53 / 77
※53
しおりを挟む
ずるっとペニスを引き抜くと、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして、かはっかはっと士龍は嗚咽を繰り返す。
「ほら、にいちゃん、泣いてねえでしっかりしろよ?指で淫乱なメス穴、おっ拡げてやらしくおねだりしてよ」
頭を撫でながら涙に唇をあてると、精液まみれの唇を開いて、しゃくりあげながらオレを見上げる視線が、ひどく心許なくていつもの余裕がまったくないのに気がつく。
「た、たけお……ッ……たけお、ごめん、おこって、る?」
さすがに、ヤリすぎたかな。
あまりに責めすぎてプレイだと思ってねえのかも。
「…………おこってねーよ、プレイだプレイ。お仕置きなんだぞ。そんなふうに…………泣くなよ」
ずっと士龍を泣かせてやりてえとは思ってたけど。
そんなふうに悲しい顔をさせたいわけじゃない。
そうか、と呟いて気持ちを切り替えたのか、士龍はオレの体の下から少し這い上がり、視線を絡ませる。
「ウソばっかついたの、ごめん。俺…………にいちゃんでも、たけおのちんこほしい」
自分の指で穴を開き、情欲で濡れた目を向けられると、オレはたまらず、士龍のアナルから指を引き抜かせて自分の指も引き抜く。
「オレも、士龍の中に入りたい」
焦がれ死にそうなほど求めた相手の身体に、堅く猛った欲をズルズルと押し込んでいく。
柔らかく包み込むような蕩けた肉に溺れそうになる。
「ッぁ、あ…………ッく、あ、あ、あ、きもち…………ッいいッ…………ああ、ッたけお……たけお……ッ」
「ウソはもうつくなよ…………もう離さないからな」
足を肩に担ぎあげてぐぐっと奥まで貫くと、背を反らして士龍はギュウギュウと中を締め付けて身体を絡ませる。
全身を痙攣させて肉を必死に呑み込む様子は壮絶なくらい、官能的でたまらない。
「二度と離さねえよ。たとえ、アンタが終わりといっても、別れるとか、許さない」
ゆるゆると背中を撫でると、銃弾が当たった箇所が痛むのか、軽く眉を寄せて全身を硬直させる。
「ん、ッぁああ、…………ッひ、あああ、もッ…………わ、かれ、ない、から」
腰に腕を回して身体を固定させると、ぐっちぐっちと音をたてて中を抉って追い詰める。
感じ過ぎているのか悲鳴のような声をあげ始めるのにオレは興奮して、何度も首筋に噛みつき、どくどくとその胎内へと欲望を注ぎこんだ。
「全部、オレのだ。士龍…………」
「…………ッく、きゅうきゅう締め付けて、そんなに欲しかったのかよ、弟のちんぽはそんなにうまいか?」
ぐぽっぐぽっとわざとらしく抜き挿しを繰り返して兄弟を強調するが、先ほどとは違って優しく囁き、首筋を甘噛みする。
「アッ、あああ、なかああ…………っひ、いい、おと…………との、ちんぽ…………きもひ…………いい」
弟に犯されてても気持ちがいいのだと言わせて、オレはなんだか満足する。兄弟とか、そういうのはもう関係のない話で、オレが好きで抱かれているのだと、その言葉が欲しくて仕方がなかった。
絡みついた脚に腰を押し付けられ、開発されきった士龍のいい場所を亀頭でゆるゆると擦ってやると、足の指先まで痙攣しているのが分かる。
「ッあ、ひ、ひッ…………おか、おかひくな…………っ、あたま…………とけ……ひゃ、ッくうう…………」
シリコンのペニスリングを外すと、びゅくっびゅくっと溜まった熱が溢れて腹へと飛び出す。
多分射精の快感は体の奥を貫いていることで、まったく感じてはいないだろう。
「ッーーう、うううう……あっ、あああ、ああ…………っで、で…………ちゃ…………イッ、ああ、いぐう、ああッ、いっちゃああ」。
悲鳴じみた声をあげる士龍に絶頂に達したことが分かり、ぎゅうっと狭まる内部を、オレの張り詰めた肉茎で押し分け引き裂くように奥まで打ち込む。
「もっと出せよ、ぐちゃぐちゃになっちまえ」
腹の上で跳ねている肉竿の先から溢れているのは、精子なのか尿なのか分からない液体で、目を見開いた士龍の緑の目はぐるっと上を向いてしまっている。
「……やあ、ああ、こ、あ、れりゅ、っへん、なるぅ、ひ、いい……ッ…………ッうう、あ、あ、あひぃ、ひ、は、あへえ、うう」
甘ったるい声をあげて、すけべなあへ顔を晒して達しているのも構わずにオレは奥を突き回して、既に意識のない士龍の腹の奥へと思いのたけを注ぎ込んだ。
「ほら、にいちゃん、泣いてねえでしっかりしろよ?指で淫乱なメス穴、おっ拡げてやらしくおねだりしてよ」
頭を撫でながら涙に唇をあてると、精液まみれの唇を開いて、しゃくりあげながらオレを見上げる視線が、ひどく心許なくていつもの余裕がまったくないのに気がつく。
「た、たけお……ッ……たけお、ごめん、おこって、る?」
さすがに、ヤリすぎたかな。
あまりに責めすぎてプレイだと思ってねえのかも。
「…………おこってねーよ、プレイだプレイ。お仕置きなんだぞ。そんなふうに…………泣くなよ」
ずっと士龍を泣かせてやりてえとは思ってたけど。
そんなふうに悲しい顔をさせたいわけじゃない。
そうか、と呟いて気持ちを切り替えたのか、士龍はオレの体の下から少し這い上がり、視線を絡ませる。
「ウソばっかついたの、ごめん。俺…………にいちゃんでも、たけおのちんこほしい」
