俺たちの××

怜悧(サトシ)

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三学期編

※ハッピーバースデー →side T

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身体の中に康史がいるって感覚。圧迫と熱と、快感にゆさぶられながら、俺は康史の頭の裏に掌を回して抱き寄せる。
一緒にいるってことの、実感。
息があがって呼吸することすらままならないのに、充足するのは、コイツだからだ。

「……ッん、は、ッく……あ、ああ、……いい……ッ、おくっ……っ、……やす、……ッ」
相変わらず焦らすように、浅くゆっくりとした動きをする康史に、俺は焦れて腰を揺らす。

もっと、深いとこまで…………ぶちぬいてほしい。

昔から、俺はガマンするとか待つとか、そーいう類のことは、苦手だ。苦手というより、できない。
康史にしても、多分求められたい的ななんかで、こーいうまだるっこしいことをしてると思うんだけど。

俺は、腰をあげて康史の猛った肉塊を引き抜いて、腕を回し身体を反転させるようにして、その身体をいきおいよく床に押し倒す。

「トール、急に体勢かえないでって」

腕で体重を支えながら倒したので、痛くはなかっただろうが、少しびっくりしたような顔をしている。
「…………く、そ。まだるっこしい……んだよ、誕生日なんだし、たまにゃ、好きにさせ、ろ。もっと……おくほしいんだよ……ガマンできね」
康史のわき腹の横に腕を置いて体重をずらして腰を浮かす。
クリスマスの時よりは余裕はあるが、本能的にかなり限界でつかんだ康史のペニスをゆっくり腰を落としてアナル食い込ませていく。

「…………ッは、ハッ、くっそ、いつも、あんまり、じらすんじゃ……ねーよ」

「そうだね。今度は、全身縛ってから焦らすことにする」 

笑いながら康史は俺の腰にぐいっと腕を回して、下からずんずんと激しく突き上げる。
「ッは、ック、ば、ヤダってんだろ…………」
「…………しかたないだろ、トールが泣きそうになって……オレを欲しがる顔が可愛いんだもん」
腰を固定されてイイ場所ばかりを押し上げる動きに、全身が痺れて唇が開く。
体中の汗腺からドバドバと汗も何もかも噴き出してきそうな感覚に俺は仰け反る。
「…………ッく、ふ、あ、ハッハッ、ヤス、ヤス、俺は、いつも、ほしがっ、てっから」
身体を緊張させて、内部に力をこめると、康史の熱と脈動を体内に感じ取れる。

一つになってんだなと思い、押し上げの動きに腰を横に回して中の肉全部で引き込もうとする。

ヤバイくらいの熱と、頭を侵食する快感に俺は溶けちまう。
全部溶けて、なんもなくなりたいという本能のままに俺はヤスを貪りつくした。
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