竜攘虎搏 Side Dragon

怜悧(サトシ)

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番外編:Ich gebe Ihnen alles für Ihren Geburtstag

※4【完】

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「ーーッあ、ああっ、たけお、も、ゆび、じゃなくてっ……ッあ、おちんちん、ほしい、ああ、ああッ、や、やらッ」
ぬぷぬぷと挿し込まれた指の動きは、俺が何度も出したにもかかわらず抜かれずに弱い箇所を叩き続ける。
欲しくて堪らないと身体の訴えに負けて何度も懇願するのに、挿れてくれる様子はない。
太腿に当たる虎王のペニスは反り返って、すっかり興奮しているのに、焦らし続ける。
虎王が焦らすのが好きなのは前からだ。
「まだメスになってねえよな。士龍……」
精液でどろどろの俺のペニスの先端に親指を当ててクリクリと擦る。
「も、ああッ……も、で、でねえ……ッて……ッいや……ッあああッ」
呆気なくビシャビシャと透明な液体が飛び散り、身体が弛緩して腹の奥が疼いて仕方がなくなってくる。
「たけ、お……っああ、おくっ、おくにほしい……ちんぽ……ッ……おねが、ッおくで、熱いおちんぽのしるっ、びゅーびゅーだして」
「いちいちヤラシイなぁ」
喉で笑うと虎王は指を引き抜き、俺の脚を担ぎあげて長いペニスを穴の縁に押し付けて、
「アンタはオレのメスだよ……ちんぽでよがりまくれ」
ググッと中に入り肉道を擦られる感覚に、身体が痙攣して涎が溢れだす。
「ああっひ、あッ、ちん、ぽれ……めすいき……ッしちゃ……ああ、イク……ッあああ」
ビクビクと震える体を抱き寄せられて、更に奥まで開かれ腰をくねらせながら最奥まで誘おうとする。
「挿れただけでおまんこの中が震えて悦んでるな。おまんこキモチいいかよ、士龍」
「ンッう、うん……ああ、ああっ、おまんこきもち、いい……めすいきしちゃ、ああ、あッ、なかっ、ああ、ちんぽ、ジュポジュポして……っ」
虎王の言葉に頭がぼんやりしてきて、理性がパーンと弾け飛ぶ。
ずりずりと中を擦られる感覚にたまらず声をあげてねだる。
「エロい言葉……たまんねえな……」
長い肉が奥をこじあけて中を抉り、俺の亀頭を擦ので身体が焼き切れそうな熱でいっぱいになってしまう。
「ひっ、あああっ、ひあっ、くっあああっ……っくああっ、ひくっ、いく……っ」
どくんと身体の奥に熱を注がれ、痙攣を繰り返すので精一杯になり、俺は意識を飛ばした。


意識がゆっくりと浮上した時には、虎王は俺の身体を拭き終えて、俺を眺めながら腕枕をしてくれていた。
重いだろうなと頭を少し動かすと、気づいたのかと呟いて背中を抱き寄せる。
「正気に戻った?」
「……ッ……ぐッ……う」
声がガラガラで上手く話せずに、言葉に詰まりながら頷く。
「焦らした方がエロいからついつい焦らしちゃうんだけどさ……辛い?」
優しい声だが言っていることは酷い。
俺は頷いてから、虎王の髪の毛を指で梳いて撫でる。
「……おれ、たんじょうび……だよな」
「まあ、でも結婚後の初夜だし」
散々エッチはしていて今更初夜だとか笑える話だ。
快感には弱い自信があるが、毎回これだと身がもたない。
「じゃあ、次はたけおの誕生日までお預けだな」
「ちょっ、待ってくれ。オレの誕生日12月だぞ!?」
「焦らしの仕返し焦らしプレイ」
「そ、それは、悪かったし。わかった、焦らしは10分までにする」
焦った様子の虎王の頬に、俺はチュッと口付ける。
「ウソだよ。そんなの俺が我慢できないしなあ」
「……意地悪だな」
「どっちが意地悪だよ」
俺は満たされた気分で、最愛の男をぎゅうと抱き寄せた。

一生分の誓いを貰ったこの日を、生涯忘れないと。
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