竜攘虎搏 Side Dragon

怜悧(サトシ)

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密月陽炎

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 バイクで家まで送ってくれるのかと思ったら、そのまま虎王のマンションまで連れ込まれた。
 新手の送る送る詐欺だろうか?
「士龍のおふくろさんには、暫く世話は俺がするって伝えた。夜勤だろうし、流石に士龍の身体は支えきれないだろ」
 ふうん、なんだ、なんか用意周到だな。
 なんだかんだ、色々世話を焼かれるのは照れるが正直に言って嬉しい。
「それより、小倉さん、アンタのこと狙ってるよな……」
「んなこたねーよ。ハルちゃんは1年のときに病院送りにしてから、俺には手ェだしてこないぞ」
「そーいう意味の狙うじゃなくてよ……」
 部屋に入るとすぐに俺の制服を脱がしながら問われて、答えると、そうじゃないと首を振られる。
 最初にハルちゃんのことは、完膚なきまでにやってしまってから、絡んではくるけど本気で手を出してはこない。
「スゲェ眼で睨まれた。…………あの人さ……アンタをそういう目でみてる……」
 虎王は、しゃべりながはあれよあれよと言う間に俺を全裸にする。
 すでにバイクでくっついてた時から、臨戦態勢だったムスコをガン見される。
「ま、いいや。ほんとにアンタは鈍感。……こんなに体は敏感なのにな。風呂入るぞ」
 ため息をつかれて、浴室まで支えられて連れてこられる
 ぐいと腰をかかえられると、プラスチックの椅子に降ろされた。
 風呂のコックをひねって浴槽にお湯が注ぐと、包帯をくるくると外され、残る銃創に唇をあてられた。
 その表情が何だか神妙で、こちらが何故か緊張する。
「ちょっと待って、俺も脱いでくる」
 タタッと浴室のドアをしめられ影のラインを俺は眺める。
 扉が開いて、たけおが引き締まった裸体を晒して、すっかり股間も臨戦態勢にして入ってくる。
 俺のよりちょっと長くて、しっかり上向きになっている。
「あんまし、ものほしそうな顔してガン見しないで。オレも我慢きかなくなるだろ?」
 笑いながら、少し屈んでシャワーヘッドを手にとってコックをひねると、俺の髪をシャワーで濡らし、シャンプーで洗い始める。
「ライオンみたいな士龍の髪好きだな」
 ガチャガチャと地肌まで心地よく洗われて、囁かれるとなんだかぼっーとしてくる。
 髪を丁寧にすすがれ、ボディソープを絡ませたナイロンのタオルで身体を泡まみれにされる。
「ホントに気持ち良さそうな顔だな」
 視線が合うとなんだか気恥ずかしいが、背中をこすられ鼻から吐息が漏れる。
「キモチ、イ、イぜ」
「じゃあ、中もキレイにしてやるから、脚開いて」
 虎王は椅子を反転させて壁に俺の背中を押しつけ、両脚を大きく開かせる。
「身体洗うだけでこんなに、とろっとろな顔してたら、これからもっとエッチなことするのにどうすんだよ」
「ちょッ、エッチなこと込みかよ」
「え、期待してただろ」 
 虎王は、笑いながら俺のアナルに指を差し込み、手にしていた小さな玉の先をアナルの中に押し込みグプッと中に液体を押し込む。
「ま、ッて、なに」
 入ってくる液体が何か分からず焦るが、虎王は構わず玉を引き抜いて、アナルに小さなプラグを差し込まれる。
「苦しくなったら言うんだぜ、浣腸いれたからさ」
 まてまてまて、それは、ちょっとまて。
「や、やだ、やだ、ちょ、やめろって」
 俺は思わず立ち上がりかけて、身体を押さえつけられ痛みに奥歯を噛み締める。
「オレを信じてよ。絶対キモチよくなるからさ」
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