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「甲斐、どこに何がほしいのか分からないわ?ねえ。このおちんぽを、どうしてほしいの」
工藤の願いなど串崎には目に見えて分かっているのに、それを自覚させるがごとくしつこいほど問いかける。
もう、刺激が欲しくて仕方がないという表情をして我慢が出来ないように生唾を呑み込む、工藤は堕ちているも同然である。
「あら、いらないのかしら」
意地悪に耳を噛みながら、誘うかのように息と言葉を吹き込んで囁きかけて、カリ首まで入れてはつっと引く動作を続ける。
なんて、目……して……んだよ。
工藤を虐めている筈だというに、串崎の目は酷く優しい。
恥辱に満ちた言葉を促すように、彼を落ち着かせるかのように注がれる。
その視線は熱をもっていて、まるで包み込むような情に満ち溢れているように工藤には思えた。
これが力任せの調教なら、こんな風に屈服なんかしなかったのに、愛情かと錯覚してしまうやり方に頭の中がおかしくなってしまう。
少しでもその情に縋りたいと思ってしまう。こんなやり方じゃなけれは、心の中の意思が崩れることなどないというのにだ。
「……おね、がい。おれ、おれの……おまんこに、おちんぽ.......おれ、の奥まで、ぶちこんで……」
ぐちゃくちゃに中を掻きまわされて、壊れるくらいの快感にまみれたいと、本能が訴えていた。
体中の血液がぐるぐると回って、おかしくなりそうで仕方がないと工藤は唇をパクパクと開いた。
串崎は工藤の頭ごとすべて胸の中に収めるように掻き抱くと、一気にディルドを奥まで呑み込ませる。
「ッひ――ッあああ、ああァァ、ひ、ああ、ァアアア、ああ、ああ」
声をあげる工藤の動きに合わせて、奥を突き上げては、ゆるゆると中を動かす。
そして大分熟れてくると、水音が激しく身体の中を掻き混ぜはじめる。
「……いいこね、甲斐。あんまりにも可愛いから、わたしの本物のおちんちんもぶちこみたくなっちゃうわね」
串崎は軽く眉を寄せて切なそうに囁きながら、内部を掻き混ぜるように器具を動かし、工藤を悦楽の底へと叩き落した。
工藤の願いなど串崎には目に見えて分かっているのに、それを自覚させるがごとくしつこいほど問いかける。
もう、刺激が欲しくて仕方がないという表情をして我慢が出来ないように生唾を呑み込む、工藤は堕ちているも同然である。
「あら、いらないのかしら」
意地悪に耳を噛みながら、誘うかのように息と言葉を吹き込んで囁きかけて、カリ首まで入れてはつっと引く動作を続ける。
なんて、目……して……んだよ。
工藤を虐めている筈だというに、串崎の目は酷く優しい。
恥辱に満ちた言葉を促すように、彼を落ち着かせるかのように注がれる。
その視線は熱をもっていて、まるで包み込むような情に満ち溢れているように工藤には思えた。
これが力任せの調教なら、こんな風に屈服なんかしなかったのに、愛情かと錯覚してしまうやり方に頭の中がおかしくなってしまう。
少しでもその情に縋りたいと思ってしまう。こんなやり方じゃなけれは、心の中の意思が崩れることなどないというのにだ。
「……おね、がい。おれ、おれの……おまんこに、おちんぽ.......おれ、の奥まで、ぶちこんで……」
ぐちゃくちゃに中を掻きまわされて、壊れるくらいの快感にまみれたいと、本能が訴えていた。
体中の血液がぐるぐると回って、おかしくなりそうで仕方がないと工藤は唇をパクパクと開いた。
串崎は工藤の頭ごとすべて胸の中に収めるように掻き抱くと、一気にディルドを奥まで呑み込ませる。
「ッひ――ッあああ、ああァァ、ひ、ああ、ァアアア、ああ、ああ」
声をあげる工藤の動きに合わせて、奥を突き上げては、ゆるゆると中を動かす。
そして大分熟れてくると、水音が激しく身体の中を掻き混ぜはじめる。
「……いいこね、甲斐。あんまりにも可愛いから、わたしの本物のおちんちんもぶちこみたくなっちゃうわね」
串崎は軽く眉を寄せて切なそうに囁きながら、内部を掻き混ぜるように器具を動かし、工藤を悦楽の底へと叩き落した。
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