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第二話 イザリス砦に棲む獣
世界、滅ぼせし者 Part.9
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そう、あの夜もレイヴンは同じような影を見上げていた。
箒の代わりに龍を従えた女
靡くドレスと三角帽
黒曜の髪が風を孕み
瞳は血潮に似た緋色
一つの終わりをもたらした魔女への屈辱の記憶、全ての元凶、終わらせたはずの復讐が再び現れたとなれば、レイヴンは怨嗟を込めて銃爪を引くだけだ。純粋な殺意に後先はなく、彼は一撃の下に魔女を消し去るべく、魔弾を発射していた。
――奴が跨がる龍諸共に殺す。
その一念だけで放たれた雷は、邪龍を葬った時よりも威力があった。あったのだが……、無情にもレイヴンの一撃は魔女に届くことはなかった。
避けるでもなく払うでもなく、受け止められた雷は魔女に容易く掌握され消えてしまう。魔弾の残滓が魔女の腕を僅かに這った、それが届いた全てだった。
「俺を憶えているかッ⁈」
吼えるレイヴン。しかし魔女は唇を結んだまま、冷たい眼差しで見下ろすだけで、澄ましたその顔が気に入らない。
「……忘れたなら思い出させてやる、魔銃でな!」
貫き殺すという殺意、そいつを鉛弾みたくなるまで固めて撃てば、魔弾は万物を穿つ神槍となる、いくら魔女でも受け止められない貫通力で脳天をぶち抜いてやるつもりだった。なのに、また届かない。羽虫を払うように振られた魔女の手によって、魔弾は明後日の方向に逸れていった。
「クソが……! 何発でもブチ込んで――」
「レイヴン! 退がってですッ!」
アイリスに警告されても避ける間がなく、レイヴンは突然起きた爆発によって吹き飛ばされ、無様に地面を転がった。まだ魔銃は手の中にある、血を拭い、彼は立ち上がる。
あの魔女より先には死なねえと固めた決意、それを嘲笑うかのような笑みを魔女は浮かべていた。
「口の悪い坊やには、お仕置きが必要だね」
嗤っているくせに感情の希薄な話し方が、どうにも気色悪く思える。
「ほざけ性悪が……」
「おやおや、いけない子だよ」
ぽつり、魔女がこぼせば、またしても瞬間的に爆発が起きて、レイヴンの臓腑を揺さぶる。身構えはしたがやはり躱しきれず、より至近で喰らってしまった彼は血反吐を吐きながら宙を舞った。意識は半濁、重力に引かれるがままに落ちる先には瓦礫が……。
「――危ないですッ」
咄嗟に龍人化したアイリスが駆け出して、墜落するレイヴンを受け止めた。なのに――
「レイヴン、レイヴン! しっかりしてくださいです!」
「くっ、……退いてろ、アイリス!」
押しのけるレイヴンに、アイリスは抗えなかった、彼女の魔力は尽き果て、龍人化を維持できなくなっている。彼女にはもう闘える力はなく、怒れるレイヴンの背中を見ていることしか出来なかった。
すると、魔女が口を開く。青息吐息で血を吐きながら無謀な戦いに臨む拳銃遣い、その姿に見覚えがあると、魔女は言った。
「あぁ、あの時の坊やかい? 私に牙を剥いたギャングの生き残りだね」
「借りを返しに来たぜ、俺たちの流儀でな」
「これはこれは驚きだねぇ、魔銃を手にして二年は経っていようというのに。しかも、それだけの恨みを抱きながら未だ魔具に魂を呑まれていないとはね」
「邪龍の魂なんざに呑み込めるものかよ、味を知りたきゃ大口開けて――……」
待ってやがれ、と、そう言うはずだった。
なのに、レイヴンの身体からは力が抜けていく。なんとか座り込みはしなかったが、どうしてこの両脚は踏ん張れないんだ……!
