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第二話 イザリス砦に棲む獣

イザリス砦に住む獣 Part.1 ★

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 間断無き二連射からして狩人達の得物は上下二連、あるいは左右二連の散弾銃か。複数の鉄球を同時に、広範囲に向かって射撃する散弾銃は鹿や猪、時には熊すらも仕留める威力がある。人に使われる事は少ないが、獣に対して有効ならば当然人にも威力絶大、マトモにくらえば腹にトンネルが開通する。

 化物を狩るのに散弾銃を用いるという発想事態は至極自然、ましてや大型の化物との情報があれば散弾銃をお供に据えるのは必然とさえ言える。彼等だけではない、大方の人間が身の丈よりもデカい化物と対峙する際に選ぶのは、人を撃つ為に作られた銃よりも、獣を撃つ為に作られた銃だろう。

 そしてその選択は間違ってはいない。ただし、化物がこの世界の生物と同じ法則で生き、野生動物の延長線上にいると仮定した場合だ……。
「現れたようだのう」
「予想よりも早いな、もっと夜が更けてからになると思ってたが」

 あの狩人達がどうなったかは闇に霞んで確認できないが、止んだ悲鳴の代わりに野太い雄叫びが轟けば、想像は容易だろう。
 遠くで瞬く発砲炎に惨劇を見ながら、レイヴンとヴァネッサはすぐさま愛馬に跨がり、拍車を掛ける。化物狩りなんて浮き世離れした祭りの中では、他人の心配など即座に切り捨てるべきで、シェルビィに跨がり丘を下っていくレイヴンからは、すでに狩人達の存在は消えてしまっていた。

「小僧! どうやら臆してはおらぬようだな、安心したぞ!」
「ビビるようなら最初から来やしねえよ、こんな所!」

 追いついた〈黄金の風〉、そこに跨がるヴァネッサに怒鳴りながら、丘を駆け下り湖に向けて一直線のレイヴンは、寂しい背中のホルスターに手を伸ばす代わりに、鞍に提げたライフルを抜く。魔銃が使えない以上、普通の拳銃に頼るよりもライフルを使うしかない。

「勇ましい、勇ましいのう! その豆鉄砲で化物と渡り合おうとはのうッ!」
「魔銃返せば、万事解決なんだよヴァネッサ!」
「それはできんと言った。……では小僧、吾に従え。化物の注意を惹いてさえくれれば、吾が仕留めてみせよう」

 そこに含んだ自信の欠片、妖艶さを掻き消した戦士の眼付き。だからこそレイヴンは奥歯を固く噛み締めた。

「引っ込んでろヴァネッサ、奴は俺の獲物だ! 化物が異世界から来てようがどうした、生きてる以上、頭に鉛ブチ込みゃくたばる。化物だろうがなんだろうがな」
「はっはは、勇敢なことだのう小僧! 素晴らしい、実に! 実に吾好みの男よのう! あぁ……思わず惚れてしまいそうだよ。アイリスという女性がいながら、主は悪い男だ!」

 そう口走ったヴァネッサは、色香を振りまく妖女のそれとは違うやはり戦士の面構え、媚びを振りまく姿よりもよほど凛々しく輝きを持ち、レイヴンの心をくすぐる魅力さえあった。
 だが、恥じなど追いつく暇はなし、レイヴンはただただ前を見るのみ。

「……遅かれ早かれこうなったさ、共闘なんざ夢の又夢だってお互い分かっていたはずだ」
「ふふ、こうも容易く露見する裏切りもそうはなかろうな。腹の内など承知か」

 そもそもとして、どちらもどちらを、囮にしようと考えていた、自らの目的を達成する為に。共闘などといった口約束は、最初からないものとして二人は考えていて、ある意味では共通の思考を以て行動を共にしていたのである。だのに、恨み言などどうして吐けよう。

 そして腹を割っただけに、レイヴンも、ヴァネッサも、清々しい気分でさえあった。
「それではもう一つ、勝負といこうかのう。……どちらが先に化物を仕留めるか」
「早い者勝ちか、その方がやりやすい! さぁ、始めようぜッ!」

