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二学期編
婚約記念日 →side T
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ジャンパー越しの風が服を通して火照るカラダを冷ましてくれて、ひどくキモチイイ。
腕を回す腰も凭れる背中にも、心底たまんねえキモチになって、強くぎゅうっと抱きつく。
頭ン中ほわほわっとしていて、自分でも相当酔っ払っているのもわかる。
あのいかついオヤジに向かって、康史が俺をくださいって言ってくれたって聞いて、本当に嬉しかった。
普通の人ならば、びびって何も言えなくなるようなオヤジに、億せずそんなことを言ってくれたのだ。
そんだけでも、心が跳ね上がるくらい本当に嬉しい。
普通じゃできねえから、俺は俺でオヤジにはきちんとけじめつけるつもりだったのだ。
…………一発KOだったけどな。ニートの癖にどこで鍛えてんのか、いつまでたっても敵いそうにない強敵だ。
「トール、ついたぞ。ほら、降りて。だいじょうぶか?オレは、トールを担げねえぞ」
バイクを駐車場に停めて、先に康史はバイクを降りて俺の腕を掴んで、心配そうな顔をする。
「ん?へへへ、らいじょうぶらあって」
ふらっとよろめきながらも、メットを外して康史に渡すと、バイクから降りて少し歩きマンションの壁に寄りかかる。
「ったく、もお、あんまり可愛いと襲っちゃうからな」
康史がバイクのキーを抜いて俺の前にやってくると、俺は凭れるようにヤスの腕を掴んでマンションのエレベーター前まで歩いていく。
「いーぞ」
康史の肩に顎を乗せて、ちゅっと頬に唇をくっつける。
「ったく。そーんな無邪気な顔で、誘いやがって」
康史は舌打ちすると、ぐっと俺の腕をぐいぐい強く引っ張りエレベーターに無言で乗る。
怒らせたかな。
「ヤス、おこった?」
「ちげえ。自制の限界だっての。わかれよ。ここまできてエレベーターの中でしたくねえだろ」
エレベーターから降りると、早足で歩き、せわしなく部屋の鍵をがちゃがちゃと開けると康史は俺をぐっと引っ張りこんで鍵を閉める。
「トール。可愛い、たまんない……」
ぎゅうっと強く抱きつかれて、俺は安心して力を抜く。
あたまの中もぐるぐるして、キモチいい。
「ベッド、いくぞ」
俺のジャンパーを脱がして、腕を引くヤスの声がかすれていて、セクシーに響く。
これから抱かれるのかと思うだけで、腰や前が熱くなってくる。
性的欲求なんて、康史と付き合う前は何もなかった。
波砂と付き合った時も、そんなにやりてえとかはなくて。
でも、今は違う。
こいつと交わりたいと心から、願う。
どさっとよろめく俺の体を押し倒して、康史は俺のベルトを引っこ抜いてジッパーを下ろす。
期待に膨らんで先端を濡らしている浅ましいペニスに表情を緩める。
「誕生日に開けるって言ったけど…………今日、開けていい?トールに.........ピアス」
「いーぞ」
前にそんなことも言っていたなと、思い出す。
何かの記念日にしたいから、誕生日にって言ってたっけ。
「今日は、オレとトールの婚約記念日だからな」
その響きに、俺は顔を緩めて自分から唇を寄せて、康史の綺麗な形の唇を奪った。
腕を回す腰も凭れる背中にも、心底たまんねえキモチになって、強くぎゅうっと抱きつく。
頭ン中ほわほわっとしていて、自分でも相当酔っ払っているのもわかる。
あのいかついオヤジに向かって、康史が俺をくださいって言ってくれたって聞いて、本当に嬉しかった。
普通の人ならば、びびって何も言えなくなるようなオヤジに、億せずそんなことを言ってくれたのだ。
そんだけでも、心が跳ね上がるくらい本当に嬉しい。
普通じゃできねえから、俺は俺でオヤジにはきちんとけじめつけるつもりだったのだ。
…………一発KOだったけどな。ニートの癖にどこで鍛えてんのか、いつまでたっても敵いそうにない強敵だ。
「トール、ついたぞ。ほら、降りて。だいじょうぶか?オレは、トールを担げねえぞ」
バイクを駐車場に停めて、先に康史はバイクを降りて俺の腕を掴んで、心配そうな顔をする。
「ん?へへへ、らいじょうぶらあって」
ふらっとよろめきながらも、メットを外して康史に渡すと、バイクから降りて少し歩きマンションの壁に寄りかかる。
「ったく、もお、あんまり可愛いと襲っちゃうからな」
康史がバイクのキーを抜いて俺の前にやってくると、俺は凭れるようにヤスの腕を掴んでマンションのエレベーター前まで歩いていく。
「いーぞ」
康史の肩に顎を乗せて、ちゅっと頬に唇をくっつける。
「ったく。そーんな無邪気な顔で、誘いやがって」
康史は舌打ちすると、ぐっと俺の腕をぐいぐい強く引っ張りエレベーターに無言で乗る。
怒らせたかな。
「ヤス、おこった?」
「ちげえ。自制の限界だっての。わかれよ。ここまできてエレベーターの中でしたくねえだろ」
エレベーターから降りると、早足で歩き、せわしなく部屋の鍵をがちゃがちゃと開けると康史は俺をぐっと引っ張りこんで鍵を閉める。
「トール。可愛い、たまんない……」
ぎゅうっと強く抱きつかれて、俺は安心して力を抜く。
あたまの中もぐるぐるして、キモチいい。
「ベッド、いくぞ」
俺のジャンパーを脱がして、腕を引くヤスの声がかすれていて、セクシーに響く。
これから抱かれるのかと思うだけで、腰や前が熱くなってくる。
性的欲求なんて、康史と付き合う前は何もなかった。
波砂と付き合った時も、そんなにやりてえとかはなくて。
でも、今は違う。
こいつと交わりたいと心から、願う。
どさっとよろめく俺の体を押し倒して、康史は俺のベルトを引っこ抜いてジッパーを下ろす。
期待に膨らんで先端を濡らしている浅ましいペニスに表情を緩める。
「誕生日に開けるって言ったけど…………今日、開けていい?トールに.........ピアス」
「いーぞ」
前にそんなことも言っていたなと、思い出す。
何かの記念日にしたいから、誕生日にって言ってたっけ。
「今日は、オレとトールの婚約記念日だからな」
その響きに、俺は顔を緩めて自分から唇を寄せて、康史の綺麗な形の唇を奪った。
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