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二学期編
和解 → side T
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「……ああ……、さすがにヤり過ぎ……体いてえ……」
体を動かす気力さえまったく湧かないし、思い出すだけで沸騰しちまいそうに羞恥でたまらなくなる。
かったるくて力が入らない。
体力に自信がある俺が完全に意識失うまでヤり続けるって、どういう了見だとも思う。
「……しょうがねーだろ、トールがエッチに誘うんだし。オレの理性を最初にキレさせたのはトールだよ」
責任転嫁して腕にしがみついて康史が可愛い顔をむけてくるのて。ま、いいかと思う。
確かに誘ったのは、俺だしな。
本当に俺はどうにかなっちまってる。
いくら、ヤりたくて仕方がない年頃っつっても限度あるだろ
「………とまんねェんだ……狂っちまってるのかなァ。俺のカラダ……」
不安な顔をすると、ついっと頬を引っ張られる。
「それは、オレがトールをそうしたんだ。トールがオレとずっと一緒にいられるように」
頭を起こして俺の頭を撫でる様子に、俺は吐息をもらす。
「だから、オレは誰に聞かれたとしても、トールが好きだと言うよ」
「そりゃ……相手に伝わってりゃ問題ねえけど。今回みてえに、俺だけが、強引にっていうのは…………ちと」
わだかまっていた理由を告げると、康史はふと笑う。
「……分かった。これから話すときは、そこも相手にもたちゃんと伝わるようにするな」
顔を覗きこまれて、いつもなら気にならないような細かいことを言っている自分に少し嫌気がさす。
「…………まあ、いい。.......あんま、気にすんな」
「嬉しいけど。それってさ、トールはみんなにオレらがラブラブだよって主張したいってことだろ?」
ラブラブ、なあ。
多分、言い方はこっぱずかしいがそういうことなんだろう。
「……オマエがそういうなら、それだろうな……、っつか、足とか妙にいてえ」
「あー、ベッドに載せるとき引き上げられなくて引っ掛けて角にぶっつけちゃった」
へへっと笑ってゴメンゴメンと足を撫でてくれる。
それだけでもじわじわっと反応しそうになるのを堪えて俯く。
「……まあ、俺も重いし……よ」
「すっごく今日はやらしくて可愛かった。へへ、写メ撮っちゃった」
へらっと笑って向けてきたスマホの画面には、下半身精液まみれで気を失っている俺が写っている。
「ちょ、をい、こら、待て。変態、何してくれてンだ、消せ、マジすぐ消しやがれ」
恥ずかしさに腕を伸ばして、康史からスマホを奪おうとするが、体にまったく力が入らず奪えない。
「パスかけてあるから、大丈夫。おかず、おかず」
「………バカやろ……ンなもんおかずにしねえでも本物がいるじゃねェか」
奪いとるのを諦めて、でも他のAVをおかずにされるよりいいかなと考えてしまうあたり、相当俺も終わっていると思う。
整った綺麗な顔で、どこからどうみてもイケメンな康史が、モテモテにもかかわらず俺のことしか考えてねえってのも、すごく幸せなことだと思う。
メンクイだとも言われたけど、康史の顔が単純に好きなんだろう。
波砂は本当に康史に似ていた。
親戚だから似ているんだなってのも分かるんだけど、双子だと言われても納得できる。
俺の弟たちは二卵性双生児なのにそっくりだし。
「でも、オレも受験勉強もそろそろしないとね。時間無い日もあるだろうし。トールは就職先決まってるんだろ」
「ああ……。親父のダチのトラック屋に……」
そうだよな、こうやってセックスばっかしてるわけにはいかねえよな。
「会えないときは、トールも俺を思い出してオナニーしろよ」
「オマエなあ……」
抱きしめられて肌を撫でられると堪らなくなり、俺は抱き返すように相手の体にしがみついた。こんなに触れ合ってたら……。
「大好きなのは、トールだけ」
「ンなこっぱずかしいことシラフで言うな」
これ以上抱きついてたら、理性がもたねえ………。
体を離そうと腕をほどくと、逆にぐいっと引き寄せられて密着度が高まる。
「あー、ホントはずーっとこうしてたいんだけどね」