 湖畔を照らすは月明かり、脇目を振らずに駆け抜ける二頭の駿馬は乗り手に従い、化物を挟み込むようにして二手に別れた。

 ライフルを抱えるレイヴンの右手に露わになる巨大な影が蠢く
 雲が少ない分、灯りは充分
 それだけに、レイヴンは我が目を疑った

 なにしろ月夜に色濃いその影は、まだ距離が離れているというのに騎乗しているレイヴンよりも明らかに大きく、そしてなにより歪なのだ。生物の姿は左右対称に近いのが基本型、完全ではないにしろパッと見は左右対称が普通、だのにどうだ化物の姿ときたら乱暴に砕いた岩石よりも滅茶苦茶な造形で、いっそ醜悪でさえある。
 脚は予想通り龍の様な形だが貧相で、そのくせ上半身は異常に膨れ上がっていた。特筆すべきは右半身、極太に腫れ上がった肩から右腕の鉤爪は鋭く不気味な輝きを纏っている。



 なるほど異形、まさしく化物。
 しかし、レイヴンに怖れはなかった。

 デカさは確かに脅威だが動きは緩慢、細すぎる下半身故にバランスが悪く足はまるで沼にはまった牛並み。馬上からでも射撃は容易く、レイヴンは挨拶代わりの銃爪を落とした。
 雷管を叩かれた銃弾は照準に乗った化物の側頭部に一直線、バシリと弾は命中したが、大声を上げたのはヴァネッサの方だ。

「ふははは! 自信の割に無策か、小僧! ただの鉛で倒せるのではなかったのかのう?」
「やかましいぞヴァネッサ、勝負はここからだ」

 ――ぬらり、首を巡らせた化物がレイヴンを捉えるが、それでよかった。外見の特徴は語り手によって様々らしいが、共通しているのはいくら弾を喰っても倒れないタフさであり、しぶとさには理由がある。
 例えば、固い鱗に覆われているとかだ。
 龍の脚を持っているなら身体が龍の鱗で覆われていても不思議はなく、そうなればいくら撃たれても動じない説明も付く。人間一人が持ち運べる程度の銃器では、頑強な龍の鱗を貫くのは不可能、巨岩に木の棒を振り下ろすようなものだ。

 しかし、それでもレイヴンには策がある。小型龍ワイバーンとはいえ、龍を拳銃でったのと同じことをすれば良いのである、どんなに頑強な鎧を纏っていようとも、守り切れない部分というのは確かに存在するのだから。
 先に撃ち込んだ弾丸は、こちらの存在を誇示すると共にもう一つの目的があった。それは化物に正面を向かせる事、レイヴンが本当に狙っているのは次弾を的確に命中させる為だ、どうやっても守りを固められない生物としての弱点、眼球に鉛弾を叩き込む為に。

「さぁこっちだ、追ってこい!」

 とはいえだ、迂闊に近づきすぎては事故が起こりかねない。動きこそ鈍いものの腕力は相当にあるとみて、レイヴンは手綱を操りシェルビィを化物から離れるコースへと進ませる。付かず離れず、自分の射程距離からは外さずに確実に化物を誘導し、まずは化物から視力を奪うのが彼の算段だった。
 徐々に、徐々に力を削いで、疲れさせ、追い詰め、確実に仕留める、執拗な攻め方を悪趣味と思う者もいるかもしれないが、大胆に出るには相手が不気味すぎ、だからこそレイヴンは慎重に追い詰めると決めたのだった。

 そう、だった・・・……。

 レイヴンに油断はなかった。
 当然だ。手の届かぬ場所にいようが対しているのは、人外極まる未知の化物、なにをしてくるのかその一挙手一投足に注目しておくべきなのだが、それでも何事にも不測の事態や、予想外というのは起こりえるもので、化物の反応は正しくそれだった。

 何かを、掴んで、投げてきた・・・・・・・・・・・・・
 化物を後方に背負いながらも警戒していたレイヴンは、進行方向を変えて直撃こそ避けたが、その何か・・が撒き散らす飛沫をかぶり顔を歪めた。

 彼の口に入ったのは鉄の味がする液体、そしてハットに引っ掛かったのは……

 気になったレイヴンだが確かめるより先に、放られた物体が落着する鈍い音が響き、そこに混じった、まるで濡れ雑巾が叩きつけられるような、べしゃりという音に彼は思わず目を向けてしまった。

 上半身だ、人間の。

 腰骨の上で下半身と泣き別れた狩人の身体が、引き摺り出された臓物を撒き散らしながら、夜の草原をぬらぬらと光らせ、レイヴンの眉間を険しくさせる。驚きはした、しかし、彼が驚いたのは無残な死体にではない、化物に物を投げる程度の知能がある事に驚いたのだ。

 無闇やたらに暴れ回る、獣よりもよっほど性質が悪い。
 そうレイヴンは思い化物へと注意を戻すが、死体に気を取られた一瞬が、かなり致命的であったと気が付いた時には、すでに遅かった。
 化物は歪んだ右腕を地面に突き立て、まるでボウガンを放つようにして、自らの巨体を撃ちだしてきたのだ。しかもその軌道は放物線など描かず、直線的で低く速く、一瞬で距離を殺す。さらに、化物は高速で移動しただけに留まらず、飛び出した勢いそのままに空中で身を捻り、馬上のレイヴンに向けて尾を振りかざした。

「身を躱せ、小僧!」
「分かってるよ、チキショウがッ! ――シェルビィ!」

 咄嗟、レイヴンは手綱を捻り力の限り下へと引き、わざと横滑りさせてシェルビィを転倒させる。横っ腹を擦るシェルビィ、レイヴンは滑らかに落馬しながらも冷静に頭上を観察していた。そして空を切った化物の尻尾が、鈍く唸りを上げながら頭上を通り過ぎると同時、すぐさま彼は立ち上がり、同じく体勢を立て直したシェルビィを逃がす。

 騎乗し直している暇はなかった、化物の右腕が、極太の右腕が唸りを上げて向かってきていたから。踏ん張るのは無理、躱すのも間に合わない。となればレイヴンが取れる行動は少なく、ライフルを盾代わりにして殴られるのが精一杯の防御策、なんとか直撃こそ避けレイヴンだったが、重量級の馬にはね飛ばされた兎のように彼の身体は宙を舞った。

 彼は地面に跳ねてもそのまま転がり、そして――
 ポンチョを翻して、またしてもバッと立ち上がった。

 過剰な力には逆らわぬが吉、激流に逆らう大木はへし折れるが、流されるままの木の葉は無事に海へと辿り着く。殴り飛ばされる瞬間、脱力したのが功を奏したのだ、盾として使われたライフルはへし折れたが、柳さながらに飛ばされたレイヴンの身体は、幸いな事に軽い打ち身程度で済んでいた。

「この化物野郎ぉ……、やってくれるぜ……」

 彼の右手は早撃ちの姿勢でガンベルトをなぞり銃把を掴ませろと強張る、それでもまだ抜かないのは、化物の眼光と視線ががっちり組み合っているからだ。それに、必中させるにはちょいとばかし分が悪くなってきた。

 ……雲が、出て来ている。

 月が、星が覆い隠され、レイヴンに見えるのは、化物のギラついた眼光だけになってきている。ならば急ぎ撃つべきだ、完全に灯りが覆い隠され見えなくなってしまう前に。しかし悔しいが、魔銃ならばまだしも、普通の拳銃が持つ射程の外から化物は睨付けているのだ。

 そして、何故か化物は動こうとしない、まんじりともせず、寒気がするような吐息を吐きながら、殺気をむんむんに出しているのに、飛びかかってこないのだ。
 言い表せない不気味、その異様さがレイヴンを縛り付けている。迂闊にレイヴンが銃を抜けないのはその所為もあるのか。

 …………いや、この化物には知能がある。警戒からではない、こいつが様子を覗っているのは光が失せるのを待っているからだ。

 だが、そう気が付いてもレイヴンからは動けない、早撃ちには、そして正確な射撃をするにはどうしたって立ち止まる必要がある。馬上にあって馬の呼吸に合わせるのは可能だが、自分で走るとなると、どうしたって狙いはぶれる。しかもだ、化物は動こうとしないくせに、飛びかかる準備だけはしっかりしていやがるのだ。レイヴンが重心を崩し、反応が鈍る時に狙いを済ましながら。

 まんまと時間を稼がれ、そうして月は陰り遂に……
 ――視界を奪われる

 と、レイヴンが思ったその時だ。地面に転々と、まるで蛍のような光が灯り湖の周りを照らし出したのである。

 この光の正体がなんなのか、それは分からない。どういう原理か知らないが、いつの間にやら地面に刺さっている無数のナイフが光っていることしか分からない。しかし、誰の仕業によるものなのかは想像に容易い。この場にいて、どこからともなく、しかも火を使わずに周囲を照らすなんて不思議な事が出来るのは魔女を置いて他にない。

