竜攘虎搏 Side Tiger

怜悧(サトシ)

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ぎゅうと二本の指で前立腺を摘みあげてぐりぐりと擦りあわせると、ひっと声をあげてどろっと反り返った肉竿の先端から白くて濃い精液が溢れ出してくる。
「ッンン――ッ、ああ……そこ、ばっかああああっ、いやっあ、ああ、ンンンッ――」
「どうして?こんなにちんぽもキモチいいって白いの出してるのに。何がイヤなんだよ」
 ぎゅうと膨らみを押し込んで、その先にある奥の壁をこつこつと指で叩くように動かして、ふるふると震えるペニスのさきっぽを口に含む。
 精液塗れのそれは苦かったが、眞壁のモノだと思うと甘く感じてオレは口を窄めてちゅっちゅと吸い上げてころころと舌で先端を転がすように嘗め回す。
「あああ、あっ、ああ、あたまっ……とけひゃ、うッ、ああ、ああ、いぐっ、いくッ、こえっ、ああ、ううう、ああ、ごえっ、あああッ」
 どくどくと咥内に精液を吐き出され、オレは唇を離すと甘い蜜でも飲むかのように喉を鳴らして飲み込んだ。
すでに声を抑えることができなくなったのか、派手に喘ぎ始めた彼がすでに手の中に堕ちてきているのを感じとれた。
「キモチイイから声がでるんだろ……アンタはおしりの穴をいじくられて、気持ちよくて仕方がないんだろ。ちゃんと声だしてキモチイイっていいなよ。そしたら、アンタがいい場所オレにもわかるから、もっとよくしてやれるぜ」
 濡れた唇を手の甲で拭って、淫らなこの行為が気持ちよくて、それを彼自身が望んでいるものだと思わせるように、その耳元で洗脳を施すように囁きかける。
「ッくう……、ああッ、ふう…ッンンン、ぐ、ああう、あうう、きも、ち、いい、ああっ、そこおおおっ、ひもちいいッ」
 奥をトントンと叩くとそこがイイのだと、腰が動いてぎゅうと壁が狭まって指をきゅうっと締め付ける。
「うわ、そうだな。こんなにびっしょびっしょになってるんだもんなァ。傷つかないように、ローションもたっぷり入れてあげるな」
 ローションの入ったプラスチックのボトルを取り出して、指で穴を開かせてとくとくと音がたつほど中に注ぎ込む。
「ンンッ……ッああ、くう……ああ、あああ、ああ」
 たぽたぽと下腹部が膨らんで見えるのは、ローションを入れすぎたのだろう。圧迫で苦しいのか、眞壁の息があがってきている。
「それと、これで少しづつ拡げていこうな」
 バックからさっき買ったアナルパールを取り出して見せると、眞壁は驚いて怯えた表情を浮かべた。
オンナを抱くときに玩具とか使ったことがないのかな。
セックスにそんなに興味なさそうだし、モテてはいたけど彼女とかもいなかったしな。
 ボールをつぷっと孔口へと押し込むと、ローションがおもらしをするかのように溢れ出してくる。
「ッちょ……、ああ、へんな……もん……ッ、いれんな……ッンああ、うう、ううッはあ」
 つぷつぷとボールを押し込んでいく。これなら指で届かない奥まで弄ってあげることができる。眞壁は前立腺よりも奥を刺激する方がいい反応をする。
「最初はこれで慣らした方がおちんぽ挿れる時に楽だからな」
「ンンンっ、ああ、う……ああうっくっん、は、あッん……そん……な……ああ、へんっ、ああッ、おく、おぐっ」
 奥まで入れてこつこつと壁を叩いては、ずるっと引っ張って中の壁を擦りあげる動作を繰り返していると、眞壁の目はクスリを使った時のように蕩けてしまい、内股がひくんひくんと痙攣し始める。
「っんん、ッああ、へ、あへッ、んな、ンン、アッ、おぐっああっはッ……ッうう、ああッ、ああ、ひっああ」
 焦点が合っておらず、理性をすっかり飛ばして肉欲に溺れ始めている様子にオレは仕上げとばかりに唇を寄せて囁きかける。
「ボールがアンタのイイとこグリグリしてるだろ。……なあ、眞壁、気持ちよかったら、ちゃんと気持ちいいって言って。ちゃんとオレが好きなとこ擦ってやるからさ」
「ああひっうう……ひも、ひいっ、おぐ、おくが、きッもぢい、ああッううう、ひ、もぢいい」
 素直にどこがいいのかを口にし始めたのに、漸く彼を手中に落としたと実感して、びきびきに破裂しそうになった自分の肉竿を取り出してその唇へと擦りつけた。
「もっと奥のイイとこ擦ってあげるから、これ銜えてよ」
「ンぐ……ッんんんっ」
 素直に口へと銜えて、じゅるじゅるとはしたなく音をたてて舐める様は、到底校内の誰もが一目置く存在には見えない。
 奥をぐりぐりと玩具で擦りあげると、淫らな表情を浮かべて縋りつくようにちゅっちゅっとオレのペニスを吸い上げている。
「ンン――ッぐうう、ンンぐふ……ッンンンン」
「奥の方が好きみたいだな……腰がぐらんぐらん揺れてて、椅子から落ちちゃいそうだぜ」
玩具に夢中になっている彼の様子に少し胸が痛んだが、ずるっとアナルパールを一気に押し込んでずるっと引き出すと、びしゃびしゃッと音をたてて精液が飛び散る。
「ンンッ――ッぐうう、ぐうう」
「ッく、オレもッ、でそう……ッ」
 頭を掴んで上下に揺さぶって喉の奥へと叩きつけるように精液を流し込むと、ずるっと萎えた肉を唇から引っこ抜く。
「ッ――ぐふ……ッ、げえ、げえッ」
 精液の味に咽せて吐き出す眞壁に、ちょっと残念な気分になりつつも、よほど味が嫌いなのだなと思う。
「……演技でも、美味しそうに呑んで欲しいけど、まあ無理か。でも、ザーメンだらけの顔も可愛いな」
 わしゃっとごわごわの髪を撫でると、眞壁は蕩けたままの目をオレに向けて、ねだるような表情を浮かべた。
「……ッん、ふ……っうう……お、しり……あつい……」
「いいぜ。もっと遊んでやるよ。このままじゃ、体痛いだろうし、ベッドまで歩けるか」
 両脚をひざ掛けから外して、腕をとると腰が抜けてしまっているのかふらついている様子に、オレはその腰を抱き寄せる。
「ン……ッ、ふ、ッく……ちんこっも、おしりもむずむずする」
「ほら、ベッドに仰向けになれよ。いいぜ、ちんぽも自分で弄って遊んでてもさ」

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