竜攘虎搏 Side Tiger

怜悧(サトシ)

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「士龍…………腰、抜けてんのか?自分で歩けっか」
 家の前まで着くと、ヘルメットを脱いだ眞壁の顔は、すっかりイキ顔で、何度かバイクの上で達していたようだ。
「…………っふ………ン、ン………かた、かして……」
「…………家の鍵、開けてやるから貸せよ」
眞壁のコートのポケットから鍵を取り出すと、家の鍵を開いてやり、そっと背中を押して家の中へと入る。
安心感からか、玄関先でがくんと膝から崩れ、オレの体に縋りつくように伸ばした腕を掴んで、眞壁を見下ろした。
ハァハァと息を荒げ眞壁は玄関に膝をついたまま、のろのろとした動きで靴を脱いで這い上がるように家にあがる。
「大丈夫か?腰、くだけちまってるみてえだけど、もう何回イッたんだよ?」
くすくすと哂い声をたてて耳元で囁き、腰を抱いて体を起こす。
目がとろんと蕩けてしまっていて、エネマグラに感じすぎているのか、掴んだ手にも力が入っていない。
オレより重いから運ぶとなると厄介だな。
引きずるように眞壁の部屋にあがろうと、少し狭い階段に足をかけて、なんとか眞壁の部屋まで運ぶ。
「もおっ………っつ……と、とみた、くん……っ、うう」
腕を離すと熱くてたまらないようにコートを脱ぎ、ふらつきながらどさっとベッドへ倒れこんだ眞壁は、誘うような視線を向けた。。
「うわ……エロいな、眞壁……」
上着ごと脱がせてベルトを引き抜くと、下着ごと引き降ろして両脚を拡げさせた。汗でびしょびしょに濡れた身体とシリコンできつく縛めて変色したペニスが露わになる。
「……あふ………も…っ…や、…………ッダ、メ……っ…………ッん、と、とみた……くん」
まさに今ドライでイッているのか、ビクビクッと腰を突き出して身を震わせている。
「イク時は、たけおって呼べよ、士龍……なあ…」
セックスをしている時だけは、オレも下の名前で呼ぶので、眞壁にも呼んで欲しかった。
手を回して後ろに挿さっているエネマのハンドルを握ってぐぷぐぷっと焦らすように出し入れする。
「ひ、ァア――ァアアア……あああ、ああンッ、たけ……お、たけお…………ッ……あ、きもちっ……ひい……ッ」
ぐちゅぐちゅっと音をたてて、エネマグラを揺り動かしながら開いた唇を吸い上げて舌を吸い上げる。
オレを呼んで蕩けきった表情でイキまくる眞壁は、本当に可愛い。
エネマグラをずるっと引き抜くと、ぽっかり空いた眞壁の穴はひくひくと欲しがるように蠢いている。
指を二本さしこんで、ゆっくりと抜き差しすると、たまらなそうに腰を揺らしながら指を食いしめようと痙攣している。
「熱くて中もぐっちょぐっちょだな……もう、すっかりガバガバのはしたないすけべなおまんこになっちまってるんだな…………」
「………ああ………いれて…っ、ああ、あっ、も……おっ、たけお……も………っお…ッほし、い」
もう我慢できないのか、求めるようにオレの腰に腕を回してきて、ベルトを震える指で外してジッパーを自分で降ろすと、オレのペニスを取り出して自ら唇へ導く。
指の動きを止めずに、オレは腰を入れて咥内を突き上げるようにえぐり蹂躙する。
快感に咽び声を漏らし、眞壁は俺のペニスを咥えて悦んでいる。眞壁のペニスを括ったシリコンを外すと、どろどろとザーメンを漏らし、さきっぽを摘んで擦ってやると、びしゃびしゃっと潮を吹いてきゅうきゅうと指を締め付ける。
ずるっと唇からペニスを引き抜いて、その頬をペニスでひっぱたいて問いかける。
「なにを、どこに、ほしいの?」
「…ひっ……、はぁ、……あぁ…ああ…あ、あ、あ……たけおの…………おちんぽ…ほひい…………おれの…っここっ……」
顔を真っ赤にしてぐずぐずとしゃくりあげながら腰をかかげて、両脚を拡げる。
「士龍の………どんなどこにほしい?」
さらにいやらしい言葉を言うようにうながして、ペニスを見せつけるように、太股へ擦り付ける。
「しろうの……すけべなおまんこ…っに、ううう、ひれて、おねが………っ、おく、まで………」
ぐちゃぐちゃでちんこをねだるメスに堕ちた顔に、たまらなくなり、俺は眞壁の両脚を肩にかけて深く突き挿す。
 こんなにすっかりオレのメスになっちまってるのに、オンナなんて抱けるはずないだろ。
奥までぐぐっと銜え込ませて、ゆっくり腰を入れる。
「奥まで入ったか?」
「ああ…ぁああ…あああ………おく、いい、おぐッ、ああ、あああ、ああ……ひい…………あ、おぐッ、いいッ」
「士龍、嬉しいだろ…………オレのメスになれたぜ」
「あっ、ひ、うう……ああああ、あああ、……あああ、うれひっ、あああ、う、れひ…………い」
ぐちゃぐちゃと濡れた音を響かせ、腰を掴んで何度も奥のほうへと打ち付ける。
呂律が回っていない言葉で嬉しいと連呼する眞壁に、セックスのリップサービスだと分かっていても、本気のように聞こえて興奮してしまう。
ガツガツと柔らかい肉の波を掻き混ぜ、突き上げを繰り返しまるで両想いかのような気分に酔いしれる。
すべて支配しているような感覚に、オレは酔う。
「淫乱、…………だな。おちんぽが好きすぎって、アンタのおまんこがきゅうきゅう抱きついてきやがる」
 暖かくふっくらとした肉壁をぐちゃぐちゃと掻き混ぜ、腰をあげさせて深々と叩きつける。
「ひ、ふぁ、…………あ、や、ら、あァァァ、あ、あ、も、ああ、あ、ァ――ッうう、ッヒ」
 悲鳴に似た声に、ぞくりと背中がざわついて、凶暴な気持ちが湧きあがり、尻を両手で鷲掴みにするとぐぐっと奥まで押し込んでゆっさゆっさと揺さぶった。
「士龍、キモチ、イイんかよ」。
「あ、アッァァァ、く、くる……ッ……ああっ、くるっ、ァァァ、ァァあああァ」
「やべ、アヘ顔…………かわいいぜ……オレも……だす、ぞ」
 ぐっと腰を抱き寄せて撫でると、ずんっと奥の狭間へと突き上げて、そこで欲望を暴発させた。体の中の全部の液体を、この体に注ぎ込みたいと本気で願いながら、どくどくと注ぎ込む。


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