「あらあら、さっきまでの威勢はどうしたんだい、坊や。随分と眠そうじゃあないか、そのままじゃあ、簡単に死んでしまうよ? 魔銃もいつまで握っていられるかねぇ?」
「何度も、言わせるな……風穴空くのはお前の方だ、逆はない…………、魔女を撃つのが初めてだと思ってるなら、後悔する、ぜ……」
龍とも魔女とも、戦い葬ってきたレイヴンだ。
生きている者ならば、何者であろうと撃ち殺す自信が彼にはあるが、魔女は呆れた風にため息をついた。
「ふぅむ……、坊やが言う魔女ってのは、レイチェルの事じゃあないだろうね?」
「……はっ、知り合いだったか? 悪いな、奴とは二度と話出来ないぜ、荒野のどっかに埋まっちまってるよ」
「あぁ、やはり死んでいたか――」
あまりにも無感情。魔女がつぶやく感想は精々割れた皿に向ける程度の言葉だった。
「――別段驚きもしないよ、たいした魔力も持っていない、哀れな盗賊の女だったからねぇ。やれやれだよ、力が欲しいと言うから魔具を与えてやったのに、こんなに早く死んでしまうとは」
「魔具を、与えた……です……?」
「その通りさ白龍ちゃん、全ては邪龍ディアボロス様のために、だ。――いやいや、そんな事よりもだよ、坊や、まさかだけども、威勢が良かったのはあんな魔女もどきを倒したからじゃあないだろうね?」
レイヴンは奥歯噛みしめて唸った。目を伏せればもう前を向けなくなる、気迫で圧されれば全てが終わってしまう。
「だったらどうした、魔女には変わりねえだろうが」
「見る目がないねぇ坊や、心外だ、心外だよ。レイチェルなんかと一緒にされるなんてさ、侮辱と言ってもいいくらいに失礼ってものだよ……、どうしよう、始末しちゃおうかしら?」
形だけの笑顔を張り付かせ、魔女はゆったりと掌をかざす。レイヴン達が動けないのをいいことに、ゆっくり砂を積むようにしてどんよりした輝きを持つ魔力を集中させていった。レイヴンでも感じ取れるまで凝縮された魔力、そいつが魔法として放たれたら誰も助からない。先に撃たねばと分かっているのに、彼の身体はまだ重いままだった。
……と、魔女は唐突に集中していた魔力を握り消して、口元をニタリと歪めた。
「……魔女が、何する気だ」
「くふふふ、気が変わったのさ坊や、喜ぶべきだよ? 今の坊や達を始末するのは、羽虫を握りつぶすよりも簡単だけど、今日は引き上げてあげる。……コレも回収出来たしねぇ」
ふわり魔女が手招けば瓦礫の山が蠢いた。埋もれていた魔具が引き寄せられていき、都合六つ、砕いたばかりの邪龍の魂は、魔女の手中に収まってしまう。
「逃げるつもりか……!」
「もう用がないだけさ、藻掻いてるだけの坊や達を眺めているのも飽きたしねぇ」
「……貴女がやってきたのは魔具のためですか」
問うアイリス、彼女もまた立っているのがやっとだった。
「いいや、本来ならば復活なさったディアボロス様をお迎えするはずが、残念なことに坊や達が倒してしまったからね、完全復活していただく為にも魔具を集める必要があるのさ。より多くの魔具に贄を捧げれば、その分だけ力を増して邪龍様がお戻りになるんだよ、楽しみじゃあないか、そうは思わないかい、坊や?」
「知ったこっちゃねえよ、んな事ぁ……!」
じわりじわりと、レイヴンは上体を起こしていく。
最早その姿に神速の早撃ちは見る影もないが、闘志はいまだ絶えていない。遅くても彼の腕は最短距離を昇ろうとしている、銃口を高く掲げるために。
「おぉ~偉いよ坊や、おっきできたねぇ。そうだ、ただ見逃すだけじゃあ面白くないし、頑張ったご褒美を上げよう、最後の、そして唯一のチャンスを。坊やが次に撃つ弾は、避けもしないし弾きもしないよ。さぁ頑張ってごらん」
跨がる龍の首根を叩き、魔女はより高く飛翔する。闘う意思はもうない、そう言わんばかりに無防備な背を晒しながら。その影は明らかに緩慢、撃ってこいと誘っている。
「ふざ、けるな……!」
去り際、魔女が最後に浮かべたのは、まるで手札を開いた後に勝者が浮かべるとびきりの艶笑で、復讐を誓った相手にそんなものを向けられて頭にこないはずがない。重度の疲労と魔力の枯渇、二つの重石を抱えて泥沼に沈んでいたレイヴンだったが――
