【短編】吸血鬼討伐作戦

cyan

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結末

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「オンブラ、ベッドに行くぞ。」
「分かりました。」
「今日は内から熱が湧き上がってくる。身体強化かけとけよ。」
「はい。できれば私が気絶しない程度にしていただけると嬉しいのですが。」
「善処する。」

善処か。まぁいい。また朝にハイヒールでもかけてもらうとしよう。


「ひゃん、いつもそんなところ触らないのに、、なんで?、、あ、、あ、、あ、」
「オンブラが可愛いからだ。」

いつもはキスを重ねると、後孔を揉みほぐして太く硬いものを入れるだけなのに、今日に限ってセラータは私の胸の突起を摘んで舐め回している。


「オンブラ、可愛い。胸も感じるんだな。そんな可愛く啼くと俺が我慢できなくなる。」
「いいですよ。来てください。」

そう言うと、セラータは私の中に入ってきた。


「はぅ、、あ、あ、、そこはだめぇ、、そんなに激しくしないで、、あ、あ、あ、、ぁあ、、」
「可愛い。オンブラはここが好きだな。もっと啼け。」

「あ、あ、、ぁあ、そんな、ぁあ、ダメ、壊れちゃう、せら、た、、せら、た、、すき、、」
「俺も好きだぞ。オンブラ。気持ちいい。オンブラ、、。」

その言葉にハッと気付いた時にはもう遅かった。セラータは私の首筋に噛み付いており、私はセラータに名前を呼ばれて血を吸われていた。顔を上げたセラータを見ると、その目は正気を失ったように暗く血走った目だった。

しかし、先ほど吸血鬼たちを食い散らかしていた時とは違い、優しくそっと吸っている。
首筋だけでなく、手首や脇腹にまで噛み付いて、チュウチュウと吸っていく。


だんだん背筋から凍るように寒くなっていく。なんかもう仕方ない気がした。
いくら違うと理由をつけて取り繕っても、私はやっぱりセラータのことが好きなんだ。愛してしまったんだ。
セラータに殺されるさなら仕方ない。
それに、これは自業自得。何の罪もないセラータを罠に嵌めて吸血鬼たちを殺した罰だ。


死ぬ時って、こんな感じなんだな。
とても寒いんだな。知らなかった。
それでも、愛するセラータの腕の中で死ねるならいいんだ。

命が尽きるその瞬間まで、私はセラータを見つめていたいと思った。


しばらくすると、外は明るくなり朝日が昇り始める。
朝を迎えることができたんだな。


ジッとセラータを見つめていると、セラータがふと我に返った。今度こそ本当に薬が切れたのかもしれない。

「ど、どうして!オンブラ!嘘だろ?嫌だ。嘘だと言え。ヒール、ヒール、ヒールヒールヒール!」
「セラータ、無駄ですよ。理ですから。
ごめんなさい。セラータ・・・愛しています・・・」

最後にそれだけは伝えたかった。セラータを繋ぎ止めるために好きだとは何度も言ったが、愛してるだけは言えなかった。
ようやく言えた。最後に伝えられてよかった。
少し涙が溢れて、そして私は意識を手放した。
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