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意志薄弱
※43
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「…………家の鍵、開けてやるから貸せよ」
俺のコートのポケットから鍵を取り出すと、玄関を開いて背中を押すように中に引き入れる。
漸く家の中に入った安心感からか、玄関先でがくんと膝から崩れてしまい、必死に富田君の腰のあたりに腕を伸ばして縋りつく。
「大丈夫か?腰、くだけちまってるみてえだけど、もう何回イッった?」
くすくすっと哂う声が耳元でするが、俺は必死で靴を脱いで玄関へと這い上がる。
どうにか部屋まであがって、そこまで理性がもちそうにないけど、ここでする訳にはいかない。
ふらつく身体を富田君が腰を抱いてくれて、なんとか階段を壁伝いに上っていく。
ようやく辿りついた自分の部屋に、俺は着ていたコートを脱いで床に放ると、ベッドへと背中からばたんと倒れこむ。
「……も、っ……っつ……と、とみた、くん……っ、うう」
我慢できないともぞもぞと上着を脱ごうと手をかけると、手伝うかのように手をとられて全部脱がされ、ベッドの上に全裸になる。
「うわ……エロいな、眞壁……」
汗で肌は濡れているし、塞き止められたペニスは変色して少し青くなっている。
腐ってとれたらマジで、オンナになっちまうな。
そんなことを頭の隅っこで考えていたが、ベッドにのしかかられて、緩い動きで指先で肌を撫でられる。
「あふ………も…っ…や、…………ッダ、メ……っ…………ッん、と、とみた……くん」
触れられただけだというのに、ビクビクッと身体がはねて意識が飛んでしまいそうな快感が脳内を痺れさせる。
「イク時は、虎王って呼べよ、士龍……なあ」
名前を呼べと囁き、エネマのハンドルを握るとぐぷぐぷっと抜き挿しすると、唇をきゅと吸い上げられる。
「ひッ、ァア――ァアアア……あああ、ん、たけ……お、たけお…………ッ……あ、きもちっ……ひい……ッ」
脳みそが滾るような熱ですっかり溶けてオーバーヒートしている。
びくんびくんと腰を浮かせて、ベッドを軋ませながら一人で絶頂しているのは、気持ちよくて何故かこころが置いていかれるような虚しさも覚えていた。
ずるっとエネマグラを引き抜かれて、富田君は指を二本ゆっくりと内部へと押し込む。
固くて冷たい棒よりも、その指の体温があたたかくて心地よくて、もっと欲しくて仕方がなくなる。
「熱くて中もぐっちょぐっちょだな。……もう、すっかりガバガバのはしたないおまんこになっちまってるんだな」
蔑む言葉でさえ煽られて、指の動きが欲しくて身体の中からの痙攣が止まらない。
「ああ…もお、いれて…っ、あ、あっ、もっお、たけお……もお………っ、おちんぽッ、ほし、い」
我慢などできなくて上体を起こして富田君の腰に腕を回すと、震える指でジッパーを降ろす。
既に興奮しているように勃起したペニスを取り出して自ら唇へ導いてかぷりと咥え込む。
ぐぶっぐぷっと腰を叩き付けるように俺の喉を貫きながらも、富田君は指の動きを止めることなく前立腺をとんとんと叩いて刺激し続ける。
頭がぼんやりしたまま、ちゅっちゅっと肉の先を吸い上げ続けていると、ペニスを括ったシリコンを外された。
途端にたまっていたどろどろと白い液体が、勢いもなく内股に零れてしまう。
「メスみたいに漏らしてるぜ。可愛いな」
笑いながら富田君がザーメンに濡れたさきっぽを摘んでくちゅくちゅと擦る。
「ッンぐ、ぐ、うううッンンンン――ッ」
激しい刺激に頭が真っ白になり、びしゃびしゃっと透明な液体が飛び散って身体にかかった。
俺のコートのポケットから鍵を取り出すと、玄関を開いて背中を押すように中に引き入れる。
漸く家の中に入った安心感からか、玄関先でがくんと膝から崩れてしまい、必死に富田君の腰のあたりに腕を伸ばして縋りつく。
「大丈夫か?腰、くだけちまってるみてえだけど、もう何回イッった?」
くすくすっと哂う声が耳元でするが、俺は必死で靴を脱いで玄関へと這い上がる。
どうにか部屋まであがって、そこまで理性がもちそうにないけど、ここでする訳にはいかない。
ふらつく身体を富田君が腰を抱いてくれて、なんとか階段を壁伝いに上っていく。
ようやく辿りついた自分の部屋に、俺は着ていたコートを脱いで床に放ると、ベッドへと背中からばたんと倒れこむ。
「……も、っ……っつ……と、とみた、くん……っ、うう」
我慢できないともぞもぞと上着を脱ごうと手をかけると、手伝うかのように手をとられて全部脱がされ、ベッドの上に全裸になる。
「うわ……エロいな、眞壁……」
汗で肌は濡れているし、塞き止められたペニスは変色して少し青くなっている。
腐ってとれたらマジで、オンナになっちまうな。
そんなことを頭の隅っこで考えていたが、ベッドにのしかかられて、緩い動きで指先で肌を撫でられる。
「あふ………も…っ…や、…………ッダ、メ……っ…………ッん、と、とみた……くん」
触れられただけだというのに、ビクビクッと身体がはねて意識が飛んでしまいそうな快感が脳内を痺れさせる。
「イク時は、虎王って呼べよ、士龍……なあ」
名前を呼べと囁き、エネマのハンドルを握るとぐぷぐぷっと抜き挿しすると、唇をきゅと吸い上げられる。
「ひッ、ァア――ァアアア……あああ、ん、たけ……お、たけお…………ッ……あ、きもちっ……ひい……ッ」
脳みそが滾るような熱ですっかり溶けてオーバーヒートしている。
びくんびくんと腰を浮かせて、ベッドを軋ませながら一人で絶頂しているのは、気持ちよくて何故かこころが置いていかれるような虚しさも覚えていた。
ずるっとエネマグラを引き抜かれて、富田君は指を二本ゆっくりと内部へと押し込む。
固くて冷たい棒よりも、その指の体温があたたかくて心地よくて、もっと欲しくて仕方がなくなる。
「熱くて中もぐっちょぐっちょだな。……もう、すっかりガバガバのはしたないおまんこになっちまってるんだな」
蔑む言葉でさえ煽られて、指の動きが欲しくて身体の中からの痙攣が止まらない。
「ああ…もお、いれて…っ、あ、あっ、もっお、たけお……もお………っ、おちんぽッ、ほし、い」
我慢などできなくて上体を起こして富田君の腰に腕を回すと、震える指でジッパーを降ろす。
既に興奮しているように勃起したペニスを取り出して自ら唇へ導いてかぷりと咥え込む。
ぐぶっぐぷっと腰を叩き付けるように俺の喉を貫きながらも、富田君は指の動きを止めることなく前立腺をとんとんと叩いて刺激し続ける。
頭がぼんやりしたまま、ちゅっちゅっと肉の先を吸い上げ続けていると、ペニスを括ったシリコンを外された。
途端にたまっていたどろどろと白い液体が、勢いもなく内股に零れてしまう。
「メスみたいに漏らしてるぜ。可愛いな」
笑いながら富田君がザーメンに濡れたさきっぽを摘んでくちゅくちゅと擦る。
「ッンぐ、ぐ、うううッンンンン――ッ」
激しい刺激に頭が真っ白になり、びしゃびしゃっと透明な液体が飛び散って身体にかかった。
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