俺たちの××

怜悧(サトシ)

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二学期編

※愛に溺れる →side T

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不安だったのか?

誠士からそう言われても、全くピンとこない。
今まで、何かに不安だなんて思ったことなんか、ガキのころからまったくもってない。

だけど、康史に抱き返されていつもとは違う手順で愛撫されると、身体が自然に弛んでしまい、力が入らなくなる。
縋るように腕を伸ばせば落ち着かせるように撫でながら柔らかくホールドされる。

浮くような感覚と溢れる熱量に頭の中はくらくらで、心臓は撃ち抜かれちまったようにバクバクしている。
綺麗な顔でほほえみながら愛を囁かれ、俺はどうしていいかわからないくらいに蕩けきっていた。

「……っ、はぁ、はぁ、ッン、や、す……っ、う」

俺の精液を綺麗な長い指に絡めて、開いた内股に添わせてゆっくりアナルに二本挿しこまれる。
「………あ、っうう…ああ………ッ、はあ、やすっああ……ッ…やす…っ…ううう……」
ズルッと身体の中に入ってくるだけで、俺の熱はドロドロと溢れて全身を溶かしまうようだ。
頭の中まで侵食するような快感の強さに、全部とけてしまいそうになる。

「トール、…………キモチいい?」

耳を舐められ指はゆるゆると抜き挿しされながら聞かれるが、もう、全身から力が抜けて何も考えられなくなってくる。
「あ、っつああ…ああ………、やす、やす、きもち…くて…あああとけち……まう」
きゅうっきゅうっと狭まる内側に、二本の指を抉るように回転させながらぐちゅぐちゅっと音をたてて奥へと突き上げられ、次第に腰がゆるゆるになっていく。
「どろどろに溶けちゃえよ」
「やす…や…ああああ、やすう……んんっううッ………へん………なる…おれ……へん、なる……っ」

背中に回した指先の動きに力が篭めないと、体がぐずぐずになって沈んじまいそうなる。

カウパーと精液でビショビショに濡れた下半身を康史の腕に押し付けるように揺らして乱れてしまう。

不安とか、そんなんじゃねぇ。

俺は、康史に触れられるだけで、全身がとけちまうんだ。
指だけじゃたりない。
じわじわとくる欲望に、たまらなくなって泣きながら俺はほしいと訴える。

「あ、ああ、あ、ああ、いれ、て……なか、ほしい……っああ、やす……っ、やす」

俺を中から全部くらいつくして、ほしい。
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