俺たちの××

怜悧(サトシ)

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番外編

※お出かけ →side T

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康史の言葉に促されて足首を手で軽く掴む。無防備に股間が丸出しになっちまうが、これが羞恥プレイなのだろうか。

「そのままの体勢で縛っていくからね。気分悪くなったらちゃんと言ってね」

康史はこないだと同じような柔らかい優しく響く声でささやく。
あの時は途中でわけわからなくなるくらいに動悸が激しくなったんだったか。手にした縄を胸板に回して腕ごと縛り付けていく。
瘤を作りながら頭を撫でて身体を傾けさせながら、横の縄に縄を絡めて下へ下ろして今度は腰にぐるりと巻き付ける。
「トールの身体、綺麗に鍛えてあるから好きだな」
囁かれると身体の中から熱が溢れる。
「簡単に負けるわけにはいかねーからな」
腰骨から尻の隙間に縄が通され、肉を割るようにしてぐるりと前に回され腰の縄に絡め太股に回されていく。
身動きがとれなくなっていくのがわかり、血の流れが緩慢になる圧迫に呼吸がつたなくなる。
「大丈夫?苦しくないように深呼吸してみて」
肌が圧迫されるのは、こないだと違って直接すぎて力が抜けていきそうだ。
なのに、俺の股間のやつはいつもより充血して汁をたらしはじめる。
足首と手首をしばられて、右にまわされるとそちらも器用に結ばれていく。
逃げ場のない圧迫に、俺は顎を軽く上へとあげる。
痺れてくる。
脳みそが熱くてどうにかなる。
「ん、ッふ…………く……う、う……ハッ、あ、っ」
呼吸が荒くなり唇が開いてきてしまう。視界がぐらぐらしてくらくらと頭の中がまわりはじめる。
「ふうん…………酔ってきてるのね。いやらしい表情ね」
串崎がなにか言ってやがるが、縛られた全身が熱をもって疼いて仕方がない。
「ですよね。ほら、アナルもロータくわえてるだけじゃ足りないって主張してるんですよ」
腰を抱えられて、はくはくと開閉する穴を串崎へと見せつける体勢に、俺は身じろぎをして首を横にふる。
ぱっくりと開いたそこに俺はもう埋めてほしくてたまらなかった。
全身を縛り付け終えると、抱きかかえながら康史は俺を覗きこむ。

「すっかり酔って、キマッちまってるみたい」 


息苦しい。
俺の身体じゃねえみたいに、全身が重くて仕方がない。

「ッ……は、………………んん、ヤス…………からだ、あちい」

ガラガラと後ろで鎖を通す音がする。
血流がおかしくて熱がさめない。
なのに、俺は興奮していて、ペニスはバキバキに硬くなって粘液が溢れてとまらない。

「期待してる?ちんぽから愛液ダラダラですごいよ」

期待してるのか。

なにを?

「口開いて涎もベタベタなの、気がついてる?」
チュッチュとくちびるの端を舐められて、腰を抱えあげれる。
「縛られただけで、こんななの?思った以上に相当淫乱なのね」
串崎の声がするが、どうでも良くなっている。
串崎が鎖の使い方を康史に説明しながら俺を括っている縄にジョイントさせていく。
康史は俺の首に首輪をつけて、鎖にジョイントさせしっかりと固定させる。
身体は空に浮いていて、自分では指1本動かせない。
肌を擦る縄のくいこみばかりの感覚に、全身が痺れてたまらない。
抱きしめて欲しい不安感にかられる。

「これで、落ちないかな?危なくない?」
「しっかり固定したから大丈夫よ」

くいこみが重力に引っ張られて、肌を圧迫する。
俺は身をよじる。
からだが、あつい、あちい……あちいよ。

「も……っ、や、……あ、あち、いよ……ッ…………う……う」
熱をもった中心が弾ける。なんだかわからない、いままでにない高揚感にからだがうねる。
熱が飛び散り、開放されるような感覚に脳内がハレーションをおこして、わけがわからなくなる。
触れられることすらなく、ただ、縛られて吊るされただかにかで俺の身体は完全にコントロールがきかずに、絶頂まで追い詰められた。
康史が驚いた表情で俺を見返すので、俺は首を横に振って救いを求めるようにすがる。
「や、や……やす、やだ……っ、だき…………だいて……くれ」
わけのわからない力でイかされるのがいやで、救いを求めて声をあげた。
全身が康史を求めていた。
パタパタと台座の上に放ったザーメンがたれおちる。
情けなくて、涙が出る。
「……トール、泣くなよ。気持ちよくしてやりたいだけなんだからさ、辛いのか?」
頭を抱え寄せて髪の毛を指ですく。
「や、やす…………おねが……い、も、やだ……やだっ」
康史に抱えられて拒絶の言葉をだして、落ちつきを取り戻す寸前に、康史はアナルの隙間にローションを浣腸器で注ぎこみはじめた。
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