俺たちの××

怜悧(サトシ)

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三学期編

18分の1の倖せ →sideT

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求めると同時に更に脚を拓かれ、ぐっぷりと埋め込まれた康史の肉竿が奥まで届き、ぐちぐちと中を激しく揺すられ掻き回される。
腰を抱かれてぐいっと前立腺へと肉を擦るように押し付けられると、頭の中に弾けるようなハレーションがおこる。

「ッひ、……っひ、あああ、クッァアウ、ァアアッーッンッーーァ…………」
俺の顔をじっと見下ろし、たまらないように腰を揺さぶりながら、ずぷずぷと奥を貫く。
「ッふ、トール、ここにずっと、このちんこがほしかったんだろ?トール」
ギュッと腰を引き寄せられ、耳をしゃぶられながら熱を深く叩きこまれる。
俺の身体は悦び、プジーに邪魔されて出すこともできずに、ドライで何度もイキまくる。
体の中心から熱が溢れて、血液までドロドロに溶かされちまうような感覚。

ちんこは血と漏れた精液でドロドロで、全身は痺れ感覚がおかしくなってくる。

「ッひ、ぁあああ、ヤス、……ひッンッ、やす、あああひぃああ、ンンンンッ」

康史は俺に噛み付くような口づけを繰り返しながら、更に深めに中を抉ってくる。
神経が焼ききれそうになり、弓なりに背中がたわむ。

「ッ、ふぁ、あああッンッ、や、ぁあ、」

「ッ、トール。トール、お前はオレだけのものだからな、ッ!」

何度も繰り返し囁きながら、ごりごりと強く腰を揺さぶる。
康史が俺の中で放つのと、俺の意識がプッツリ途切れるのは同時だった。

「ッ、は、、、、ヤス………」





気がつくと、康史はじっと俺を見つめて髪を指に引っかけて撫でている。

「大丈夫か?抱けば抱くほど…………なんだか凶暴になって酷いことしちまう……」
不安そうな顔をする康史に、俺は思わず手を伸ばして自分の胸元に抱き寄せる。
ゆっくりと背中をあやすようにとんとんと叩く。

「……オマエが凶暴になったとしても、俺は頑丈だし、んな気にしねーでも、大丈夫だぜ」

俺の言葉に、胸元に頭をトンと載せかけて目を伏せる。
「でも、覚えがない写真に嫉妬したりとか、ほんとにオレ……中身ちっちゃいよな。でも、ちらつく記憶が過去なのか、オレの妄想なのかわからなくて、ホントにたまらなくなる」
さすがに記憶ないっていうのは、何がホントの記憶かわからなくて不安だよな。
もしも俺だとしても、不安にはなるだろうし。

「焦るなよ。俺らは18年も一緒にいるんだぜ。消えた記憶はさ、その中でたった1年だけだろ?」

俺の言葉に康史は目を軽く見開き、ふと端正な顔を緩めておかしそうに笑う。
「やっぱり、そーいうとこトールはおーざっぱだよな。ホントにまいる。俺らにとって、1番大事な1年じゃねーのか?」
「………1年は1年だ。オマエと過ごしたドコの1年も同じくらい大事だぜ」
この1年は確かに色々あったかもだけど、いつも一緒だった日々で大切じゃない時間はない。

たかだか18分の1だけの問題だしな。

「……………やっぱり、かなわねーよ。トールには」

胸の上で顔を真っ赤にして、頬を寄せる康史が可愛くて仕方ない。

この笑顔のためなら、きっとなんでもできちまうんだろうな。

俺は抱きしめた康史の唇へゆっくりと自分のそれをそっと啄むように重ねた。
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