに興奮を誘った。
「あん、あん、ああっ...」
 依子は顔と上半身をベッドに押し付け、声を隠そうとしている。
 
 もっと、もっと乱れさせたい、と譲治は思った。
 片膝を立てて、より力を入れられる体勢でさらに強く依子の中を打ち付ける。
 もっともっと深い所に入りたくて、譲治は捻り込んだまま、依子のお尻を離して、ペタリと平にベッドに寝かせる。
 譲治はその上にピッタリと重なって、自分の下半身の体重をかけて、さらに依子の奥へ奥へとじっくりねじこむ。

 譲治自身の全長はすっかり依子の中へ取り込まれ、丸い先端は奥の突き当たりを押し上げている。
 少しこり、とした感触があった。そこに先端をこすりつけ、腰を回してぐりぐりと苛める。
 依子の声が少し変わった。
 深いため息と共に酔っているような声音で言う。

「は、ああ...深いの...溶けそう。譲治くんと混じっているみたい...」
 けだるい、蜜のような言い方とは裏腹に、依子の内部はぎゅるぎゅると激しく動き、譲治を急に締め付け、ちぎれそうなほどに締め上げてきた。
 自分がぐりぐりと動かすたびに、押し上げられ形を歪める依子のお尻の肉を見ていると、背骨が熱くなった気がした。

「あ、依子さん、ごめ...やばい...」
 油断していたら、突然白色光が頭を駆け抜けて、抜く前に激しくぶちまけてしまいそうになり、慌てて自身を抜いた。
 と同時に依子のお尻から割れ目から内股から、辺りに白いものを吐き出してしまった。
 
 はあっ、はあっ、と喘ぎながら少し譲治は呆然としている。
 こんなことあるのか。気づいたらぶちまけてた。
 ベッドサイドにあったティッシュボックスをとって、汚してしまった依子の体を慌てて拭いた。
 依子も体をぴくぴくとさせて、軽く息を切らしている。
 譲治は隣に転がって、依子の背中を撫でながら、顔を覗き込んだ。

「僕思ったんですけどね。」
 まだハアハアと息を切らしている。
「依子さんは魔性の女です。穏やかそうに見えるけど。一度知ってしまうと、もう。すでに僕は溺れてしまっています。」
 肩で息を切らしている依子は、もう夢うつつなのか、色っぽく腫れぼったいまぶたをやっと開けて、譲治を見つめ、赤く腫れた唇で艶然と微笑んだ。

ーーー
 
 依子は朝の気配を感じて目覚めると、今度は6時だった。
 外はまだ真っ暗だ。
 隣の譲治はぐっすり寝ているようだ。
 部屋は暖かいが、ちゃんと掛け布団をかけてやる。

 譲治を起こさないように、そーっとベッドから降りて、散らばった洋服を回収し、近くの椅子にかける。
 着替えをクローゼットから出して、忍足でバスルームへ向かった。
 音を立てないように寝室の扉を閉める。

 シャワーで身体中を洗った後、お風呂のお湯を溜めてバスソルトを入れ、ゆっくり浸かる。
 はあ。なんだっけ。なんか覚えてないな、あんまりすごくて。
 最後は頭がクラクラして、そのまま寝落ちしちゃったんだっけ。
 しかし。
 初めて2人で過ごす夜で、一晩に3回って。。普通?これ。
 いや、普通じゃないよね?譲治くんは底なしなの? そんなふうに見えないんだけど。 まあ、喜んでいたようだから、いいのかな。

 わたし、私はどうなんだろう。
 正直、すごく良かった。
 自分にまだこんなエネルギーが残っているなんて、思っていなかった。
 性欲なんて枯れたと思っていた。相手が、大好きな、信じられる人、というだけで、こんなにも感じるものだろうか。
 身体中なんだか、筋肉痛の予兆があるし、あそこはヒリヒリするけど、でも、信じられないくらい、幸せだった。

 しっかり温まってお風呂から出る。
 湯気で曇った鏡の中の自分を見ながら服を着る。
 首から鎖骨から、上半身も下半身にも、点々と赤い跡がついているのを見て、また、下半身がじわっと潤うようだった。

