俺たちの××

怜悧(サトシ)

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三学期編

※パレードの終わりに →side T

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…………ヤバイ……ッ

ベンチから立ち上がる瞬間に、俺の背筋から電撃のような感覚が突き抜け、花火を見上げた瞬間に全身がビクビクと痙攣する。

ッイッ……てる……ッ 

口を掌で押さえてガクガクする膝を意思の力で押さえつけて、全身に回る快感の波を抑える。
目の前を電飾のキラメキがチャラチャラと通り過ぎていく。

ケツの中に入っている飴が動く度にごりごりあたるし、溶けだしているのか、穴からべとべとの液体が太股を伝って垂れ落ちてきている。

目が霞むし、前は張り詰め過ぎて痛くておかしくなっている。

「トール、トール?聞いてる?」
「…………あ、ああ。…………お、れ……っ」
もうダメだと切なすぎて伝えようとして、康史の笑顔にぶつかる。
ああ、多分まだ、許してはくれなそうだ。
「ちゃんと聞いてね。……アッチの花火と、このダンスのコラボが、今の限定なんだよ」
正直どうでもいいが、必死に頷く。
「…………もう、すごいエッチな顔してる。キスされただけで、ホントにだらしないな」
絶対、そんだけじゃないだろうと思うが、俺にはそんな余裕はもうない。
「…………やす、もう、むり……がまん、できない。おねがい……やす」
情けなくも、俺は精神的に追い詰められて、康史に懇願する。
「そうだね、もうすぐ、パレード終わるしね」
俺の腰に腕を回してきて、唇を耳元に寄せる。
「でも、最後まで我慢できなかったんだから、お仕置きだよ。それでもいい?」
誘うような視線で、俺の股間を太股で撫でる。
それだけで、ビクビクと体を震わせて思わずアナを締め付けてしまい、飴が飛び出して足元にころんと落ちる。

「…………どっちにしろ、お仕置きだね」

嬉しそうな顔をして、俺の腕を引いてエントランスに向かう康史に、歩く度に熱くて仕方がなくなる身体をひきずりながりついていく。

「も、ぉ、いいから…………はやく……やすっ」

頭の中は、もう、はやく突っ込まれたいという、淫蕩な気分で満たされていて、それ以外のことはどうでも良くなっていた。



バイクは康史が運転してくれて、なんとかタンデムしながら海岸沿いの近くのホテルへと入る。
なんだか頭がふわふわしていて、腕を引かれながらも俺は完全に溺れきっていた。
キス、だけで……じゃないと思う。
部屋に入ると、康史は俺のコートを脱がしながら、すでに欲情しきった俺の首筋に唇を押し当てる。
パンツを下ろすと、アナルから溶けだした飴でべたべたしている内股とすっかり破裂しそうに上向いたリングと尿道に刺したプジーで色が変わっているペニスがあらわになる。

「やらしくて、はしたなくて可愛いよ、トール」
少しだけゴマのように生えてきた陰毛に触れながら、康史は俺の耳元でささやき、誘うようにシャツをめくって、
「……トールは、どうされたいのか、ちゃんとシャツを脱ぎながら言って」

「…………やす、あ、あ……っ、おれ…………やすに……ちんこつっこまれてェ……ッ」
溢れ出す欲望は快感の場所を知っていて、そこがジンジンと疼いて仕方がない。
シャツを脱ぎ捨てると、壁に腕をついて脚を開いて差し出す。

「トールはすっかりメスだよな。おちんちんで、イクより、そっちでイキたいんだもんな」
全裸の俺を背後から眺めて、アナルから溢れ出す飴の汁を指で絡めて、中に緩く指を突っ込んでくる。
「ッふ、あ、ッ……やす……はや、く……ッ」
欲しくて仕方なくてねだる俺に、康史は軽く首を振って中でくるくると飴をいじりまわす。

「最初は、お仕置きだよって言ったでしょ。わかるよね?」

康史の言葉にこくこくと頷きながらも、疼いて仕方がない奥を弄って欲しくて尻を押し付けて腰を揺する。

「分かってないな。まあ、淫乱なのも、可愛いけど……こっちはおあずけ。飴くらい落としたらダメだよ」
穴を拡げて手にしていた浣腸器でローションを流し込んでくる。圧迫にたまらず目を見開くと、アナルプラグを嵌められて塞がれる。
「あ……ッく、や、やす……いきた、いッ…………おね、……らあい」
呂律も怪しくなってきて、全身が痺れて唇がとじられない。
「トール、四つん這いになって…………お仕置きだからね」
ズルズルと壁にすがるように身体を落として、膝をついて四つん這いになると、康史は俺の首に首輪をかける。

「借り物だけどね。可愛い、似合うよ」

頭を撫でられるが、そんなことより、俺は康史に突っ込まれたくて仕方がないのに、焦らされて切なく腰を揺らすしかなかった。

「なあ、記憶戻ってから、初めてなんだぜ。トールとするの」

髪を撫でながら、ふーと息をついて康史は俺を熱っぽく見つめて苦悶を他所に語りかける。
「…………途中、だったしね。あの時の、オシオキがさ」
確かに。
康史が、記憶をなくしてしまったので途中と言えばそうだったなと思い出す。
お互い様っていやあそうかもだが、俺は2回目だしな。釣りがきちまう。
最後に記憶があんまりねえけど、康史に抱いてもらった気もするし。

「せっかく、かなり追い詰めて調教してたのに、頓挫しちゃったからね。続きみたくさせて……」
首を傾げて可愛くねだられると、俺はもう呂律もまわらないので、頭をたてに振って頷くしかない。
首輪につけたリードを牽かれて、広めの浴室の方へと連れていかれる。

「トール、これからすることは、すごく気持ちよくなれるから、ちゃんと覚えておいて」

タイルの貼ってある浴室に入ると、歩くのがやっで這う俺の後ろ足に、康史は脚をひっかけて転ばして仰向けにする。

いてえ……し、ちと、つらい。
前も後ろも塞がれて八方塞がりとはこのことか。
少しの刺激ですら、快感へと擦りかえられちまうのか、顎を上げて唇をはくはくとさせるのが精一杯だ。
「ンッく、はあ、…………う、いて、えて…………」
涎が溢れ出して止まらず、肌を震わせながらも康史を見上げると、康史は靴下を脱いだ足の裏でざらざらと俺の破裂しそうなペニスを踏み付ける。
「ッひ、アッ……ッや、く、…………ッあッい、て、こわっ……れるッ」
全身が痺れて仕方がないのに、強い刺激に浴室に悲鳴を響かせる。
殴られても声なんかあげたことねーのに、今はちょっと踏まれただけで、刺されたかのような声をあげちまう。

「覚えて。トールはちんこ踏まれると気持ちよくなっちゃうんだ。ほらね、もう顔もきもちよくてとろんとしてるよ」

康史は何度も言い聞かせるように、洗脳するかのように俺の体に染み込ませていく。
ドクドクと心臓が脈打ち身体が熱くて仕方なくなってたまらなくなってくる。

このまま。
壊して、ほしいという、願望が、もたげて、俺は求めるように腰を押しあげて、康史の足の裏に擦りつけ始めた。
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