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皇帝視点2
しおりを挟む夜になって深いキスを繰り返していると、されるがままだったシオンが、余の舌の動きに応えようと、拙いながらも舌を絡めてきた。
なんと健気で可愛いのか。
「へい、か、、僕は、、陛下の期待に、応えられていますか?」
「あぁ。余を公私共に支えてくれている。公務など手伝わせる気は無かったんだが、シオンは優秀だからな。」
「これからも、期待に応えられるよう頑張ります。」
「そんなに気負わなくていい。シオンはそのままでいいんだ。余を愛してくれさえすればいい。」
「はい。僕は陛下を愛しています。これからもずっと。」
「嬉しいな。これからは毎日言ってくれるか?」
「はい。」
「お話は終わりだよ。これからもっと深く愛し合うために準備を始めよう。」
「はい。」
懐いてくれているとは思っていたが、まさか愛してくれているとは思っていなかった。愛してくれているなら迷うことはない。焦らずゆっくり進めていこう。
「大丈夫。そんな不安そうに瞳を揺らさなくても、余に身を任せておけばいい。余を見つめて感覚に素直になればいいんだ。」
「はい。」
そう言うと、シオンはそのアイスブルーの目で余をジッと見つめた。
シオンは本当に素直だな。少し揺れる瞳がとても美しい。
寝衣を剥いでみたが、その傷一つない滑らかな肌は、ため息が出るほど美しかった。
見た目はスベスベしているのに、程よい弾力と吸い付くような質感、裸を見られるのが恥ずかしいのか、僅かに身じろいだその恥じらいまで美しい。
宝物を愛でるように、肌の上を撫でていくと、シオンは可愛い声で答えてくれた。
「、、ん、、ぁ、、へ、いか、、ぁ、、恥ずかしい、、」
「大丈夫だ。美しいよ、シオン。」
「やんっ、、あ、、、ぁんん、、んんん、、」
その美しい体の誰にも触られたことのないであろう薄いピンク白の小さな突起を指で弾いてみると、体をピクピクと震わせながら甘い声を上げた。
しかし、本人もそんな声が出てしまったことに驚いて、慌てて手で口を塞いでいた。
可愛い声が聞きたいと言えば、口元から手を退け、気持ちいいなら気持ちいいと言うようにと言えば、気持ちいいと言った。
おねだりしてもいいと言う言葉には、まだ恥じらいがあるのか何も返してこなかったが、大切に大切に育てて花開く姿は、本当に美しいと思った。
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