竜攘虎搏 Side Dragon

怜悧(サトシ)

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満願成就

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 男子高校生らしいバイクやバンドのポスターが貼ってあり、雑誌が部屋の隅に積んである。
 部屋の色合いはモノトーンで、どこかカッコイイ印象だ。
「部屋に来てすぐとか、デートらしいことできてねえけど」
 腰に腕を回して俺の体を引き寄せ、欲情した視線を向けられると、心臓がそれだけでバクバクしてくる。
「俺が誘ったんだし、……早くシたくてたまんねえよ」
 指先を伸ばして虎王のテントをなぞると、虎王は喉を鳴らしてグッと力を込めて俺の身体にのし掛かってくる。
「これでも我慢してるんだから、あんま、煽ンなよ……」
 俺のパイプベッドと違って、虎王のベッドはスプリングが心地いい。
 カチカチとベルトを引き抜く虎王を助けて腰を浮かし、欲情しきってガチガチの俺のムスコさんは、下着に糸を引くくらいヨダレを垂らしている。
「ホントにやらしい身体だよな、……脚開いて。士龍」
 ちゅっちゅっと首筋を吸いながら、シャツをはだき、俺だけが素っ裸にさせられる。
 俺は膝をたてて、脚を横に開くと全てを虎王の目の前に曝け出す。
「前から思ってたけど、でけえよな、士龍のちんこ」
 指先でつままれて、先端を親指と人差し指でこすられると自然に腰が浮いてしまう。
「ッハァ、ハァッ、…………まって、ちょ、俺ばっか」
 欲情している癖に、俺の身体ばかりを弄る虎王の股間に手を伸ばそうとすると、軽く手を押さえられて遮られる。
「ダメ、士龍をスゲー快感でトロトロにしてから俺のをつっこむんだから、それまで我慢な」
 中指で裏筋から焦らすように、ゆっくりと辿りながら掌の中で握られている。
 尿道を親指の腹でぐりぐり刺激されると、それだけで出してしまいそうになり奥歯を噛む。
「ン、ハァハァァァ、ちんこ、破裂しそッ、ふ……ッハァ」
 今日はペニスを塞がれていない分、自分で我慢するのが大変である。
 どうにか堪えようと背中に縋るように腕を回すが、虎王はチュパチュパと乳首を吸いあげ、カリ首の裏を搔くようにいじり限界まで刺激される。
「ァァァ、ック…………ッ、イクッ、……ック」
 とうとう堪え切れずに、ビュクッビュクッと腹の上に精子をブチまけてしまう。最初からこれでは、先が思い遣られるが、イッているのに虎王は止めることなく乳首を歯と舌で刺激し続ける。
「ッァァァ、や、……ッあ、ッィィ、ィィッ」
 ぶしゃっと体液が溢れるのがわかり、それでも掌で先端をぐちぐちと捏ね回わされて熱が溢れるのに身体が反応しきれない。
「も、ッ、……ッやら……あ、う……ッく…………ッ……ッッうう、や……ッッ……」
 ペニスと乳首だけの刺激で、奥が疼いて仕方なくなってくるのを見越しているのか、まったく触れずに焦らされてたまらず腰を掲げて脚を開く。
「ほしいのか?可愛いな、士龍」
「たけお、……ッ……も、う…………っ、おひんひん、やッら、も、やっ、ァァァ、おしり……ッ、ほしい」
 恥などもう感じてはいない。ただ、熱をもった身体の中に熱い身体を沈めて欲しくて仕方がなかった。
「すっかり、士龍は…………メスだな。ちんこよりケツまんのがイイのか?真っ赤に染まって、ぱっくり開いてんぞ」
 愉しそうに笑いながら耳打ちされて、状況を実況される。
「ヒッ、ァァァ、アアッ、く、ッあ、…………ひっんッ」
 尿道を擦り続け、唾液と舌先で柔らかい内部をかき混ぜ腰を抱き寄せられる。
 じれったいほどゆるゆると肉壁を押し上げるように指が内部を這い回る。
「やべえ、士龍のメス穴ン中、すげえ熱ィよ、ん、おい、なにがほしいんだよ、士龍?」
 ズボンを下ろして見せつけるように、びきびきになった肉竿を見せつけて、太股に押しあてられ、俺の頭の中はそれが入った時の快感が欲しくて仕方がなくなる。
「っはぁ、はぁ、…………たけおの、でかちんこで、おれの、………メスあな………グチャグチャに突き刺して」
「士龍は、オレのメスだ。だから…………イヤラシイ、エロいまんこにいっぱい種付けしてやんよ」
 腰を押し付けていやらしい言葉でねだると、ずっぷりと肉穴のなかへはちきれそうなペニスが埋没していく。
「あひっはぁ、…………ッヒァァァ、アッ、ああ、ッお、おまんこ、……きも、ひひっんッ、…………ァァァッ」
 ぐぽぐぽと内部で激しく抜き挿しを繰り返され、強い腕に抱き寄せられ、奥に熱い体液を注がれるときつくかたい胸元に頭を押し付けられる。
 内部からまるで被爆したかのように、熱で全部ドロドロにとろけちまって、理性もなにもかもぶっ壊れちまっている。
「ッはッ、……士龍のメスイキ顔、ヤらしくてたまんねえ」
 ずるっずるっ中を擦り付けながら肉を引きぬかれても、脚を閉じることすらできず、呼吸の度にダラダラと泡を含んだ精が穴から溢れ出してしまう。
「っ、んっ、ぁ、あ、あ、もれ、るッ、や、めっ、……ろ」
 まだ疼いてたまらないアナを指で拡げられ、排泄のように精液を漏らしてしまい、羞恥に全身が熱くなる。
「まだ、中まだヒクヒクして熱くて、もっと欲しそうだぞ」
 身体を反転しシックスティナインの体勢にさせると、尻を抱えられて指をぐぷりと押し込み、カギに曲げて左右に揺さぶる。
 それだけですっかり開発された俺の体は、指を奥まで飲み込み中に欲しいと蠕動する。
「………ヒッァ、あ、あ、たけお、ッンッァァ」
「ほら、何がほしいの?さっきみたく可愛くおねだりして」
 舌先でペニスの先端を咥え、指を更に奥にさしこんで、前立腺を緩くなぞり軽く押し込む。
「ッヒァ、ぁひッ、ンッ……あ、……あ、ぁひ」
 脳みそが強すぎる快感についていかない。  
 俺の様子に虎王は、顔をあげて反転すると覗きこんで、
「さすがにトんじまったか。もう啼くしかできなくなっちまったみてえだな。めっちゃトロ顔じゃん。可愛い…………好きだよ、士龍」
 ずぷずぷ再び押し込む肉の圧迫に息をつめながら、愛を囁かれ俺は快感に声をあげて悦ぶ。
全身をめぐる血が滾る。
 咽び泣きながら、腰を押し付け淫らな肉体を虎王に絡めて俺はイキ狂った。

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