89 / 101
第二話 イザリス砦に棲む獣
偽りの代償は高利なり Part.4
しおりを挟む「世界を……救う、です…………?」
突飛も突飛。アイリスは口をぽっかり開け、レイヴンは眉根を寄せて続きを待った。
と、その前に――。
見慣れてしまったとはいえ、流石に裸のままでは寒かろうとレイヴンはコートを持ってきてアイリスに羽織らせてやった。背中から生えている翼が邪魔でキチンと肩を覆うのは難しかったが、無いよりはマシだろう。
「しかし、どこから話すべきでしょうか。なにぶん長い話になるものでして」
「随分大きく出たもんだが、こっちは他人の都合に首突っ込んで吊られようとしてるんだ、全部聞いときてえな」
「えぇっとです……。一つずつで構いませんよ、ヴァネッサ。手始めとして、まずは貴女が魔具を追っている、その理由を教えてはくれませんか」
木は根っこが生えなければ育たない、話題の花を咲かせるには土台固めからである。
「かしこまりました。アイリス様、魔具は魔力を帯びただけの道具ではないことは御存知かと思います。魔具とは、遙か昔にこの世界へと堕ちてきた悪魔、一説には邪悪なる龍の魂の欠片、それが生命の持つ意志により形と力を持った物だと言われています」
「ええ、知っていますよ。レイヴンにもこのお話はしましたよね」
レイヴンは小さく頷きを返した。
「――それで?」
「一度は聖女によって砕かれた邪龍の魂ですが、欠片となっても魔力は衰えておらぬのです。欠片とは、つまり元は一つの塊であった物、そしてその欠片同士は引き合い、再び元の形に戻ろうとしているのです、まるで傷を癒やすようにして」
「けれど、どうやってです? いくら魔力があっても魔具は自分で歩けませんよね」
足がある訳でなし、魔具が――いや邪龍の魂の欠片が勝手に移動など出来るはずがない。レイヴンも同意するところだがしかし、アイリスの意見は簡単に否定された。
「生き物に運ばせるのです、アイリス様。魔具はその所有者に語りかけることもあるそうで、特に強い欲望を持つ人間はその言葉に操られやすいと聞いています。サイモンが私から魔具を奪ったのも、その影響かと」
「彼も操られているんです?」
「本人に自覚があるかは分かりかねますが、恐らくは。元よりサイモンには砦の支配に関して、強い願望があったようです。その欲が、魔具によって強まったのでしょう。魔具の力に触れたことで集めれば願いが叶うと、そう信じるようになっているかもしれません」
財力であり暴力であり。何事も、願いを叶えるには種類を問わない力が必要だ。操るべき力に操られるなんてのは本末転倒な話だが、似たような形で身を滅ぼす奴が多いのも又事実で、アイリスは心配そうに伺いを立てた。
「……レイヴン、操られてます?」
「素直に訊いて頷く奴がいるのか、その質問」
「うんうん、この皮肉はレイヴンそのものですね、大丈夫そうです」
にこやかな笑みが釈然としないが、話の腰を折っても仕方がない。結局、舵取りは自分がする羽目になるのかと首を振り、レイヴンは話を戻した。
「魔具同士がくっつこうとしてるってのは分かった。だがくっついて何が起こる、邪龍が復活でもするのか?」
冗談半分、からかい半分だった。なのに、ヴァネッサのどこか恐怖さえ感じているような眼差しは、レイヴンから僅かに浮かんでいた皮肉笑いさえ取り去ってしまう。
「…………その通りだ、小僧」
空気が、少し冷たくなったような気がした。「馬鹿馬鹿しい」とは言ったもののレイヴンの口元は固い。
「邪龍や聖女なんて、お伽話の存在だろ。そんなもの信じてるなんてな」
「主がそう思えるのは幸せなことだぞ。大規模な失踪事件や気象異常、魔具が関係している事件はここ数年で増えてきているのだからのう」
「……耳にした憶えはねぇな」
「それで良いのだ。人間の耳に入れば大騒ぎになるのは明白、故に事前に事態を収拾し、魔具を回収、そして封印するのが吾等の役目だからのう」
アトラス共和国は、そもそも国としては若い。欧州、そして南アトラス大陸の植民地が独立し、併合し、独立戦争、そして北部南部を分けた内戦まで含めても、まだ百年と経っていない子供の様な国家であり、北軍の勝利により再び国がまとまったとはいえ、軋轢はまだ色濃く残っている。そんな油を撒いたような内勢の中に、魔具などというマッチを落とそうものなら、あらゆる混乱が再発することだろう。
事前に火消しに走るのはきっと正しい判断なのだろうが、アイリスは小首を傾げていた。
「吾等……と、いうことは、ヴァネッサの他にも魔具を集めている人がいるんですか?」
「はい。私の他にも、大勢の者がこの使命をおい、アトラス大陸、ひいては世界中を飛び回り魔具の回収に当たっております。最近では吾等の他にも魔具を集める勢力があり、彼奴らより先んじる必要があるのです」
その存在を殆ど知られていない魔具を集めている者どもがいる。
よく考えなくてもおかしな話だが、ヴァネッサの言葉には説得力があり、レイヴン達は耳を傾けるばかり。
「邪龍を信仰し、そして復活を目論む者ども。一人の魔女を首魁とした《教団》と呼ばれる彼奴等は、邪龍の力を蘇らせ世界を我が物としようとしているのです。邪龍復活の時、それが即ち世界の終焉だともしらずに。私達は、その企みを阻止する為、雇われているのです」
「雇われだと? 世界を救う為にダークエルフ雇い入れるなんてのは、どこ間抜けだ」
「この国だよ、小僧。吾等はアトラス大統領から、密にこの使命を授かっている。アイリス様に尋ねられなければ、墓まで持って行くべき秘密だ」
これにはレイヴンも目を丸くした。邪龍云々よりも現実的な分、寧ろ驚きは強かったかもしれない。人間に迫害され続けているダークエルフ族が、人間政府の元で働いているなんて。
「ちょっと待てよ。じゃあ何か、お前は法執行官でもある訳か?」
「ふっ、いいや、特別な権限など皆無だよ。吾は所詮、末端に過ぎぬからのう」
「……これは、驚きましたねレイヴン」
だが、彼はまだ納得していない。首を立てに振るにはあまりに荒唐無稽すぎる。
それに――
「仮に、仮にだ。ヴァネッサの言ったことが事実として、お前が、その《教団》の側に付いていないとは言えない訳だ。世界が滅ぼうが知ったこっちゃねえが、馬鹿丸出しで弾を込めるのは御免だ、お前がその悪者じゃねえって証拠でもあるのか」
「……主に示せる物など何一つして持ち合わせておらぬ。吾が示せるのは、龍への厚き信仰のみ。主にいくら疑われようと構わぬよ、元よりこれは吾の使命だ、助けがなくとも成し遂げねばならぬ」
「生憎と、目に見える物しか信じない主義でね」
「用心深い、主らしいのう」
そう言ってヴァネッサは弱く笑った。
納得させる証拠を示せない以上、話は決裂。覚悟を決めた彼女はゆっくりと立ち上がり、アイリスに深く頭を下げた。
「それでは失礼いたしますアイリス様。貴女の慈悲を賜れただけでも私は幸運です、どうか我が使命の無事をお祈りください」
「待ちなさいヴァネッサ!」
言い残し、立ち去ろうとしたヴァネッサを、もう一度アイリスが呼び止める。凛と背筋を伸ばし、崇められる彫像のように彼女は輝いていた。
「最後にもう一度問います、これまでの言葉に嘘偽りはありませんね?」
「もちろんです。アイリス様の御心とダークエルフの誇りにかけて誓いましょう」
心に誇り。
どちらも目に見えず、そして移ろいやすい代物だ。命を乗せた天秤の皿に釣り合う物かどうか、判断は難しいのだが、アイリスにはそれだけで充分だったようだ。
「レイヴン、やっぱり私は、彼女を手助けしてあげたいと思います」
「はぁ……アイリス、お前ってやつはお人好しが過ぎるぜ……」
「えへへ、そうかもです。きっと私を助けてくれた人の影響ですね」
そう言って、アイリスは屈託無く笑って見せた。とことんズルい笑顔であるが、無邪気なだけではない。
今度は、神妙な表情になる。
「それにです、私達はすごく重要な岐路に立ってるのかもしれませんよ? 数ヶ月先、数年先かは分かりませんが、世界が終わってしまうその瞬間に、あの時、行動していればなんて私は思いたくないんです。私は、レイヴンともっと一緒にいたいですから……」
いつものとぼけた顔とはちがい、アイリスの眼差しには静かな、それでいて力強い光が宿っていた。
あの眼付きをレイヴンはよく知っている、ドンパチやらかす前に銃を磨いていた仲間達の、腹を決めた輝きにそっくりだ。
「レイヴンはここで待っていてください、今度は私が頑張る番です。――さぁヴァネッサ」
「はい……、しかしよろしいでのですか、アイリス様……」
「私は、私の心に従うだけです。そこに良いも悪いもありません、行きましょうか」
決意も固く力強い足取りで、アイリスはもはや従者の様に振る舞うヴァネッサを従えて、洞穴から出ていく。振り返らず、シャッキリと顔を上げながら。
……それにくらべて。
自分はどうかと、後ろ姿を見送るレイヴンは自問自答せずにはいられなかった。利害で考え、行動する。危険だらけ、そして力だけが物を言う弱肉強食の西部にあって、明日の朝日を拝むのに必要な考え方だ。
だが……、頭でっかちの情けなさを覚えずにはいられない。
「あぁ~~、くそ……ッ!」
ぐるぐる回る思考をたき火と一緒に踏み消して、レイヴンは二人の後を追って洞穴を出ていた。女二人が戦いに赴くのに、後ろで手ぐすね引いて何が男か。
「あれ、レイヴン。お見送りです?」
「……俺も行く」
言葉少なくそう言ってやると、アイリスはパッと笑みを華やがせた。まぁすぐに肩を落とすことになるのだが。
「どっちに転ぼうが、任せっきりじゃ不安でしょうがねえ」
「えぇ~……心配とかじゃないんです?」
不安だし心配、レイヴンの気持ち的には半々である。視界の端に感じるヴァネッサの冷たい眼差しが気になるところだが、とにかく先に進むべきだろう。
「じゃあどうやって砦に入るつもりか聞かせてくれるか。見つかったら魔具取り返すどころじゃなくなるし、無関係の住民巻き込んで暴れる訳にもいかねえだろ、相手はサイモンとその部下だけなんだからな」
「そこまで言うからには小僧、妙案でもあるのだろうな」
アイリスと言葉を交すたび、ヴァネッサの眉間に皺が寄っていっている。あんなに鬼のような顔は、化物とやり合っていた時でさえ見せていなかった。
「逃げてる途中で面白いもんを見かけた、使えると思うぞ」
暴れるにしても相手が違うし、正面切ってやり合うよりも、背中から刺す方がヴァネッサとしても得意のやり方だろう。
レイヴンは不敵に口元を歪めるのだった。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最後に言い残した事は
白羽鳥(扇つくも)
ファンタジー
どうして、こんな事になったんだろう……
断頭台の上で、元王妃リテラシーは呆然と己を罵倒する民衆を見下ろしていた。世界中から尊敬を集めていた宰相である父の暗殺。全てが狂い出したのはそこから……いや、もっと前だったかもしれない。
本日、リテラシーは公開処刑される。家族ぐるみで悪魔崇拝を行っていたという謂れなき罪のために王妃の位を剥奪され、邪悪な魔女として。
「最後に、言い残した事はあるか?」
かつての夫だった若き国王の言葉に、リテラシーは父から教えられていた『呪文』を発する。
※ファンタジーです。ややグロ表現注意。
※「小説家になろう」にも掲載。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話
カトウ
ファンタジー
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
チートなんてない。
日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。
自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。
魔法?生活魔法しか使えませんけど。
物作り?こんな田舎で何ができるんだ。
狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。
そんな僕も15歳。成人の年になる。
何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。
になればいいと思っています。
皆様の感想。いただけたら嬉しいです。
面白い。少しでも思っていただけたらお気に入りに登録をぜひお願いいたします。
よろしくお願いします!
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております。
続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界帰りの【S級テイマー】、学校で噂の美少女達が全員【人外】だと気付く
虎戸リア
ファンタジー
過去のトラウマで女性が苦手となった陰キャ男子――石瀬一里<せきせ・いちり>、高校二年生。
彼はひょんな事から異世界に転移し、ビーストテイマーの≪ギフト≫を女神から授かった。そして勇者パーティに同行し、長い旅の末、魔王を討ち滅ぼしたのだ。
現代日本に戻ってきた一里は、憂鬱になりながらも再び高校生活を送りはじめたのだが……S級テイマーであった彼はとある事に気付いてしまう。
転校生でオタクに厳しい系ギャルな犬崎紫苑<けんざきしおん>も、
後輩で陰キャなのを小馬鹿にしてくる稲荷川咲妃<いなりがわさき>も、
幼馴染みでいつも上から目線の山月琥乃美<さんげつこのみ>も、
そして男性全てを見下す生徒会長の竜韻寺レイラ<りゅういんじれいら>も、
皆、人外である事に――。
これは対人は苦手だが人外の扱いはS級の、陰キャとそれを取り巻く人外美少女達の物語だ。
・ハーレム
・ハッピーエンド
・微シリアス
*主人公がテイムなどのスキルで、ヒロインを洗脳、服従させるといった展開や描写は一切ありません。ご安心を。
*ヒロイン達は基本的に、みんな最初は感じ悪いです()
カクヨム、なろうにも投稿しております
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】義姉上が悪役令嬢だと!?ふざけるな!姉を貶めたお前達を絶対に許さない!!
つくも茄子
ファンタジー
義姉は王家とこの国に殺された。
冤罪に末に毒杯だ。公爵令嬢である義姉上に対してこの仕打ち。笑顔の王太子夫妻が憎い。嘘の供述をした連中を許さない。我が子可愛さに隠蔽した国王。実の娘を信じなかった義父。
全ての復讐を終えたミゲルは義姉の墓前で報告をした直後に世界が歪む。目を覚ますとそこには亡くなった義姉の姿があった。過去に巻き戻った事を知ったミゲルは今度こそ義姉を守るために行動する。
巻き戻った世界は同じようで違う。その違いは吉とでるか凶とでるか……。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる