俺たちの××

怜悧(サトシ)

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二学期編

※愛をそそぐ →side Y

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抱きしめてくる腕はいつものように逞しくて力強いのに、どこか頼りなく縋りついて来る様な表情のギャップにオレは見惚れた。

僅かに熱っぽい息を吐きだす唇を吸い上げて、舌先で咥内をなぶるようにゆっくりと舐めあげる。
舌先を搦めとり、唾液を口内に流し込む。
それだけで堪らないように太腿へと体を押し付けてくる様がいじらしい。

「トール……トール。好きだよ…………すごくだい好き」

呼吸の合間にささやき掛けると、熱に濡れた瞳を向けてくる。
「……おれ、も、好き……だ」
誠士の言っていた甘い抱き方とかはわからねえけど、少しでも彼を安心させてやりたい。

確かに今まで、一般的に普通と言われる抱き方をした記憶はない。
指先で乳首とピアスを擦り合わせるように捏ね、舌を喉まで挿し込みくちくちと音をたてて唾液を吸い上げる。
体の力はすっかり抜けて、俺の腰に回された腕の力も解けて指先のみで縋りついている。
オレの太腿にあたるペニスは濡れて、東流は腰を少し動かして快感をねだっている。
たったこれだけで、すっかり蕩けきった表情を浮かべてオレを求めるように見つめてくる。
「トール、脚開いて………」
唇を解放して耳元で囁き、くちゃっと音をたてて刺さったピアスごと耳を銜えて、舌先をゆっくりと耳の穴へと押込む。
東流のすべての穴から、オレの体液を侵食させたい。
「……く…ふ……っ…ヤ、ヤス…っん、ん、っ」
膝をたてて俺の求めに応じて、素直に長い脚を拡げる東流の濡れた股間に指を這わせ、裏筋から会稽を刺激していく。

「ッ、う.......ああ、ああ、はッああ、ああ、っン.......ああっ」

キモチよさそうに胸を反らせて喘ぐ姿がとても可愛らしい。
こんな風にゆっくりと身体を愛撫したことはなかったなと思う。
この身体にたくさん愛を注ごう。
不安なんかにならないくらい満タンにしてやるから。
乳首を捏ねまわし、会稽あたりを少し強めに押すとビクビクと震える。
少し張った玉袋を軽くもみこみながら、ピアスのささった乳首を舌先で舐めあげる。
「愛してるよ。トール、凄く.......えろくて………たまんねえよ」
全身を熱くして筋肉質な肌を濡らして俺にすべてを預ける東流が心底愛しい。
「っああ、ああはああっ、っ、イク………ッあはあ、っっつ」
ペニスにもアナルにも触れないうちに、東流は腹部に精液を撒き散らす。
腹筋を上下させて震えるペニスから欲を吐き出す様は扇情的で、快感で緩んだ表情もなにもかもがオレの劣情を煽ってくる。

「たくさん満足させてあげる、いっぱい気持ちよくなって」
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