俺たちの××

怜悧(サトシ)

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番外編

※おくりもの →side Y

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「……ッふ、っう、や……ッく……っう…………っあ、ああ、あ」

奥までディルドーを押し込むと、びくびくと東流は身体を痙攣させる。
射精することは出来ないからか、唇を震わせガクガクと内股を震わせながら、ドライで達しているようだ。
流石に串崎さんのオーダーメイド品なだけあって、的確に装着者の弱い箇所を攻めているのだろう。
サンプル品の時より、東流の消耗が激しいようだ。
革のベルトの金具をディルドーの尻に通して、先端を蟻の門渡りあたりにある金具と連結し、腰にベルトをまわして、尻のス隙間にベルトをくいこませて、肉たぶを割開いて、ディルドをくわえこんでいる穴を丸出しにする。
きっちりベルトの金具を止めて、拘束すると、背中から震える身体を抱きしめ、腰を支えるようにぐいと抱き起こす。

「……っ、ふ、あ、ああ、っ、はず……して……や、だ……ッ、これ、やだ」

普段泣き言をあまり言わない東流には珍しく、嫌がるようにオレの背中に腕をまわしてすがりつく。
吊り上がった目は、いつになく見開かれて、熱をもったように潤んでいて、オレの身体に抱かれて震えている。

なんて、可愛らしいんだろう。 

「……ッ、や、や、す…………っ、やす……ッ、や、おねが……いっ、やだ」
「……今つけたばかりだろ?我慢して。イイコにしたら、外してご褒美あげるからね」
背中を撫であげて、うなじのあたりに唇を当ててチュッチュッと鬱血するくらい強く肌を吸い上げる。
体中全部にオレの物だという証を刻みたい。

「どうして、イヤなの?」

声を落として聞き取りやすいように、少しゆっくりと語りかける。
どんな風になっているか、自覚させなくちゃいけない。
コレを手にしたときに、串崎さんから色々と教わった。

「ッ……あ、あ、あ、なかのおく、の、ぜんりつせんれかんじすぎちまって…………ちんこぎちぎち、いたくて……あたま、おかひい…………」
既に呂律がまわらなくなってきて、くちびるを開くたびにたらたらと唾液が溢れてくる。

「……いやらしいから、ちんこ腫らすんだろ?いいこに、がまん、してよ。トール」

耳元で囁き東流の腕をとり、革製の手枷を嵌める。
暴れられたらひとたまりもない。
東流の背中に腕をまわして、手枷をかけると身震いを繰り返しながら諦めたように力を抜く。

「…………おねが……っ、やす……い、いこ……するから……っ」

オレだけに見せてくれる、この必死にこわれまいとあがく顔が、とても愛しい。
だから、つぶやく。

「あいしてるよ、トール。もうすこし、いいこにガマンだよ」


完全に頭の中にあ、り理性のねじがぶっ飛んだらしく、抱きしめた東流は甘い吐息を漏らしてオレの胸の中で身体を震わせ喘ぎ続けている。

誰より強く守ってくれる存在を、いま、庇護下に置いていることに、ひどく興奮している。

ひねくれまくったオレの性癖を受け止めてくれている、愛しい存在。

「トール、かわいい…………よ。少しだけ、楽にしてあげる」

顎下から鎖骨にかけて、少し強く肌を吸って鬱血して紫色になるまで痕を遺す。

こんなにオレに好かれなければ、何を苦しむ必要もなく生きていけるのに。

それでも、誰よりオレを選んでくれる。

ペニスに挿した蓋つきの尿道プラグを引き抜いて、玉袋を押さえたベルトの金具を外して拘束を緩める。

「…………っ、ん、や…………ンは…………」

甘い声をあげて、精液を先端からドロドロと溢れさせる。
ペニスの先端につけたピアスを指先で捏ねると、少しだけ溢れる速度はあがるが、中にはめた拡張プラグのせいで、飛ばすことはできず、もどかしそうに必死に腰を浮かせる様子に興奮して、俺は腰を浮かせて充分に育った分身を、トールの唇に押し付ける。

「舐めて」

優しい口調で命じると、唇をずらしてチュッと吸い、目を伏せいつくしむように唇にふくんで、首を動かし飲み込む。
シーツをドロドロと溢れる精液によごして、喉の奥までくらう様子が扇情的で、頭の裏を押さえて腰を振って穿つ。
苦しげに眉を寄せながらも、恍惚の表情を浮かべて舌を絡める
東流を支配している気分で、ごわごわする髪を掴んで喉の奥を貫く。

激しく身震いをして餌付くように腹を震わせ、逆流に耐えようとしている様に、劣情が溢れて止まらない。

ねえ。

どこまで?
どこまでなら、オマエはオレを、赦すの?
限界がわからなくなる。
すべて壊してしまったら、後に戻れなくなったら?

こわくて、仕方がないのはオレ自身だ。

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