俺たちの××

怜悧(サトシ)

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番外編

お出かけ →side Y

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串崎さんに教えてもらいながら縄を鎖に通して、滑車を巻いて身体を宙に浮かせる。
重力で縄が締められるのか、こころなしか東流の身体が紅潮して、パタパタと涎が垂れ落ちる。
「しっかり固定できたから台座を外しても平気ね。この滑車上下に動くから、顔の位置とかも調節できるわ」
スイッチを指さして、首をガクンと下げて荒い呼吸を繰り返す東流を興味深い様子で眺める。
「前にきた時もだけど、この子、あなたには信じられないくらい従順よね。調教にしては、まったく畏怖感とか被虐欲とかみえないし」
「そういうんじゃないんですよ。トールが俺のしたいようにさせてくれるのは…………そんなふうな調教なんかできるわけないんです」
東流の意思は強すぎて、何者でも意のままになんてできない。
縄の食いこむ肌をゆったりと指先で撫でて、唇だけでいやだを繰り返す東流の頬を撫でる。
手にしたローションをゆっくり開いた孔へと挿しこんで、浣腸器のピストンをを押して中に流しこむ。
「ッ……や、やす…………あつい、やだ、やだ、あつい………… 」
肌が熱をもっているのに、身体を動かすことができなくて辛いのだろう。
額にも肌にも粒のような汗が浮き出している。
「………意志が強すぎるわね。………だから、発狂させたいの?」
串崎さんは俺の顔を覗きこみながら、ずらした台座の上にディルドなどの器具を並べていく。

「強すぎる彼が好きです。でも、たまには弱い顔をする彼をみたいだけ。発狂とかはいらないかな。俺が目覚めたのも、彼がケンカで怪我をして…………手当てしてる時、顔を歪めるのがとてもセクシーでいやらしく見えて…………」
俺はぼこぼこした玉の連なる棒を手にすると、ローションが滴る入口に押し当てゆっくりと中に押し込む。
「………………あ、あ、あ、い、やだ…………あ、あッ、ッあ、や、だ…………ッ」
東流が嫌がるなんて、あまりないが、快感が強すぎるのか縄目にもがくようにギシギシと身を撓ませる。
「………………ッアアッ、あ、あアッ、や、でる……ッでち……まう……ッ……ッ」
パタパタと胸元まで涎が垂れ落ちて、堰をきったように、びゅくっびゅくっと白い液体が弾けとぶ。
「熱が脳までいってるようね。このこ酔いやすいタイプだわ。いいかしら、発狂しないように、セーブしながらするのよ」
串崎さんは恍惚の表情を浮かべて射精を繰り返す東流を眺めて、
「愛情を与えて慣らしながらなら大丈夫だと思うけど、声が悲鳴になったら降ろしてあげなさい。ゆっくりなら、耐えられそうだけどね」
串崎さんの言葉に頷いて、俺は少しスイッチを押して身体を抱きしめられる高さに降ろす。
縄で括られた身体を抱きしめて、首筋を舐める。
それだけで膚がビクビクと痙攣するのがわかる。

「トール、可愛い。ありがとう…………すごく、可愛いよ」

ディルドをぬぷぬぷとローションをからめながら抜き挿しすると、濡れた唇から舌がはみだしてくる。
ちゅぷちゅぷっと舌を吸い上げるように唾液を呑み込むと、びちゃびちゃっと水っぽい精子を床にふりまく。
たまらなくなって俺はズボンを引き下ろすと、ディルドを抜いて柔らかく開いた隙間にずぶりと自分の肉竿を押し込んだ。
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