俺たちの××

怜悧(サトシ)

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番外編

やくそく →side T

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ベッドに康史の身体をそっと降ろすと、薄暗い部屋の中で康史が俺を見上げて、ベッドヘッドに手を伸ばして何かを手にする。
「トール、ねえ。縛っていいかな」
了承なんて求めていないのに、必ず了承を得たがるのは何でかわからない。
最近は縛ってするのが特に気に入っているらしい。
縛られると頭がくらくらしちまうし、クスリ盛られたみたいに身体がおかしくなる。
それが、康史には堪らないらしいが、正直俺はあまり好きじゃない。
「構わねえけど、痕が残らないようにしろよ」
康史のしたいことは叶えてやりたいから特には断ることはしないので、スェットを脱いで、下着を降ろす。
長袖で仕事をしているとはいえ、何で見えるかわからない。
全裸になってベッドの上にあがると、康史は背後に回って腰を抱き寄せてくる。
「トール、そこでヤンキー座りして」
今日はどう縛りたいのか分からないが、言われるがままにベッドの上でヤンキー座りをする。
確かにこの座り方は、股間が無防備でスースしてくる。
膝裏に縄を回して肘と一緒にくるくると縄を巻き付けると、背中に回してもう片方の腕と膝にも同じように巻き付ける。
そこから太腿に這わせて、足の付け根に巻き付けると、縄を結んでコブをたくさん作り、尻のあわいに挟ませるように這わせて背中に巻き付けた縄に絡ませ、またコブを何個も作って俺の胸元に巻き付けてから、縄を股下まで降ろして尻臀を開かせるように下に通してから腰に巻き付ける。
コブの部分が血管を締め付けて、身体が火照って仕方がないし熱をもっていくようだ。
触られてすらいないのに、呼吸も段々あがってきている。
「トールは酔いやすいよね、血が登りやすいからかな」
「俺が、か?みんな、そうじゃ、ないのか」
他の奴を知らないのは康史も同じだろう。
「どうかな、わからないけど、こないだお店でした時も酔いやすいって串崎さんが言ってたからね」
今日は蓋をされていないから、ちんこからだらだらとカウパーが流れ始めている。
「何もしてないのにお尻まで汁が零れてきてるね」
「身体があちぃンだよ」
ぐいと膝をつかまれて横に開かされるとバランスを崩して尻もちをつく。
「お尻どうなってるのか、よく見えないな、電気付けるよ」
パチリと電気がつけられて眩しさに目を細める。
「あ、少し縄のコブが中に入ってるね、美味しいかな?」
「っ、て、まっ.....っ、イッ、く、く」
指で中に押し込まれるようにがさついた縄のコブを埋められて、痛みに爪を膝裏に食い込ませる。
「悪い、痛かった?ローション垂らすよ」
ローションの瓶から液体を垂らされて濡れたコブが浅い場所をくぷくぷと擦る。
「んッ、つか、.......はや、く、つながりてえ、よ」
「久しぶりだし、ね、好きなことをさせてよ、いいよね」
康史は俺の首に首輪を嵌めて、にっこりと極上の笑みを浮かべた。
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