俺たちの××

怜悧(サトシ)

文字の大きさ
上 下
166 / 353
三学期編

※畏怖 →side Y

しおりを挟む
昼休みに帰ってくると、ビニールシートを敷いた床のうえで、東流は、朦朧とした意識のまま、目を見開いて腰を揺らし続けていた。

バイブは電池切れか動いてはいないが、くわえこんだ入り口はひくひくと蠢いている。
「トール?……だいじょうぶ?」
少し汗に濡れた髪をあやす様に撫でて、
「あ……ッん、あああ……や、す、…あ、ああ…も、っと、おか、し、て……ッ」
動かなくなってしまったバイブに焦れたまま、腰をずっと揺らし続けていたのか、全身に汗がにじんでいる。
理性がもうまったくないのか、オレに腰を押し付けるように自由にならない身体を精一杯すり寄せてねだり、唇をふるふると小刻みに震わせている。

「オモチャでいっぱいだろ?よくばりだな、他の人よぶか?」
問いかけると首を横に振って、拘束した大きな腕を求めるように伸ばして、
「……や、や……ヤ、だ……、……おも……ちゃでい……っから……ヤ、ス……」
理性などほとんどないだろうに、怖がるように縋って身体をすり寄せて首を振り、ひどく東流がおびえていることに気がつく。

怖がっている?
何に?

『オマエに捨てられると思うと怖い』

そんなことあるわけないと、言ったつもりだった。

それなのに東流はずっとそれにおびえているのだ。
他の人を呼ぶなんて、絶対にするわけないのに、その嘘におびえている。

しょうがないな。

本当に可愛くて仕方ない。
こんなにオレを求めてくれてると思うだけで、たまらなくなる。
手を伸ばして、東流のアナルからずるっとバイブを引っこ抜いて緩くひらきっぱになってぐずぐずに熱くなったアナルへ指を差し込んだ。

「く、うう、、、う、、ンん…ああッあ、、あ、おひんひんの、も、と、おもちゃ……ほし……ッいっ」
切なく眉を寄せてねだる声が、いつになく切羽詰っている。
「もっといいものやるよ……。一番トールがほしいもんだ」

十分だろ。
もう、いいよ、許してやるよ。

オレは、すっかり大きくなったペニスを押し当てて両脚を引っつかむとぐっと中に押し込んだ。
熱をもった内側はとろけそうなくらい柔らかく包み込み、目を見開いた東流は背中を反らして空イキを繰り返し内部をきゅうきゅうと締め付ける。
「現金だな。悦んでくわえやがって……いやらしい……淫乱なまんこだな」
耳元で囁くと、ひくひくと喉を震わせて腰を押し付けるように乱れ始める。
「あ、ひ、ひいいいん、、、やす、やす、アア、アアアア…きもひ…っつひいいいい、あつい………アアアア」
ぐちゃぐちゃっと音をたてて中を攪拌して、びゅくっと種を撒くと内側の筋肉が収縮してしぼりとるような動きをする。
「くっ…ハァ………エロエロのやらしいくいしんぼうなまんこだぜ、んなに、欲しかったのかよ」
「――ァアアア、ひ、う、ひ、、ああああ、あ、ほしっ、く、あああっああ……っあひ、ふあああああ」
全身をわななかせて、白目を剥く東流の奥をガツガツと突き上げ追い上げる。

こんなこと許してくれてるだけでも、オレにとっちゃ身に余ることなのに。
そんな簡単に手放すなんて考えるなよ。

オマエの考えてるオレのキモチはそんなんじゃ、甘すぎるんだぞ。

いいかげん、わかれよ。

怖がる必要、ないんだ、鈍感。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

メカクレショタ灰世くんの人生終了排泄ショー

BL
大人しく地味なメカクレ少年、灰世くんが担任の教師に目をつけられ、身体をドスケベ開発される中で元々持っていた破滅願望をさらけ出され人生終了なショーを開催するお話。 かなり強めの大スカ描写が含まれますのでご注意ください! コミッションにて執筆させていただいた作品です。ありがとうございました! ・web拍手 http://bit.ly/38kXFb0 ・X垢 https://twitter.com/show1write

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

無理やりお仕置きされちゃうsubの話(短編集)

みたらし団子
BL
Dom/subユニバース ★が多くなるほどえろ重視の作品になっていきます。 ぼちぼち更新

部室強制監獄

裕光
BL
 夜8時に毎日更新します!  高校2年生サッカー部所属の祐介。  先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。  ある日の夜。  剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう  気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた  現れたのは蓮ともう1人。  1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。  そして大野は裕介に向かって言った。  大野「お前も肉便器に改造してやる」  大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…  

支配された捜査員達はステージの上で恥辱ショーの開始を告げる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

首輪 〜性奴隷 律の調教〜

M
BL
※エロ、グロ、スカトロ、ショタ、モロ語、暴力的なセックス、たまに嘔吐など、かなりフェティッシュな内容です。 R18です。 ほとんどの話に男性同士の過激な性表現・暴力表現が含まれますのでご注意下さい。 孤児だった律は飯塚という資産家に拾われた。 幼い子供にしか興味を示さない飯塚は、律が美しい青年に成長するにつれて愛情を失い、性奴隷として調教し客に奉仕させて金儲けの道具として使い続ける。 それでも飯塚への一途な想いを捨てられずにいた律だったが、とうとう新しい飼い主に売り渡す日を告げられてしまう。 新しい飼い主として律の前に現れたのは、桐山という男だった。

消防士の義兄との秘密

熊次郎
BL
翔は5歳年上の義兄の大輔と急接近する。憧れの気持ちが欲望に塗れていく。たくらみが膨れ上がる。

処理中です...