「手前ェ、降りてこい! 降りてこいよ、手前ェッ!」
――怒髪天を突く勢いそのまま、理性の鎖をぶっちぎった怒りに任せて、魔女背中に狙いを付けた。アイリスが何事か喚いても、彼の耳には一切届かない。レイヴンが感じているのは的と自分、一点に集中した極限的に閉じた感覚だけだ。
照準が重なり
奥歯を鳴らして銃爪を絞る
そうして響いたのは
カチン――……
と、虚しく、寂しい撃鉄の音
雷はおろか銃口炎さえなく
轟雷どころか炸裂音さえない
空っぽの、敗者の音だった
照準に飛び去る魔女を乗せたままレイヴンはしばし立ち尽くし、やがてその影が消えた時、霞み往く意識の中で、彼は誰にも聞こえぬ声で深い無念を吐き出した……。
箒の代わりに龍を従えた女
靡くドレスと三角帽
黒曜の髪が風を孕み
瞳は血潮に似た緋色
一つの終わりをもたらした魔女への屈辱の記憶、全ての元凶、終わらせたはずの復讐が再び現れたとなれば、レイヴンは怨嗟を込めて銃爪を引くだけだ。純粋な殺意に後先はなく、彼は一撃の下に魔女を消し去るべく、魔弾を発射していた。
――奴が跨がる龍諸共に殺す。
その一念だけで放たれた雷は、邪龍を葬った時よりも威力があった。あったのだが……、無情にもレイヴンの一撃は魔女に届くことはなかった。
避けるでもなく払うでもなく、受け止められた雷は魔女に容易く掌握され消えてしまう。魔弾の残滓が魔女の腕を僅かに這った、それが届いた全てだった。
「俺を憶えているかッ⁈」
吼えるレイヴン。しかし魔女は唇を結んだまま、冷たい眼差しで見下ろすだけで、澄ましたその顔が気に入らない。
「……忘れたなら思い出させてやる、魔銃でな!」
貫き殺すという殺意、そいつを鉛弾みたくなるまで固めて撃てば、魔弾は万物を穿つ神槍となる、いくら魔女でも受け止められない貫通力で脳天をぶち抜いてやるつもりだった。なのに、また届かない。羽虫を払うように振られた魔女の手によって、魔弾は明後日の方向に逸れていった。
「クソが……! 何発でもブチ込んで――」
「レイヴン! 退がってですッ!」
アイリスに警告されても避ける間がなく、レイヴンは突然起きた爆発によって吹き飛ばされ、無様に地面を転がった。まだ魔銃は手の中にある、血を拭い、彼は立ち上がる。
あの魔女より先には死なねえと固めた決意、それを嘲笑うかのような笑みを魔女は浮かべていた。
「口の悪い坊やには、お仕置きが必要だね」
嗤っているくせに感情の希薄な話し方が、どうにも気色悪く思える。
「ほざけ性悪が……」
「おやおや、いけない子だよ」
ぽつり、魔女がこぼせば、またしても瞬間的に爆発が起きて、レイヴンの臓腑を揺さぶる。身構えはしたがやはり躱しきれず、より至近で喰らってしまった彼は血反吐を吐きながら宙を舞った。意識は半濁、重力に引かれるがままに落ちる先には瓦礫が……。
「――危ないですッ」
咄嗟に龍人化したアイリスが駆け出して、墜落するレイヴンを受け止めた。なのに――
「レイヴン、レイヴン! しっかりしてくださいです!」
「くっ、……退いてろ、アイリス!」
押しのけるレイヴンに、アイリスは抗えなかった、彼女の魔力は尽き果て、龍人化を維持できなくなっている。彼女にはもう闘える力はなく、怒れるレイヴンの背中を見ていることしか出来なかった。
すると、魔女が口を開く。青息吐息で血を吐きながら無謀な戦いに臨む拳銃遣い、その姿に見覚えがあると、魔女は言った。
「あぁ、あの時の坊やかい? 私に牙を剥いたギャングの生き残りだね」
「借りを返しに来たぜ、俺たちの流儀でな」
「これはこれは驚きだねぇ、魔銃を手にして二年は経っていようというのに。しかも、それだけの恨みを抱きながら未だ魔具に魂を呑まれていないとはね」
「邪龍の魂なんざに呑み込めるものかよ、味を知りたきゃ大口開けて――……」
待ってやがれ、と、そう言うはずだった。
なのに、レイヴンの身体からは力が抜けていく。なんとか座り込みはしなかったが、どうしてこの両脚は踏ん張れないんだ……!
「あらあら、さっきまでの威勢はどうしたんだい、坊や。随分と眠そうじゃあないか、そのままじゃあ、簡単に死んでしまうよ? 魔銃もいつまで握っていられるかねぇ?」
「何度も、言わせるな……風穴空くのはお前の方だ、逆はない…………、魔女を撃つのが初めてだと思ってるなら、後悔する、ぜ……」
龍とも魔女とも、戦い葬ってきたレイヴンだ。
生きている者ならば、何者であろうと撃ち殺す自信が彼にはあるが、魔女は呆れた風にため息をついた。
「ふぅむ……、坊やが言う魔女ってのは、レイチェルの事じゃあないだろうね?」
「……はっ、知り合いだったか? 悪いな、奴とは二度と話出来ないぜ、荒野のどっかに埋まっちまってるよ」
「あぁ、やはり死んでいたか――」
あまりにも無感情。魔女がつぶやく感想は精々割れた皿に向ける程度の言葉だった。
「――別段驚きもしないよ、たいした魔力も持っていない、哀れな盗賊の女だったからねぇ。やれやれだよ、力が欲しいと言うから魔具を与えてやったのに、こんなに早く死んでしまうとは」
「魔具を、与えた……です……?」
「その通りさ白龍ちゃん、全ては邪龍ディアボロス様のために、だ。――いやいや、そんな事よりもだよ、坊や、まさかだけども、威勢が良かったのはあんな魔女もどきを倒したからじゃあないだろうね?」
レイヴンは奥歯噛みしめて唸った。目を伏せればもう前を向けなくなる、気迫で圧されれば全てが終わってしまう。
「だったらどうした、魔女には変わりねえだろうが」
「見る目がないねぇ坊や、心外だ、心外だよ。レイチェルなんかと一緒にされるなんてさ、侮辱と言ってもいいくらいに失礼ってものだよ……、どうしよう、始末しちゃおうかしら?」
形だけの笑顔を張り付かせ、魔女はゆったりと掌をかざす。レイヴン達が動けないのをいいことに、ゆっくり砂を積むようにしてどんよりした輝きを持つ魔力を集中させていった。レイヴンでも感じ取れるまで凝縮された魔力、そいつが魔法として放たれたら誰も助からない。先に撃たねばと分かっているのに、彼の身体はまだ重いままだった。
……と、魔女は唐突に集中していた魔力を握り消して、口元をニタリと歪めた。
「……魔女が、何する気だ」
「くふふふ、気が変わったのさ坊や、喜ぶべきだよ? 今の坊や達を始末するのは、羽虫を握りつぶすよりも簡単だけど、今日は引き上げてあげる。……コレも回収出来たしねぇ」
ふわり魔女が手招けば瓦礫の山が蠢いた。埋もれていた魔具が引き寄せられていき、都合六つ、砕いたばかりの邪龍の魂は、魔女の手中に収まってしまう。
「逃げるつもりか……!」
「もう用がないだけさ、藻掻いてるだけの坊や達を眺めているのも飽きたしねぇ」
「……貴女がやってきたのは魔具のためですか」
問うアイリス、彼女もまた立っているのがやっとだった。
「いいや、本来ならば復活なさったディアボロス様をお迎えするはずが、残念なことに坊や達が倒してしまったからね、完全復活していただく為にも魔具を集める必要があるのさ。より多くの魔具に贄を捧げれば、その分だけ力を増して邪龍様がお戻りになるんだよ、楽しみじゃあないか、そうは思わないかい、坊や?」
「知ったこっちゃねえよ、んな事ぁ……!」
じわりじわりと、レイヴンは上体を起こしていく。
最早その姿に神速の早撃ちは見る影もないが、闘志はいまだ絶えていない。遅くても彼の腕は最短距離を昇ろうとしている、銃口を高く掲げるために。
「おぉ~偉いよ坊や、おっきできたねぇ。そうだ、ただ見逃すだけじゃあ面白くないし、頑張ったご褒美を上げよう、最後の、そして唯一のチャンスを。坊やが次に撃つ弾は、避けもしないし弾きもしないよ。さぁ頑張ってごらん」
跨がる龍の首根を叩き、魔女はより高く飛翔する。闘う意思はもうない、そう言わんばかりに無防備な背を晒しながら。その影は明らかに緩慢、撃ってこいと誘っている。
「ふざ、けるな……!」
去り際、魔女が最後に浮かべたのは、まるで手札を開いた後に勝者が浮かべるとびきりの艶笑で、復讐を誓った相手にそんなものを向けられて頭にこないはずがない。重度の疲労と魔力の枯渇、二つの重石を抱えて泥沼に沈んでいたレイヴンだったが――
「手前ェ、降りてこい! 降りてこいよ、手前ェッ!」
――怒髪天を突く勢いそのまま、理性の鎖をぶっちぎった怒りに任せて、魔女背中に狙いを付けた。アイリスが何事か喚いても、彼の耳には一切届かない。レイヴンが感じているのは的と自分、一点に集中した極限的に閉じた感覚だけだ。
照準が重なり
奥歯を鳴らして銃爪を絞る
そうして響いたのは
カチン――……
と、虚しく、寂しい撃鉄の音
雷はおろか銃口炎さえなく
轟雷どころか炸裂音さえない
空っぽの、敗者の音だった
照準に飛び去る魔女を乗せたままレイヴンはしばし立ち尽くし、やがてその影が消えた時、霞み往く意識の中で、彼は誰にも聞こえぬ声で深い無念を吐き出した……。
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