自分の指で穴を開き、情欲で濡れた目を向けられると、オレはたまらず、士龍のアナルから指を引き抜かせて自分の指も引き抜く。
「オレも、士龍の中に入りたい」
焦がれ死にそうなほど求めた相手の身体に、堅く猛った欲をズルズルと押し込んでいく。
柔らかく包み込むような蕩けた肉に溺れそうになる。
「ッぁ、あ…………ッく、あ、あ、あ、きもち…………ッいいッ…………ああ、ッたけお……たけお……ッ」
「ウソはもうつくなよ…………もう離さないからな」
足を肩に担ぎあげてぐぐっと奥まで貫くと、背を反らして士龍はギュウギュウと中を締め付けて身体を絡ませる。
全身を痙攣させて肉を必死に呑み込む様子は壮絶なくらい、官能的でたまらない。
「二度と離さねえよ。たとえ、アンタが終わりといっても、別れるとか、許さない」
ゆるゆると背中を撫でると、銃弾が当たった箇所が痛むのか、軽く眉を寄せて全身を硬直させる。
「ん、ッぁああ、…………ッひ、あああ、もッ…………わ、かれ、ない、から」
腰に腕を回して身体を固定させると、ぐっちぐっちと音をたてて中を抉って追い詰める。
感じ過ぎているのか悲鳴のような声をあげ始めるのにオレは興奮して、何度も首筋に噛みつき、どくどくとその胎内へと欲望を注ぎこんだ。
「全部、オレのだ。士龍…………」
「…………ッく、きゅうきゅう締め付けて、そんなに欲しかったのかよ、弟のちんぽはそんなにうまいか?」
ぐぽっぐぽっとわざとらしく抜き挿しを繰り返して兄弟を強調するが、先ほどとは違って優しく囁き、首筋を甘噛みする。
「アッ、あああ、なかああ…………っひ、いい、おと…………との、ちんぽ…………きもひ…………いい」
弟に犯されてても気持ちがいいのだと言わせて、オレはなんだか満足する。兄弟とか、そういうのはもう関係のない話で、オレが好きで抱かれているのだと、その言葉が欲しくて仕方がなかった。
絡みついた脚に腰を押し付けられ、開発されきった士龍のいい場所を亀頭でゆるゆると擦ってやると、足の指先まで痙攣しているのが分かる。
「ッあ、ひ、ひッ…………おか、おかひくな…………っ、あたま…………とけ……ひゃ、ッくうう…………」
シリコンのペニスリングを外すと、びゅくっびゅくっと溜まった熱が溢れて腹へと飛び出す。
多分射精の快感は体の奥を貫いていることで、まったく感じてはいないだろう。
「ッーーう、うううう……あっ、あああ、ああ…………っで、で…………ちゃ…………イッ、ああ、いぐう、ああッ、いっちゃああ」。
悲鳴じみた声をあげる士龍に絶頂に達したことが分かり、ぎゅうっと狭まる内部を、オレの張り詰めた肉茎で押し分け引き裂くように奥まで打ち込む。
「もっと出せよ、ぐちゃぐちゃになっちまえ」
腹の上で跳ねている肉竿の先から溢れているのは、精子なのか尿なのか分からない液体で、目を見開いた士龍の緑の目はぐるっと上を向いてしまっている。
「……やあ、ああ、こ、あ、れりゅ、っへん、なるぅ、ひ、いい……ッ…………ッうう、あ、あ、あひぃ、ひ、は、あへえ、うう」
甘ったるい声をあげて、すけべなあへ顔を晒して達しているのも構わずにオレは奥を突き回して、既に意識のない士龍の腹の奥へと思いのたけを注ぎ込んだ。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
公開凌辱される話まとめ
たみしげ
BL
BLすけべ小説です。
・性奴隷を飼う街
元敵兵を性奴隷として飼っている街の話です。
・玩具でアナルを焦らされる話
猫じゃらし型の玩具を開発済アナルに挿れられて啼かされる話です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
俺たちの××
怜悧(サトシ)
BL
美形ドS×最強不良 幼馴染み ヤンキー受 男前受 ※R18
地元じゃ敵なしの幼馴染みコンビ。
ある日、最強と呼ばれている俺が普通に部屋でAV鑑賞をしていたら、殴られ、信頼していた相棒に監禁されるハメになったが……。
18R 高校生、不良受、拘束、監禁、鬼畜、SM、モブレあり
※は18R (注)はスカトロジーあり♡
表紙は藤岡さんより♡
■長谷川 東流(17歳)
182cm 78kg
脱色しすぎで灰色の髪の毛、硬めのツンツンヘア、切れ長のキツイツリ目。
喧嘩は強すぎて敵う相手はなし。進学校の北高に通ってはいるが、万年赤点。思考回路は単純、天然。
子供の頃から美少年だった康史を守るうちにいつの間にか地元の喧嘩王と呼ばれ、北高の鬼のハセガワと周囲では恐れられている。(アダ名はあまり呼ばれてないが鬼平)
■日高康史(18歳)
175cm 69kg
東流の相棒。赤茶色の天然パーマ、タレ目に泣きボクロ。かなりの美形で、東流が一緒にいないときはよくモデル事務所などにスカウトなどされるほど。
小さいころから一途に東流を思ってきたが、ついに爆発。
SM拘束物フェチ。
周りからはイケメン王子と呼ばれているが、脳内変態のため、いろいろかなり残念王子。
■野口誠士(18歳)
185cm 74kg
2人の親友。
角刈りで黒髪。無骨そうだが、基本軽い。
空手の国体選手。スポーツマンだがいろいろ寛容。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる