俺たちの××

怜悧(サトシ)

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番外編

※新生活祝い →side T

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身体の内部でスイッチの入ったバイブがウィーンウィーンと無機質な羽音に似た機械音をたてて中の肉をこねながら動く。
「あ、あれ、もうちょっとこっちかな」
「ッひ…………は、や、やす…………ァ、いく……う…………ッ」
康史が位置を調整すると、バイブは緩やかに俺の弱い箇所にあたりたまらなくなる。全身がふくらむ様な感覚に腰をよじって、とめどない快感に足のつま先をつっぱらせて緊張させる。

「トール、イッていいよ」

許可された途端、びゅるびゅるっと放物線を描き、白い液体がぱらぱらと胸元まで飛び散る。
康史はにっこりと笑って俺を覗きこむと、亀頭をつまんで尿道をくちくちと擦りあげる。
痺れた脳みそは、もう一切なにも考えられなくなり、快感を追うので精一杯だ。

「ッひ、ああ……ああッ……う、…………や、ああ、も、ッでちゃ……ッ……ッひ」
パシャパシャと透明な液体が、身体の奥から噴き出してとまらなくなる。
「あーあ、潮ふいちゃって、ホントに可愛いよ。ごほうびに、これもあげるね」
細い尿道用のバイブをずぷぷとうめられて、俺は背中を反らして悲鳴をあげるしかない。
放てない熱と、前から後ろから前立腺に刺激をあたえられて、舌がはみでてよだれがとまらなくなる。
「……なあ、ヒガシ。こんなビショビショだし剃っても平気じゃない?」
康史は、東山にそう告げてカミソリを手渡している。
何故か身体が震えて仕方がない。
「トール、腰が動くの仕方ないけど、カミソリでちんこ切れちゃうかもだから、身体動かしちゃだめだよ」
康史の無茶ぶりに、奥歯を噛んで必死に身体の動きを止めるがバイブが動き続けていて、頭が真っ白になり痺れる。
「……ッ、あ、あ、……やっ……ッ……く……ッう……ッ」
東山は、おもしろがる表情をうかべ丁寧に生え掛けの毛をジョリジョリと剃り始める。
恐怖と羞恥と快感にないまぜの気持ちで占拠される。
身体が震えて仕方がなくて、ダラダラとたまらず涙が溢れる。
東山は丹念に剃って、ティッシュで毛を拭き取ると、
「泣くなよ……ほら、東流、綺麗になったぞ」
ありえないくらいに、爽やかに笑って頭を撫でる。

「……ッ……ッう、ひが、し、……ッありが……と」

それを言うのが精一杯で、突き上げる快感に俺は再び腰を揺らしはじめる。

康史はふと笑い、尿道バイブを引っこ抜くと、俺は堰が破れてじょろじょろと失禁し始めてしまった。

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