竜攘虎搏 Side Dragon

怜悧(サトシ)

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番外編:旅行に行こう

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 東流と康史は遠泳すると言って二人で泳いでいってしまったので、士龍はボートに乗って虎王にロープを牽かせて泳がせていた。
「なんか気持ちいいなあ、ボート」
「アンタねえ、そんなのんびりしたこと言ってっと人のいねえとこまで牽いてって、ぶち犯すぞ」
虎王は中指を立ててみせ平泳ぎしながら、岩場の陰にある砂浜へと牽いていく。
「たけおったら、それ、すっごく情熱的だな」
剣呑な言葉も意に介さずに士龍は笑いながらキラキラと光る海水を手に掬って、ふと笑い近くの岩を掴む。
「そうだ、たけお、海の中でってのも、なかなかイイかも」
「おい、海水だぞ。切れたら塩水はかなりいてえぞ、バカ」
傷口に塩とかやべえだろと、冷静に虎王は言うと手を離せと告げて、安全そうな砂浜の方へと向かい浅瀬で立ち上がると、大股で歩いて浜にあがる。
「たけおは優しいよなあ。ドSじゃなくて、お兄ちゃんは安心する」
「アンタ、痛いの嫌いだろが。ほら、重いからさっさとボートから降りて」
言われて士龍は立ち上がると、ボートを片手に持って岩場に立てかける。
オフシーズンなのもあり、人は全くいない。
「ワカメばっかだな」
海藻が足にまとわりつくのを払いながら士龍は岩場の陰に腰を下ろして、虎王を手招きする。
「ワカメじゃねえよ、昆布だ」
「そんな変わらないだろ?ほんとにすげえ綺麗な海だな」
大きく息を吸って目を伏せる士龍の横に虎王は座ると、
「ほんとに大雑把だな。まあ、アンタが喜んでるならいいけどな。ホントにココですんの?」
聞かながら既に腕を伸ばして腰を抱き寄せている虎王は、準備万端のようである。
「軽くね。本番は夜にしようか」
「軽くっていいながら、ヤル気満々じゃねえかよ」
下肢の膨らみに指先を這わせて、ぷっと笑いを耳元吹き込み四つん這いになってと、優しい声音で囁いた。
「士龍、ローションねえから舐めて」
ぐぶと指を士龍の唇に押し込み、ぺろんと引き下ろされたビキニタイプの水着からはみ出た尻を掴むと、虎王は塩味のする後孔へと舌先を這わせる。
ぷちゃぷちゃと音をたて唾液を注ぎながら浅い場所を舐めあげる。
「ンっふ、ううう、ンンンっはあ、ぶ、はあ」
唾液まみれの指を吐き出して、軽く顎先をあげる。
「太陽の下とか、有り得ないからすげえくるだろ?もう、後ろがぱくぱくしてるしな」
虎王は揶揄して唾液に濡れた指をゆっくりと肉筒へと埋めていく。
「って、んッ、はあ、たけ、おっ、だれも……こね、え?」
不安そうな目を向ける士龍にくくっと笑い、指を深く埋めて前立腺を押し上げる。
「ッア、あアッああ、っいあああ」
身震いしてぼたぼたと腹についた竿の先から白い粘液が溢れるのを見やりこりこりと擦りあげる。
「なんだよ、指マンでザーメンダラダラ出してる姿を誰かに見て欲しいのかよ、淫乱」
指を3本に増やして背中からのしかかり、耳朶を口に含んで胸元を抱き寄せる。
抵抗なく3本の指が収まるのを確認して、左右にゆさゆさと揺さぶり脚を開かせる。
「ッア、あアッ、や、やだ、ゆび、じゃ、とどかな、たけお、っ」
いつも擦られている場所に欲しくて、士龍は疼きに任せて腰を押しつける。
「え、本番は夜じゃねえの?」
チュパチュパと耳朶をしゃぶりあげて意地悪く焦らすように指で中をこねまわし、もう片方の指で乳首を爪で擦り付ける。
「ッアく、あくッア、ああっ、あ、ゆび、も、やっ、だ、たけおの、ちんぽ、ほしい」
首を左右に振って求める様に満足したように虎王は舌なめずりをして、下着を下げて固く尖った肉を押し当てる。
「いいぜ、士龍の大好きなオレのおちんぽやるからな」
「ンッアア、あああ、あああ、ッアアーーッアんうんあ、く、く、あくうう」
ズプズプズプと埋め込まれていく熱に、荒く呼吸を乱しながら士龍は肉を受け入れビシャビシャと砂浜に白い粘液を飛び散らせる。
「きも、ひ、いい、ちんぽ、いいっあああ、いきすぎ、ちゃ、あああ、いく、いくっ、ひ、ッア、いいく」
イッているのに、許さずに腰を掴んでぐいぐと中をかき混ぜて嬌声をあげさせ、虎王は士龍を止めることなく突き上げつづけた。
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