竜攘虎搏 Side Dragon

愛裸武勇

※116

　脚を拡げてプレスするように奥まで押し付けてられ、奥まで追い詰められて、身体が強張って痙攣する。
「気持ちいいだろ、オレのちんこ」
「ひ、ァァァ――ッうう、あああ、ひも、ひい、たけ……っ、やっ、くふ、ぅ……っ、あああ」
　内臓近くにある曲がり角を、雁首で集中的にこつこつ叩かれると目の前は真っ白にちかちかと光って、びしゃびしゃっと精液が飛び散る。
「なあ結腸まで届くの、いいだろ？奥が最高だろ」
「ひ、ァァァ、へ、ほく……っ、おく……あああ、おく、いいっ、ひんちん……あ、ひう……っ」
「士龍。もう離さねぇから、オレのずっと傍にいろよ」
　他の男のモノを咥えて、俺の体はしっかり悦んでいた。その様子全部聞かれていたのに、虎王は許してくれた。
　確かに、元々虎王に脅されながらしてた時も、体はしっかり感じて悦んで気持ちが良かった。だからといって、ほかの奴のまで欲しがるとか、自分が最悪だと思ってしまったのだ。
　今までにないくらい、奥までグイッと押し込まれて腹の中を全部虎王にみっちりと埋められる。
「やべえくらい中が痙攣して絡みついてくるぜ。エロい身体だけど、オレがそうなるように開発したんだよ、オレがアンタをそうしたんだ」
　囁かれる言葉がまるで麻薬のように俺を浸す。
　グチャグチャと掻き回されてわけがわからないくらい、悲鳴をあげてちんこからはドクドクと精液が溢れて止まらない。
「ヒッ、ああっう、う、ふあい……っな、おっく……ああ｣
「ッ、いっぱい奥に出してやるよ、ッ」
　俺の身体をグッと押し付け強く抱きしめると、奥深い場所に全身を震わせながら注ぎこむ。
　熱が体にまわり、じんじんと全身が痺れて浮遊する。
「士龍をちんぽ大好きな体にしたのは、オレなんだからな」
　わしゃわしゃと俺の髪を撫でて、ずるりと体からペニスを引き抜くとぎゅっと抱き寄せられた。
「かはっ、はぁ、はぁ、っ、あ、ああ、……や、ら、たけお｣
　抜かれても脚が閉じれずに、開いた穴から精子を零しながら、切なくてモジモジしてしまう様子に、虎王はふと笑いを浮かべて俺を見返す。
「ケガしてるし熱出してるしってガマンしたけど、俺が何もしない方がよっぽど不安みたいなんだな。でもな、今度オレ以外のモン入れたら、アンタを殺すよ｣
　耳元で優しく囁く虎王に、俺はこくこくと頷くと、指で辿るようにアナルの周りを撫でられる。
「あ、は、はぁ、あ、ころして、ころしてッ、あ、っ、もっと……っ、おく……っ、おくっ｣
　優しさより、そういう熱情が欲しくてたまらない。
　そっちの方が、愛されてると感じる。
　もし今度裏切ったら、怒りに任せて殺して欲しい。
「ったく、派手にどマゾ発言してんなよ｣
　虎王の嘆息が聞こえて、ぐっと身体を抱き寄せられる。
「アンタがいなきゃ、オレだって生きてけねえ。心中しないとなんねえだろ。オレのために自分を大事にしてよ、士龍｣
　優しい声で囁かれて、心から幸福感に満たされて頷く。
　虎王は浴室からタオルと洗面器をもってきて、体液に塗れた体をゆっくりと拭ってくれる。終わった後のこの行為にもかなり慣れてきている。
　俺は思わず虎王の腕を引いて、体をぐいっと寄せる。
「どうした？」
「たけお……っ、あ、きもち、い……い」
「いいよ、気持ちよくなってな。アンタをこのまま快感漬けにしちまいたいな。エロイ顔で可愛いから」
　虎王にタオルをあてがわれて含ませた指を横に引いて、開かれたアナルからは精液を零してしまう。
「く、ああ、あ、もれちゃ、おく、じんじんする……っう」
「いいよ。オレにはしたなく、おしりからちんぽみるく漏らしてるところを見せてよ」
　腹の下をくっと軽く押されて、少しいきんでしまいビュッとアナルから溢れさせてしまう。
「あ、あっ、ああ、ちんぽみるくっ、でちゃう、よ」
「エロすぎ。中、綺麗にするからな。何度でもイけよ」
　虎王は携帯ビデの封を切ると、ノズルをゆっくりとアナルに挿入してビデの中身を全部注ぎこむ。
「あ、ああ、つめ、……ったい……っむっふ」
　唇を塞がれ指で拡げられて中を洗浄される快感に、ふっと気が遠くなってくる。
　流石に無理を重ねた身体は限界を訴え、ぷつんと意識を手放した。