「やれやれ、見ておれんのう小僧」

 ――邪魔をするな、レイヴンは視界の端で、遠く馬上にある蒼い肌の魔女を捉える。

「そう睨むな。こう暗くては吾にも主の戦い振りが見えぬからのう、折角の健闘、見逃すには惜しいので少しばかり照らしたに過ぎぬ、礼は不要だぞ」
「……誰が言うかよ。高みの見物とは、いい身分だな」
「手を出すなと、そう言ったのは主だろうに。さぁ来るぞ、集中しろ小僧!」

 そんな事、言われなくてもだ。
 死合いの最中、集中を欠くなどありえない、レイヴンの集中はひたすらに化物の一挙手一投足に注がれている。ボウガンの矢さながらに飛び出してきた化物にさえ、彼はしっかり反応しているのだから。

 化物が突っ込んでくる
 一直線に
 低く速く
 凶暴に、殺意に満ちた鉤爪を振りかざしながら

 レイヴンに迫るは圧倒的なプレッシャーだ、全てを叩き潰し、破壊しつくすよな理不尽なパワーの塊が放つ力の波濤。そいつが真っ正面から、意志を纏って突っ込んでくるのだ、だのにレイヴンの呼吸は寝息みたいに落ち着いている。
 故に、彼の早撃ちは正確さを失わない。

 射程に化物が踏み込むと同時、レイヴンは電光石火の抜撃ちで突進してくる化物の右目を吹き飛ばし、すれ違い様に振られる豪腕を横っ飛びで躱した。

 小さな鉛の弾丸が、どれくらいの効果を上げたかは、すぐに判明する。
 化物が上げる、目玉を抉られた激痛の慟哭が、周囲の空気を凍らせた。いくら鱗が頑丈でも薄い瞼じゃ目玉まではかばえない、しかし、骨髄までビリビリと響く叫び声を聞きながら、レイヴンはだが冷静を保ち、化物の様子を観察していた。

 一発ブチ込み、成果も確かめたレイヴンである、が彼は警戒心を解きはせず、それが功を奏す事になる。もしもこの時、半歩を身引いていなかったら、彼も又、臓物ぶちまけた狩人達のように寂しい身体になっていた事だろう。

 振返り様、化物が乱暴に振った鉤爪がハットのつばだけを掠めたのは、死線を潜り続けてきたレイヴンの直感によるものだ、一撃を加えたのになお執拗な警戒を保ったのは正しかったのである。
 なにしろ、潰したはずの化物の右目には、レイヴンの姿が写っているのだから。

「どうなってやがる、この野郎……、手応えはあった、確かに目を潰したはずだが……」

 命中したのは間違いない。
 明らかに化物はブチ切れ、粘ついた涎を垂れ流しながら、血走ったいくつも・・・・の眼でレイヴンを睨み続けているのだから。血眼になっている化物の眼は、見間違いでなければ水面に膨れる泡のように、小さく幾つも、ぷつぷつと、気色悪いできものみたいに、銃弾が食い込んだ傷口から湧いてきている。

 伊達に化物と評されている訳ではないらしい、多少の傷では意味が無い。が、レイヴンのやるべき事に変わりは無いのだ、傷をこさえるだけで足りないのなら、ドデカく開いた口の中に鉛を放り込んでやればいい。
 レイヴンはそう狙いを定め、急ぎ拳銃を構えなおした。イヤな予感がしたのだ、ぼこぼこと生まれてくるあの目玉に、彼は、化物が何かをするつもりなのだそう感じて。

 化物が吼える
 不揃いの牙を剥きながら

 しかし、その瞬間こそレイヴンには好機。
 まだ奴は射程内にいて、銃爪を落とせば確実に脳味噌を掻き回してやれる。撃て、撃て、撃てとの心の声に、彼の人差し指が反応する刹那、それは起こった。

 音も無く飛んできた何かが、化物の側頭部を貫いたのだ――
「な、なんだとッ!」

 地面を照らす魔術の照明
 その明かりに照らされて
 紅い飛沫が宙を染め

 ぐらり、頭を傾いだ化物は、そのまま地面に倒れ伏し、レイヴンは目を見開いてその姿を眺めている。この芸当は……断末魔さえ許さない、完璧な一撃必殺の芸当は、ヴァネッサが構える、光放つ弓から放たれた物だった。

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