 昨日まで、鏡を見るのが嫌だった。風呂上がりなんてなおさら。
 でも、今見ると、自分の体もそうみっともないわけじゃないかもしれない、と思えた。譲治が溺れている、言ってくれた体だから。顔も。
 シミがなあ、なんとかなればね、と微かに笑った鏡の中の自分は、幸せそうだった。

ーーー
 
 キッチンで、軽く朝ごはんの用意をする。
 とりあえずいつも通り、たっぷりのカフェオレを飲みながら。
 今日はパンの気分。白パンを切る、カップスープと、果物。
 譲治くん、食べるかな、と思ったところで、寝室のドアが開いた。

「おはよう。」
 依子はにっこりとして譲治に声をかけた。 
「朝ごはん食べる?」
 譲治は一瞬ボーッと依子を見ると、ボタンをかけないままジーパンを履いて、他の衣服を手に持ったまま、上半身裸で出てきた。
「いただきます。」
 そう言って、キッチンでりんごを切る依子の背後から、腰に手を回して抱きしめる。

「お風呂入っちゃったの? 一緒に入ろうと思ったのに。」
 クスッと依子が笑う。
「譲治くん、よく寝てたから。」
 お風呂どうぞ、と促され、譲治はバスルームに消えていった。

 依子が使った後のバスルームは、湯気と、依子の使うボディソープと、かすかに依子の香りが残っていて、譲治はまた、熱いものが背骨を伝って滾ってきそうで、慌てて思考をストップした。
 洗面所に設置されていた洗濯機の上には、乾いたバスタオル、スポーツタオルと封を切ってない歯ブラシ。それを見て感激してしまう。
 こういう気遣いって、歳を経たら備わるもんだろうか。

 遠慮なく熱いシャワーを借りる。
 頭の上から熱い滝を浴びながら、閉じた瞼の内側にさきほどの依子の姿が浮かんだ。 
 暖かそうな、ニットと、ウールのフレアスカート、中にレギンスを履いてさらにニットのレッグウォーマーをつけていた。
 ゆきんこみたいだな、と思った。
 あんなに年齢不詳にかわいらしさのある人が、ベッドであんなに乱れて、譲治をおかしくさせるなんて想像もできなかった。

 あれは無意識にやってるみたいだ。
 用心して警戒を怠らないようにしないと、他の男はあの色香に誘われてフラフラついてきちゃうかもしれない。
 自分の中に、あんな焼け付くような欲望が眠っているなんて思ってもみなかった。
 自分にはまともな男の持つ性欲もないんだと思っていた。
 それが。
 依子を前にすると、際限なくなにか滾るものが溢れてくるようだった。
 またしても昂ってきそうだったので、慌てて冷たいシャワーに切り替えて、頭を冷やして、お風呂を出た。

ーーー

 一緒に軽い朝ごはんを食べながら、今日からの仕事の話などをする。
「もう今日から仕事始めなんでしょ?」
 依子が聞く。
「ええまあ。
 そろそろハンガリーに来て一年になるので、軌道に乗ってきたかな。だからまた新しい品物の開拓をしないとね。」
「それはそれは。いいことじゃないですか。
 順調に回ってるのも譲治くんの努力の賜物ね。」

 片付けながら依子が聞く。
「昨日の夕飯の残り、持っていく? あ、ハンバーグサンドにしてあげようか?簡単にランチに食べられるように。」
「それはうれしいです。」
 譲治が嬉々として応じる。

 依子は、パンに、ハンバーグとスライスしたトマトやレタスを挟んで、ラップでキッチリ巻き、大きめのサンドイッチを作って、持たせてあげるようにした。
「はいどうぞ。」
 帰り支度をしてコートを着ていた譲治に、サンドの入った紙袋を手渡す。
「いつもすみません。」
「いいのよ。私もうれしくてやってるんだから。」
 依子がいつもの穏やかな声でにこにこと答える。

 譲治は別れ際の挨拶のつもりで、依子の唇に軽くキスをした。
「...今晩も来てはダメですか?」
「うーん...すごく会いたいとは思うけど。
 明日からまた週末バイトだし、あまり夜更かしできないのよね。」
 ちょっと恥ずかしそうに依子は言う。
「一度会っちゃったら、自分でも止められる自信がないから」
「じゃあ、次はバイト終わりですか? 日曜の夜に会えますか?」
 叱られた少年のような感じで言う譲治に、どうにもほだされそうになる自分をがんばって律する。
「そうね。バイト終わりだと遅くなっちゃうけど、それで良ければ。」
「いつでも。真夜中でも来ます。」
 フフっと依子は笑って言った。安全な道を通ってきてね、と。

 そして、優しい笑顔を浮かべて見送る依子に、譲治はたまらなくなって深い口付けをする。
 あんなに激しい夜を過ごした後なのに。これから3日も会えないなんて。
 耐えられるか自信がない。
 この前、キスをした時と同じ、玄関脇の壁に依子を押し付けて、焦ったように依子の身体をまさぐる。
 あの時は、キスだけで我慢したけど、もう遠慮しない。

 キスを続けたまま、譲治は持っていた紙袋を床に置いて、コートを忙しなく脱ぐ。メガネをむしり取ってその上に落とす。
 依子のセーターとインナーをたくしあげ、ブラを顕にし、性急に左のカップを押し下げて、硬い蕾と乳房を吸い上げる。

「ああっ、あん、ね、ちょ、ちょっと、譲治くん?」
 依子は上擦った声で、譲治の髪の毛をかき乱し、引き剥がそうとする。
 譲治は顔をずるずると依子の下半身に下げながら、籠った声で言う。
「3日も会えないなんて、死んでしまいます。
 哀れと思うなら、あと少しだけ...」
 そう言って、スカートをたくしあげ、依子のレギンスと、一緒にショーツとレッグウォーマーもずり下ろした。
 そのまま足を持ち上げて、すっかり引き抜いてしまい。

 まだ、朝だよ、、と喘ぎながら依子が言う。
 抗議の声を無視して、スカートを押さえながら、依子の花芽を探し出して強くしゃぶりついた。
「ああっ! あ、あっ...」
 依子はもう陥落してしまう。
 あっという間に濡れて、どろどろだ。譲治は指を入れて、強めに掻き回しさらに花芽を強く転がす。

「あんっ、あん、あああ...譲治くんっ...ねえ、私、もう、すぐに....」
 恥ずかしくて、両手で顔を覆いながら依子が叫ぶ。
「あああっ...!だめえっ!」
 首をのけぞらせて、股間に顔を埋めている譲治の頭をくしゃくしゃにする。
 
 ビクビクと依子の膣が痙攣し絶頂したのを感じるとすぐに、譲治は自分のジーパンの前だけくつろげて、下着を下ろし、昂り切った自分を取り出す。
 依子の右足を持ち上げて、己を瞬間的に捩じ込んだ。

 依子の右足を腰に絡ませて、両手で尻を鷲掴みにし、自分の思い通りに動かして己の昂りで串刺しにする。
 依子の地面に下ろした方の足は、もう宙に浮いているような状態だ。

 依子は譲治の胸に顔を埋めて悲鳴を上げている。
 譲治はさらにもう片方の足も腰に巻きつけさせ、依子の背中を壁に押し付けて支える。
 依子の体重で、さらに深くに串刺しできるように、何度も何度も強く押し付け、引き下ろし、激しく突き上げる。

「あん、深い、ねえっ、ふかいの...壊れちゃう...」
 依子は突然もたらされた激しい快感に、ほとんど泣いている。
 悦楽の涙が溢れた。
「壊れません、僕が、誰も行ったことのない、あなたの一番奥へ、到達するだけ」
 激しく突き上げる譲治が、途切れ途切れに、依子の頭上に囁く。
 そしてぐつり、と依子の子宮口に、譲治の丸い切先がはまり込んだのを感じると、譲治は瞬間的に抜いて、依子の割れ目と内股に、白い情欲を吐き出した。

 譲治は、のそり、と動いて汚した部分をティッシュで拭いた。
 依子は足腰がたたず、ズルズルと壁を伝落ちて、座り込む。
 はあはあ、と息を切らしている。

「ごめんなさい。でもあと3日分の我慢のためです。許して。」
 譲治は依子を抱きしめる。
「別に怒ってるわけじゃないの。私が我慢できるか自信ないから困ってるの。」
「いつでも呼んでください。」
 譲治はニヤリとした。
 依子はすぐさま、じゃ、日曜日ね、と言って、慌てて立ち上がり、身支度をした譲治を追い出した。
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