26 / 27
※26
しおりを挟む
身体中を這い回る蔦は粘液に濡れてガイザックの膚を濡らし、脚首に絡みついてぐいと隠された箇所を晒す。意識を保つこともできないのか、朦朧としたまま 呼吸を浅く繰り返す。
死ねるなんて、簡単なもんじゃねえな……。
ずぷっずぷっと身体の中心を拓かれ埋め込まれるのは、蔓の胞の部分で奥まで穿かれる感覚に身をよじる。
「ッ…………く、っ、あ、っああ」
人外のモノまで受け入れる悍ましい感覚に身震いをしながら、蔓が吹き出す聖母像をぼやけた視界の中で見上げる。
これも呪いの魔道の一種だろうか。ぬぷぬぷという動きを繰り返す胞の動きに惑いながらも、あわせて村人たちが我を忘れて行う乱交にガイザックは眉を寄せながらも、与えられる快感に逃れられなくなる。
内部に玉のような実が吐き出され、ググッと内蔵が押し上げられる。
身体に種を孕ませ、死肉を糧に繁殖する食人花の話をガイザックは聞いたことはあったが、これがその花なのか。
……さい、あくだ、ろ。
身体をのまれて食われるのであれば、死ねる可能性があるが、腐らせて殺す方法であれば、呪いで傷が再生してしまうガイザックは死なない。
犯されながら永遠の時を生きなくてはならない。
グチャグチャと胎内を掻き回すこの植物が死に絶えるまでである。
「っ、ふあ、ッく、つ、きあって、られっ、……っかよ」
唸るような声をあげて、ガイザックは朦朧とする意識の中で蔓を切ろうと腕を動かしてもがく。
神父はガイザックのその姿を眺めて目尻を下げて、ちろりと舌先を出して唇を舐めた。
「稀に見る美しい生き餌に、聖母様も喜んでいらっしゃる。その身体に、母の子を宿して死ぬがよい」
ぼこりと膨らんだガイザックの下腹部を満足そうに撫でて、呼吸を乱して喘ぐその唇を吸いあげた。
そんな簡単に死ねたら苦労はねえんだ、よ、クソジジイ。
多分実年齢は、神父より彼のが上回っているだろうが悪態をつきつつ、塞がれる唇の感触に飢えた身体が反応してしまう。
「随分スキモノで罪深い身体のようだな」
神父喉奥でくつくつと笑い、蔓に絡んだ身体を堪能しようと手を伸ばした瞬間、べきべきと頭に激しい衝撃を感じて、身体をのめりこました。
どさっとルイツが天井を突き破って落ちてきたのだ。
「おい、何してんだよ。扉をさっさと斬ってくれるんじゃなかったのかよ」
憮然とした表情を浮かべたルイツは、ガイサックの惨状を眺めて、気遣う素振りもなく抱えた大剣で蔓を刻んでそれを手渡す。
「…………わりぃ、油断し、た」
荒く息をついたまま、裸の体を起こして身体の中で産み落とされたタマゴが割れる感覚に低く唸る。
「ひでえな……」
自分の腰に巻いていたマントをガイサックの頭の上に投げ渡すと、まだうねる蔓を指さしてから、聖母像に視線を投げる。
「薬香をこれ以上嗅ぐなよ。とりあえず、あの像をぶった斬ってくれ」
死ねるなんて、簡単なもんじゃねえな……。
ずぷっずぷっと身体の中心を拓かれ埋め込まれるのは、蔓の胞の部分で奥まで穿かれる感覚に身をよじる。
「ッ…………く、っ、あ、っああ」
人外のモノまで受け入れる悍ましい感覚に身震いをしながら、蔓が吹き出す聖母像をぼやけた視界の中で見上げる。
これも呪いの魔道の一種だろうか。ぬぷぬぷという動きを繰り返す胞の動きに惑いながらも、あわせて村人たちが我を忘れて行う乱交にガイザックは眉を寄せながらも、与えられる快感に逃れられなくなる。
内部に玉のような実が吐き出され、ググッと内蔵が押し上げられる。
身体に種を孕ませ、死肉を糧に繁殖する食人花の話をガイザックは聞いたことはあったが、これがその花なのか。
……さい、あくだ、ろ。
身体をのまれて食われるのであれば、死ねる可能性があるが、腐らせて殺す方法であれば、呪いで傷が再生してしまうガイザックは死なない。
犯されながら永遠の時を生きなくてはならない。
グチャグチャと胎内を掻き回すこの植物が死に絶えるまでである。
「っ、ふあ、ッく、つ、きあって、られっ、……っかよ」
唸るような声をあげて、ガイザックは朦朧とする意識の中で蔓を切ろうと腕を動かしてもがく。
神父はガイザックのその姿を眺めて目尻を下げて、ちろりと舌先を出して唇を舐めた。
「稀に見る美しい生き餌に、聖母様も喜んでいらっしゃる。その身体に、母の子を宿して死ぬがよい」
ぼこりと膨らんだガイザックの下腹部を満足そうに撫でて、呼吸を乱して喘ぐその唇を吸いあげた。
そんな簡単に死ねたら苦労はねえんだ、よ、クソジジイ。
多分実年齢は、神父より彼のが上回っているだろうが悪態をつきつつ、塞がれる唇の感触に飢えた身体が反応してしまう。
「随分スキモノで罪深い身体のようだな」
神父喉奥でくつくつと笑い、蔓に絡んだ身体を堪能しようと手を伸ばした瞬間、べきべきと頭に激しい衝撃を感じて、身体をのめりこました。
どさっとルイツが天井を突き破って落ちてきたのだ。
「おい、何してんだよ。扉をさっさと斬ってくれるんじゃなかったのかよ」
憮然とした表情を浮かべたルイツは、ガイサックの惨状を眺めて、気遣う素振りもなく抱えた大剣で蔓を刻んでそれを手渡す。
「…………わりぃ、油断し、た」
