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おじさん嫉妬される
しおりを挟む「シモン、またこっちに来てたの?
せっかく俺の手が届くところに置いておこうと思ってたのに。これじゃあ宮廷魔術師として引き抜いた意味がないじゃん」
「仕方ないでしょう? 皆さん大変なんですから。私にできることはしたいんです」
「そう言われると俺、何にも言えないじゃん。ずるい。もっと俺にも構ってよ」
「はいはい。この後一緒にお茶でもしましょう」
「うん。それはいいね」
ラウロは私の手をギュッと握ると、一瞬で自分の執務室に転移した。
「シモン、寂しい」
「私はここにいますよ」
「ギューして」
「いいですよ」
私はラウロを抱きしめた。
ラウロはいつも私のことを大切にしてくれる。結婚したのだし、そんなに心配しなくても毎日一緒にいるのに。
すると私はソファーに押し倒された。
服ももう無い。
「ちょっ、ここは職場ですよ? 人が来ます」
「大丈夫。結界張ってるから誰も入れない。防音結界も張ってるからシモンが気持ちよくなっちゃっても大丈夫だよ」
「は?」
いやいやいやいや、まさかこんなところで私を抱く気なのか? 嘘だろ?
「まっ、、んん、」
唇を奪われると、ラウロの舌が私の口内を撫でて、抜け出そうと必死に抵抗していた私の体から力が抜けていく。
抵抗したところで私の力ではラウロに敵わないのだが。それでも黙って受け入れていい時と場所ではない。
「キスする時も魔力をちょっと流すと気持ちいいね? シモンの体と俺の魔力が共鳴してる時が1番気持ちいい。シモンもそうでしょ?」
「気持ちいいですが、夜まで待てませんか? 仕事が終わって家に帰るまで、ひぁ、、あ、あ、ぁあ、、ああ、、あ、」
ラウロがまたいつもの魔術を私の中に入れた。
グルグルと私の中を動き回って弱いところを刺激していく。
「ゃあ、、ら、うろ、やめ、、それやだ、、やだぁ、、うぁ、、あ、、ぁあ、、あ、あ、ぁああ」
「気持ちいいね? 可愛い。腹筋がピクピクしてる。内腿の筋肉もピクピクしてる。可愛い。シモン可愛い」
「ラウロがいい、、まじゅつ、やだ、、あ、あ、ぁあ、、あ、ぁ、、ふぁあ、、」
「俺がいいの? いいよ。一緒に指入れてあげるね。シモンの好きなところコリコリしてあげるね」
「やあ、、ぁああ、、や、、ちが、、そこ、や、、もぅ、やぁ、、あ、あ、ぁあ、、だめ、も、イッちゃう、、や、、」
「あぁもう、シモンが愛しすぎる。文官の仕事手伝うのはいいけど、もっと俺のことも大事にしてね」
「らう、、大事、です、、」
「そう? 嬉しい」
「らう、、好き、です、、」
「え?」
私の中の魔術が消えた。
唖然とした顔で固まるラウロの顔が、だんだん優しい微笑みに変わっていく。
この顔、好きだな。
「もう一回言って」
「そんな何度も言いません。恥ずかしいですから」
「ケチ~、言って? ねぇ、言って? ね?」
「……」
「言わないの? じゃあ魔力流しながらいっぱい奥グリグリしちゃうからね」
「ふぁ、、あぁ、、だめ、、あ、おく、だめ、、そんなに、だめ、、ぁあ、、あ、や、、」
ラウロは容赦なく一気に私を貫くと、奥を抉るように突いてくる。今日は最初から魔術を流しているようで、もう既に私の意識は飛びかけている。
「ね? 好きって言って?」
「らう、、あ、あ、ぁあ、、ぅあ、、あ、、や、も、だめ、、あ、あ、、すき、、です、、」
「嬉しい。もう一回言って? 何回も言って? いっぱい言って?」
「あ、、やぁ、、すき、、あ、あ、ぁあ、、ぁああ、、す、き、、らう、すき、、あ、あ、もぅ、、あ、あ、ぁあああ、」
私は意識を手放した。
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