秩序の楼閣

怜悧(サトシ)

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耳鳴りと自分があげている獣のような唸り声が、客観的に聞こえている。
意識と身体が切り離された感覚。

理性など、届かない。

やり過ごさなければ、何もなせない。まだ慣れない発情の感覚が、身体を苛む。

「すっかり.....オメガらしい顔つきになったな。壊れたら、私がちゃんと面倒を見てあげようと思ったのだけど、まだ壊れてないのかな」
まるで玩具を品定めするような遠野の瞳に、身体が身震いして、ふわりと漂う甘い香りに鹿狩の身体はずるりと力が抜けて、ストレッチャーから抱き上げられると、ビクビクとそれだけで達してしまう。
「あ、あ.....ッーーううう、う、う、いく、いくッ」
「堪え性がない子だね」
仕方がないと笑いつつ、鹿狩の目元にアイマスクを被せると看守に手伝わせて身体を引き上げて、特別室の方に向かう。
「この間の配信、かなりの視聴率だったみたいだよ。本当は、君を他の人に見せたくも触らせたくもないのだけど、オークションで人を集めないとだよね」
あくまでも協力しているのだと、看守に聞こえないように耳元で囁く。
「っ、あ、ああ、はやく、はやく.....っ、ほしい、はしい.....っ、なか、に」
遠野の言葉を理解しているのかしていないのか、二日あまりも放置された身体は限界を訴えていた。
「ああ、辛かったね。これを外してあげようね」
遠野は甘ったるい声で告げながら、鹿狩の身体をベッドへと降ろすと、看守に軽く合図をすると看守は扉を出ていく。
内腿を叩くと素直に開く鹿狩の脚のあわいから、ズルズルとエネマグラを引き抜く。
「ンンッ、ああ、ああ.....ッーー」
開きっぱなしのアナルがひくひくと震えて、泡立った粘液がとろとろと零れ落ちる。
「すっかりモノ欲しげになってるね。君も分かっただろう?オメガが何故世間で軽視されるのか。君のように優秀で能力の高い者でも、発情してしまえば、性の虜になってしまう、全てを捨てて一時の快楽に身を任せてしまう」
汗で張り付いた鹿狩の黒髪を撫でて、目を伏せて小さく笑う。
再び扉が開き、看守が何人かのスーツ姿の男性たちを連れて中に入ってくる。
「今日はテイスティングだよ。オークションに参加したい方たちが君を味見に来たんだ。本当ならば、拒否したかったのだけど、君のために我慢してあげるよ」
視界が奪われている鹿狩に、遠野は説明をして、近づいてきた男達に軽う会釈をする。
「この子はまだ、1度しか発情期を迎えていないのでね。躾から楽しめますよ。私もまだ途中なのですが、かなり淫らになってきました」
背後に回った遠野は、男達に鹿狩の脚を開かせてすっかり赤い媚肉をはみ出させた濡れた孔を剥き出しにして微笑んだ。
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