まあ、俺もそうだな。
俺は抵抗するのをやめて、もう一度ぐっと抱き返した。
体を動かす気力さえまったく湧かないし、思い出すだけで沸騰しちまいそうに羞恥でたまらなくなる。
かったるくて力が入らない。
体力に自信がある俺が完全に意識失うまでヤり続けるって、どういう了見だとも思う。
「……しょうがねーだろ、トールがエッチに誘うんだし。オレの理性を最初にキレさせたのはトールだよ」
責任転嫁して腕にしがみついて康史が可愛い顔をむけてくるのて。ま、いいかと思う。
確かに誘ったのは、俺だしな。
本当に俺はどうにかなっちまってる。
いくら、ヤりたくて仕方がない年頃っつっても限度あるだろ
「………とまんねェんだ……狂っちまってるのかなァ。俺のカラダ……」
不安な顔をすると、ついっと頬を引っ張られる。
「それは、オレがトールをそうしたんだ。トールがオレとずっと一緒にいられるように」
頭を起こして俺の頭を撫でる様子に、俺は吐息をもらす。
「だから、オレは誰に聞かれたとしても、トールが好きだと言うよ」
「そりゃ……相手に伝わってりゃ問題ねえけど。今回みてえに、俺だけが、強引にっていうのは…………ちと」
わだかまっていた理由を告げると、康史はふと笑う。
「……分かった。これから話すときは、そこも相手にもたちゃんと伝わるようにするな」
顔を覗きこまれて、いつもなら気にならないような細かいことを言っている自分に少し嫌気がさす。
「…………まあ、いい。.......あんま、気にすんな」
「嬉しいけど。それってさ、トールはみんなにオレらがラブラブだよって主張したいってことだろ?」
ラブラブ、なあ。
多分、言い方はこっぱずかしいがそういうことなんだろう。
「……オマエがそういうなら、それだろうな……、っつか、足とか妙にいてえ」
「あー、ベッドに載せるとき引き上げられなくて引っ掛けて角にぶっつけちゃった」
へへっと笑ってゴメンゴメンと足を撫でてくれる。
それだけでもじわじわっと反応しそうになるのを堪えて俯く。
「……まあ、俺も重いし……よ」
「すっごく今日はやらしくて可愛かった。へへ、写メ撮っちゃった」
へらっと笑って向けてきたスマホの画面には、下半身精液まみれで気を失っている俺が写っている。
「ちょ、をい、こら、待て。変態、何してくれてンだ、消せ、マジすぐ消しやがれ」
恥ずかしさに腕を伸ばして、康史からスマホを奪おうとするが、体にまったく力が入らず奪えない。
「パスかけてあるから、大丈夫。おかず、おかず」
「………バカやろ……ンなもんおかずにしねえでも本物がいるじゃねェか」
奪いとるのを諦めて、でも他のAVをおかずにされるよりいいかなと考えてしまうあたり、相当俺も終わっていると思う。
整った綺麗な顔で、どこからどうみてもイケメンな康史が、モテモテにもかかわらず俺のことしか考えてねえってのも、すごく幸せなことだと思う。
メンクイだとも言われたけど、康史の顔が単純に好きなんだろう。
波砂は本当に康史に似ていた。
親戚だから似ているんだなってのも分かるんだけど、双子だと言われても納得できる。
俺の弟たちは二卵性双生児なのにそっくりだし。
「でも、オレも受験勉強もそろそろしないとね。時間無い日もあるだろうし。トールは就職先決まってるんだろ」
「ああ……。親父のダチのトラック屋に……」
そうだよな、こうやってセックスばっかしてるわけにはいかねえよな。
「会えないときは、トールも俺を思い出してオナニーしろよ」
「オマエなあ……」
抱きしめられて肌を撫でられると堪らなくなり、俺は抱き返すように相手の体にしがみついた。こんなに触れ合ってたら……。
「大好きなのは、トールだけ」
「ンなこっぱずかしいことシラフで言うな」
これ以上抱きついてたら、理性がもたねえ………。
体を離そうと腕をほどくと、逆にぐいっと引き寄せられて密着度が高まる。
「あー、ホントはずーっとこうしてたいんだけどね」
まあ、俺もそうだな。
俺は抵抗するのをやめて、もう一度ぐっと抱き返した。
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