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番外編:ポリネシアン…?
1 side D
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ゴールデンウィークは全部空けておいてと虎王から言われて、前に言っていた長い休みにって話を思い出してバイトも入れずに期待をしていた。
だから、朝から晩までセックス三昧なのかなとか考えて、早朝からしっかり身体も準備万端にしていたのだ。
「シロウ、ポリネシアンセックスって知ってる?」
起きてきた虎王は、開口一番そんな質問をしてきた。
「ポリネシアン?」
虎王は一体なにをいっているのか分からずに、首を傾げた。
「何日もかけてセックスするってことらしくてさ、オレやってみたいんだよな」
普通は5日かけるみたいなんだけど、多分我慢できなさそうなんだけど、と、やり方も俺に解説が書いてあるサイトをスマホの画面に表示して教えてくれる。
どうやら、4日かけて前戯をして5日目にやっと性行為ができるといった盛大な焦らしプレイのようにしか思えないセックス方法なのだが、どうやらヤッた友達から感動するとかなんとかいい含められたらしい。
焦らしは我慢できない性質だが、マンネリ防止にもいいのかもしれないし、虎王がヤリたいって思うならそれでもいいかと思って分かったと頷いた。
「じゃあ、シロウ、先に寝室行ってて。準備はしてたみたいだし」
先に期待しまくって準備してたことを知られていたのが少し恥ずかしかったが、顔に出すのも逆に腹が立つので平然と頷い寝室へ向かう。
合コンの時からヤッてなかったので、本当に久々なのだから、期待しない方がおかしいだろう。
一緒に暮らしたら、毎晩でもヤるものかなとか思っていたが、お互い新生活に疲れていてそれどころではない。
寝室に入るとふわりと甘い香りがするので、電気をつけると小さい香炉から煙がたちこめている。
朝起きた時にはこんなもの置いていなかったので、きっと俺が起きたあとで色々用意したのかなと思うと、胸が高鳴ってくる。
匂いの感じはイランイランかな。雰囲気を出すにはもってこいの香りだ。
ベッドの上に腰をかけて、服を脱ぐと俺は下半身をチラ見して嘆息した。
すっかり、俺の息子さんは臨戦状態である。
触れ合いだけというのは、ある意味甘すぎる拷問なのかもしれない。
さっさと当日中に白旗振ってしまっていそうな、意志薄弱すぎる自分がすでに未来視できてしまう。
虎王は優しいヤツだけど、無自覚のドSだとは思う。
でも、まあ、それも全然イヤじゃないと思ってしまうから、俺も大概なんだろうなと考えながら、虎王がやってくるのを待った。
だから、朝から晩までセックス三昧なのかなとか考えて、早朝からしっかり身体も準備万端にしていたのだ。
「シロウ、ポリネシアンセックスって知ってる?」
起きてきた虎王は、開口一番そんな質問をしてきた。
「ポリネシアン?」
虎王は一体なにをいっているのか分からずに、首を傾げた。
「何日もかけてセックスするってことらしくてさ、オレやってみたいんだよな」
普通は5日かけるみたいなんだけど、多分我慢できなさそうなんだけど、と、やり方も俺に解説が書いてあるサイトをスマホの画面に表示して教えてくれる。
どうやら、4日かけて前戯をして5日目にやっと性行為ができるといった盛大な焦らしプレイのようにしか思えないセックス方法なのだが、どうやらヤッた友達から感動するとかなんとかいい含められたらしい。
焦らしは我慢できない性質だが、マンネリ防止にもいいのかもしれないし、虎王がヤリたいって思うならそれでもいいかと思って分かったと頷いた。
「じゃあ、シロウ、先に寝室行ってて。準備はしてたみたいだし」
先に期待しまくって準備してたことを知られていたのが少し恥ずかしかったが、顔に出すのも逆に腹が立つので平然と頷い寝室へ向かう。
合コンの時からヤッてなかったので、本当に久々なのだから、期待しない方がおかしいだろう。
一緒に暮らしたら、毎晩でもヤるものかなとか思っていたが、お互い新生活に疲れていてそれどころではない。
寝室に入るとふわりと甘い香りがするので、電気をつけると小さい香炉から煙がたちこめている。
朝起きた時にはこんなもの置いていなかったので、きっと俺が起きたあとで色々用意したのかなと思うと、胸が高鳴ってくる。
匂いの感じはイランイランかな。雰囲気を出すにはもってこいの香りだ。
ベッドの上に腰をかけて、服を脱ぐと俺は下半身をチラ見して嘆息した。
すっかり、俺の息子さんは臨戦状態である。
触れ合いだけというのは、ある意味甘すぎる拷問なのかもしれない。
さっさと当日中に白旗振ってしまっていそうな、意志薄弱すぎる自分がすでに未来視できてしまう。
虎王は優しいヤツだけど、無自覚のドSだとは思う。
でも、まあ、それも全然イヤじゃないと思ってしまうから、俺も大概なんだろうなと考えながら、虎王がやってくるのを待った。
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