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三学期編
※バレンタインデー →sideT
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ヤベェ……クラクラしてんぜ………ッ。
視界がふわついて狭くなってっし、歩くたびに中に入っていふもんかわ奥に当たって出せないツラさに、建物の壁に腕をつく。
いま、…………襲われたらやべぇな……。
5分の距離が、まるで永遠みたく遠く感じる。
「トール、歩けるか?………タクシーよぶ?」
足元がガクガクして、俺は必死で康史の肩をつかんで歩く。
「へき…………だ、な、なんとか、な」
股間は熱くてぎゅうぎゅうに革に締め付けられ、弱音を吐きたくなるが、ここで行き倒れるわけにはいかない。半ば意地だ。
荒い呼吸をついて歩くと、康史は俺の顔を覗き込み、
「トール、外してく?」
気を使うようなことを言ってるが、多分俺がふらふらしてるのに康史は興奮してんのが、顔つきでわかる。
「もうちっとだろ、ッは、く……ッ」
頭を軽くあげて大きく息を吐き出して歩こうとすると、康史は俺の腕を軽く引く。
「怒ってねーの?あんなことしたってのに」
ちょっと不安そうな康史の顔にぶつかる。
過去系で言うけど、現在進行形であんなことされてるような気もするが、まあ、こまけーことは別にいい。
「ッハァ、つか、こんなことでイチイチ怒らねーよ、うら、早くホテルいくぞ、…………がまん、できねーっての」
イチイチ怒ってたら、色々いままでのも怒ってないとすまねーし、今更な話だ。やっぱり記憶失くしてるからか、どこか俺の反応をうかがっている。
「ホントがまんできないって顔、たまんないんだけど」
俺の言葉にちょっと不安をぬぐって、康史は俺の腕を引いて少し早めに歩き始める。
「ちょ、ッハァ、ハエェッて、まて、ッて」
早くと言ったのは俺の方だが、いかんせん身体の方が追いつかない。
駆け込むようにホテルのロビーに連れ込まれ、俺は下半身がおかしくなりそうで、そのままホテルの壁に寄りかかり、ぜいぜいと胸を上下させる。
「チェックインしてくるから」
ぐるりと見回すと、どうやらラブホではなくシティホテルのようだ。
ヤスはカウンターで何やら話してから、ガードキーを持ってこっちに戻ってくる。
「ッ、ハァッ、も、や、べぇ、って、…………ッァ、ハァ、イキそ、……ッ」
腕を引く康史の手の平が、少し湿っぽくなっている。
エレベーターに引き込まれて、ぐっと腰を抱かれるとたまらず俺は康史にしがみついてカライキを繰り返してしまう。
外ではないという安心感だけで、ストッパーが外れてしまったようで、ビキビキのちんこを締められたまま、何度も達してしまう。
「トール、すごい、エロエロな顔」
興奮した表情で、ぐったりしている俺の腰を抱いて、部屋へ連れ込む。
「ッ、ァ、あ、ッて、……ッは、…………イッて、んだ、てッ」
「なんでこんなに許してくれんだよ。もっともっとってオレ調子に乗っちゃうぜ」
ベッドへと腕を引いて座らせられると、康史は少し困ったような顔をして俺を見つめる。
「ッ、な、オマエのシてェ、こと、くらい、ぜんぶかなえてやっから」
だから、俺は腕を伸ばす。
そんな不安な顔しなくていい。
ぜんぶ、俺に見せろ。ぜんぶ俺に、くれ。
視界がふわついて狭くなってっし、歩くたびに中に入っていふもんかわ奥に当たって出せないツラさに、建物の壁に腕をつく。
いま、…………襲われたらやべぇな……。
5分の距離が、まるで永遠みたく遠く感じる。
「トール、歩けるか?………タクシーよぶ?」
足元がガクガクして、俺は必死で康史の肩をつかんで歩く。
「へき…………だ、な、なんとか、な」
股間は熱くてぎゅうぎゅうに革に締め付けられ、弱音を吐きたくなるが、ここで行き倒れるわけにはいかない。半ば意地だ。
荒い呼吸をついて歩くと、康史は俺の顔を覗き込み、
「トール、外してく?」
気を使うようなことを言ってるが、多分俺がふらふらしてるのに康史は興奮してんのが、顔つきでわかる。
「もうちっとだろ、ッは、く……ッ」
頭を軽くあげて大きく息を吐き出して歩こうとすると、康史は俺の腕を軽く引く。
「怒ってねーの?あんなことしたってのに」
ちょっと不安そうな康史の顔にぶつかる。
過去系で言うけど、現在進行形であんなことされてるような気もするが、まあ、こまけーことは別にいい。
「ッハァ、つか、こんなことでイチイチ怒らねーよ、うら、早くホテルいくぞ、…………がまん、できねーっての」
イチイチ怒ってたら、色々いままでのも怒ってないとすまねーし、今更な話だ。やっぱり記憶失くしてるからか、どこか俺の反応をうかがっている。
「ホントがまんできないって顔、たまんないんだけど」
俺の言葉にちょっと不安をぬぐって、康史は俺の腕を引いて少し早めに歩き始める。
「ちょ、ッハァ、ハエェッて、まて、ッて」
早くと言ったのは俺の方だが、いかんせん身体の方が追いつかない。
駆け込むようにホテルのロビーに連れ込まれ、俺は下半身がおかしくなりそうで、そのままホテルの壁に寄りかかり、ぜいぜいと胸を上下させる。
「チェックインしてくるから」
ぐるりと見回すと、どうやらラブホではなくシティホテルのようだ。
ヤスはカウンターで何やら話してから、ガードキーを持ってこっちに戻ってくる。
「ッ、ハァッ、も、や、べぇ、って、…………ッァ、ハァ、イキそ、……ッ」
腕を引く康史の手の平が、少し湿っぽくなっている。
エレベーターに引き込まれて、ぐっと腰を抱かれるとたまらず俺は康史にしがみついてカライキを繰り返してしまう。
外ではないという安心感だけで、ストッパーが外れてしまったようで、ビキビキのちんこを締められたまま、何度も達してしまう。
「トール、すごい、エロエロな顔」
興奮した表情で、ぐったりしている俺の腰を抱いて、部屋へ連れ込む。
「ッ、ァ、あ、ッて、……ッは、…………イッて、んだ、てッ」
「なんでこんなに許してくれんだよ。もっともっとってオレ調子に乗っちゃうぜ」
ベッドへと腕を引いて座らせられると、康史は少し困ったような顔をして俺を見つめる。
「ッ、な、オマエのシてェ、こと、くらい、ぜんぶかなえてやっから」
だから、俺は腕を伸ばす。
そんな不安な顔しなくていい。
ぜんぶ、俺に見せろ。ぜんぶ俺に、くれ。
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