荒く息をついたまま、裸の体を起こして身体の中で産み落とされたタマゴが割れる感覚に低く唸る。
「ひでえな……」
自分の腰に巻いていたマントをガイサックの頭の上に投げ渡すと、まだうねる蔓を指さしてから、聖母像に視線を投げる。
「薬香をこれ以上嗅ぐなよ。とりあえず、あの像をぶった斬ってくれ」
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
【R18】奴隷に堕ちた騎士
蒼い月
BL
気持ちはR25くらい。妖精族の騎士の美青年が①野盗に捕らえられて調教され②闇オークションにかけられて輪姦され③落札したご主人様に毎日めちゃくちゃに犯され④奴隷品評会で他の奴隷たちの特殊プレイを尻目に乱交し⑤縁あって一緒に自由の身になった両性具有の奴隷少年とよしよし百合セックスをしながらそっと暮らす話。9割は愛のないスケベですが、1割は救済用ラブ。サブヒロインは主人公とくっ付くまで大分可哀想な感じなので、地雷の気配を感じた方は読み飛ばしてください。
※主人公は9割突っ込まれてアンアン言わされる側ですが、終盤1割は突っ込む側なので、攻守逆転が苦手な方はご注意ください。
誤字報告は近況ボードにお願いします。無理やり何となくハピエンですが、不幸な方が抜けたり萌えたりする方は3章くらいまでをおススメします。
※無事に完結しました!
壁穴奴隷No.19 麻袋の男
猫丸
BL
壁穴奴隷シリーズ・第二弾、壁穴奴隷No.19の男の話。
麻袋で顔を隠して働いていた壁穴奴隷19番、レオが誘拐されてしまった。彼の正体は、実は新王国の第二王子。変態的な性癖を持つ王子を連れ去った犯人の目的は?
シンプルにドS(攻)✕ドM(受※ちょっとビッチ気味)の組合せ。
前編・後編+後日談の全3話
SM系で鞭多めです。ハッピーエンド。
※壁穴奴隷シリーズのNo.18で使えなかった特殊性癖を含む内容です。地雷のある方はキーワードを確認してからお読みください。
※No.18の話と世界観(設定)は一緒で、一部にNo.18の登場人物がでてきますが、No.19からお読みいただいても問題ありません。
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
EDEN ―孕ませ―
豆たん
BL
目覚めた所は、地獄(エデン)だった―――。
平凡な大学生だった主人公が、拉致監禁され、不特定多数の男にひたすら孕ませられるお話です。
【ご注意】
※この物語の世界には、「男子」と呼ばれる妊娠可能な少数の男性が存在しますが、オメガバースのような発情期・フェロモンなどはありません。女性の妊娠・出産とは全く異なるサイクル・仕組みになっており、作者の都合のいいように作られた独自の世界観による、倫理観ゼロのフィクションです。その点ご了承の上お読み下さい。
※近親・出産シーンあり。女性蔑視のような発言が出る箇所があります。気になる方はお読みにならないことをお勧め致します。
※前半はほとんどがエロシーンです。
生贄として捧げられたら人外にぐちゃぐちゃにされた
キルキ
BL
生贄になった主人公が、正体不明の何かにめちゃくちゃにされ挙げ句、いっぱい愛してもらう話。こんなタイトルですがハピエンです。
人外✕人間
♡喘ぎな分、いつもより過激です。
以下注意
♡喘ぎ/淫語/直腸責め/快楽墜ち/輪姦/異種姦/複数プレイ/フェラ/二輪挿し/無理矢理要素あり
2024/01/31追記
本作品はキルキのオリジナル小説です。
新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~
焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。
美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。
スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。
これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語…
※DLsite様でCG集販売の予定あり
異世界召喚されたら神子の乳父になりました。もれなく国王の妃となる予定らしいです。
トモモト ヨシユキ
BL
異世界召喚されてしまい、突然、神子の乳父になることになった俺。
そんなの出るわけないじゃん!
なんですと?
俺が発情しなきゃ、乳は、出ないんですと?
エブリスタ、フジョッシー、ノベルアップにも掲載しています。
オトナの玩具
希京
BL
12歳のカオルは塾に行く途中、自転車がパンクしてしまい、立ち往生しているとき車から女に声をかけられる。
塾まで送ると言ってカオルを車に乗せた女は人身売買組織の人間だった。
売られてしまったカオルは薬漬けにされて快楽を与えられているうちに親や教師に怒られるという強迫観念がだんだん消えて自我が無くなっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる