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番外編:歓びの歌を※Xmas
※5
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腕を引かれたまま連れてこられた部屋は、あまり広くはないが、オシャレな内装だ。
調べて準備してくれたのかなと思うと、なんだか嬉しくなる。俺の誕生日の時もだが、たけおはいつも準備がいいような気がする。
俺は手を伸ばして誕生日につけてもらったピアスに触れる。俺がたけおのモノだという証。
俺はこいつに何をプレゼントすればいいかな。
「いつもクリスマスは何してたんだ?」
「大体ショーちゃんちでミッチーとかとケーキ食べたりしてたぞ」
将兵も彼女とかとは長続きしないタイプである。道郎は、たまに彼女とデートという時があったかな。
「そっか……いつも一緒にいる村澤さんや栗原さんとかには、なんか妬けてたりしちまうな」
「何言ってんだ。今はオマエといるじゃねえか」
ダブルベッドの部屋にどんな顔をして部屋をとったのか気になりつつも、俺は中に入ってぐいっとたけおの腕を引いた。
「だからさ、嫉妬深いんだよ」
「俺はオマエのモノなのに?」
ベッドの淵に腰を降ろして、掴んだ手を俺の耳に当てさせて、ピアスに触れさせる。
「だーから、煽るなって。わざとか?」
「わざとだよ。早く欲しいって言ってるだろ」
目の前に立っているたけおの股間に頬をスリスリと擦り付けて見上げる。
しっかり硬くなって膨らんでいるのが分かり嬉しくなる。
真っ赤になっている顔はなんとも可愛らしい。
ここのところ勉強漬けで、こんなに時間をとったのは久しぶりで、俺は我慢なんかできない。
「ったく、しょうがねえ奴」
それでもコートを脱がしながら、優しい仕草で触れてくるたけおの指に俺は鼻を鳴らす。
「今日は焦らすなよ。ちゃんと覚えて感じたい」
「いやらしすぎる兄ちゃんにも困ったもんだな」
シャツに手をかけて脱がされると、大きな手のひらで撫でられて俺はベッドの上にずりあがる。
「俺をやらしくしたのは、たけおだよ」
唇に触れた指に、口を開いて口内に招き入れてちゅぷちゅぷと舐め上げる。
「かなわねえな。じゃあ誕生日プレゼントにいろいろさせてもらうからな」
覚悟しとけよ、と囁かれてズボンのベルトを外された。
「イブが誕生日とか、何かロマンチックだな」
眼下に見えるたけおの頭を撫でながら俺は呟く。あんまりクリスマスだから特別とか思ったことがないけど、たけおの誕生日ならば特別の日だ。
「そうでもねえよ。冬休みに入ってることが多いし、クリスマスで大体忘れられるし。クリスマスプレゼントと一緒にされるし」
文句たらたらで俺の体の上に唇を落として吸い上げ、赤い髪をふぁさふぁさと揺らす。
「俺にはクリスマスよか、大事な日になるよ」
別に名前しか知らない神の子よりも、大切な人の誕生日を祝いたい。
「ホント…………アンタはオレを煽るのがうまいよ」
抱きしめられて、ベッドの真ん中まで移動するように体をずらされ、服を脱いできたたけおの素肌を感じ取る。
一週間前に抱かれたのに、久々の気分でその体温に体を擦り付けた。
「ちょっと、待ってって」
たけおはローションを取り出して手のひらに零すとゆっくりとアナルへ中指を押し込んでくる。
「んっ、ハァ、今日は焦らすなよ」
「っても、いきなりぶち込むわけにはいかねえだろ」
くちゅくちゅと音をたてて中をほぐす動きに、膝をたてて脚の指でシーツを掴む。
別に丁寧にされなくてもいいのにと思いながら、たけおの首に腕を巻き付ける。
「ッ、く、でも、はやくほしい……っ」
耳元で吐息混じりに囁くと、たけおの体がびくんと強張るのを感じる。
「知らねえからな」
指を引き抜かれるとぐいと乱暴に脚を開かれ、肩に担がれて、硬い切っ先をまだ溶けきっていない入り口へと押しあてられる。
「っん、はあ、たけお、たけお、好きだ……っ」
すぐに欲しくてたまらなくて腰を押し付けて、ねだるように脚を腰に巻き付ける。
「ああ、オレも好きだ。裂けないようにゆっくり入れるからな」
ずくりと肉の間を割り、加減しながら俺の中心をめりめりと硬い芯が押し込まれていく。
「あァ、あ、あ、あ、っく、い、いくっ、いくっ、はあっあああ」
それだけで体温が急上昇していき、たけおと俺の腹の間で俺の精液が飛び散る。
「っ、まだ半分しか入ってねえのに、イクのはええよ、早漏かよ」
くすくすと耳元で笑われ、ビクビクする体を揺すりながら、たけおは一気に長い肉茎を奥まで貫く。
「っひ、ああ、あああああっ、くぅ、うああ」
イッている中での強い刺激と、すべて埋められた充足感に俺はたけおにしがみついて嗚咽をあげる。
「いてえのか?だから、ちゃんと解さねえから」
心配そうに見下ろしながらゆっくり背中を撫でる優しい手のひらの動きに俺は首を横にふった。
「う、うう……っく、きも、ひよすぎて……しにそ…………」
調べて準備してくれたのかなと思うと、なんだか嬉しくなる。俺の誕生日の時もだが、たけおはいつも準備がいいような気がする。
俺は手を伸ばして誕生日につけてもらったピアスに触れる。俺がたけおのモノだという証。
俺はこいつに何をプレゼントすればいいかな。
「いつもクリスマスは何してたんだ?」
「大体ショーちゃんちでミッチーとかとケーキ食べたりしてたぞ」
将兵も彼女とかとは長続きしないタイプである。道郎は、たまに彼女とデートという時があったかな。
「そっか……いつも一緒にいる村澤さんや栗原さんとかには、なんか妬けてたりしちまうな」
「何言ってんだ。今はオマエといるじゃねえか」
ダブルベッドの部屋にどんな顔をして部屋をとったのか気になりつつも、俺は中に入ってぐいっとたけおの腕を引いた。
「だからさ、嫉妬深いんだよ」
「俺はオマエのモノなのに?」
ベッドの淵に腰を降ろして、掴んだ手を俺の耳に当てさせて、ピアスに触れさせる。
「だーから、煽るなって。わざとか?」
「わざとだよ。早く欲しいって言ってるだろ」
目の前に立っているたけおの股間に頬をスリスリと擦り付けて見上げる。
しっかり硬くなって膨らんでいるのが分かり嬉しくなる。
真っ赤になっている顔はなんとも可愛らしい。
ここのところ勉強漬けで、こんなに時間をとったのは久しぶりで、俺は我慢なんかできない。
「ったく、しょうがねえ奴」
それでもコートを脱がしながら、優しい仕草で触れてくるたけおの指に俺は鼻を鳴らす。
「今日は焦らすなよ。ちゃんと覚えて感じたい」
「いやらしすぎる兄ちゃんにも困ったもんだな」
シャツに手をかけて脱がされると、大きな手のひらで撫でられて俺はベッドの上にずりあがる。
「俺をやらしくしたのは、たけおだよ」
唇に触れた指に、口を開いて口内に招き入れてちゅぷちゅぷと舐め上げる。
「かなわねえな。じゃあ誕生日プレゼントにいろいろさせてもらうからな」
覚悟しとけよ、と囁かれてズボンのベルトを外された。
「イブが誕生日とか、何かロマンチックだな」
眼下に見えるたけおの頭を撫でながら俺は呟く。あんまりクリスマスだから特別とか思ったことがないけど、たけおの誕生日ならば特別の日だ。
「そうでもねえよ。冬休みに入ってることが多いし、クリスマスで大体忘れられるし。クリスマスプレゼントと一緒にされるし」
文句たらたらで俺の体の上に唇を落として吸い上げ、赤い髪をふぁさふぁさと揺らす。
「俺にはクリスマスよか、大事な日になるよ」
別に名前しか知らない神の子よりも、大切な人の誕生日を祝いたい。
「ホント…………アンタはオレを煽るのがうまいよ」
抱きしめられて、ベッドの真ん中まで移動するように体をずらされ、服を脱いできたたけおの素肌を感じ取る。
一週間前に抱かれたのに、久々の気分でその体温に体を擦り付けた。
「ちょっと、待ってって」
たけおはローションを取り出して手のひらに零すとゆっくりとアナルへ中指を押し込んでくる。
「んっ、ハァ、今日は焦らすなよ」
「っても、いきなりぶち込むわけにはいかねえだろ」
くちゅくちゅと音をたてて中をほぐす動きに、膝をたてて脚の指でシーツを掴む。
別に丁寧にされなくてもいいのにと思いながら、たけおの首に腕を巻き付ける。
「ッ、く、でも、はやくほしい……っ」
耳元で吐息混じりに囁くと、たけおの体がびくんと強張るのを感じる。
「知らねえからな」
指を引き抜かれるとぐいと乱暴に脚を開かれ、肩に担がれて、硬い切っ先をまだ溶けきっていない入り口へと押しあてられる。
「っん、はあ、たけお、たけお、好きだ……っ」
すぐに欲しくてたまらなくて腰を押し付けて、ねだるように脚を腰に巻き付ける。
「ああ、オレも好きだ。裂けないようにゆっくり入れるからな」
ずくりと肉の間を割り、加減しながら俺の中心をめりめりと硬い芯が押し込まれていく。
「あァ、あ、あ、あ、っく、い、いくっ、いくっ、はあっあああ」
それだけで体温が急上昇していき、たけおと俺の腹の間で俺の精液が飛び散る。
「っ、まだ半分しか入ってねえのに、イクのはええよ、早漏かよ」
くすくすと耳元で笑われ、ビクビクする体を揺すりながら、たけおは一気に長い肉茎を奥まで貫く。
「っひ、ああ、あああああっ、くぅ、うああ」
イッている中での強い刺激と、すべて埋められた充足感に俺はたけおにしがみついて嗚咽をあげる。
「いてえのか?だから、ちゃんと解さねえから」
心配そうに見下ろしながらゆっくり背中を撫でる優しい手のひらの動きに俺は首を横にふった。
「う、うう……っく、きも、ひよすぎて……しにそ…………」
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