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営み
しおりを挟む「オンブラ~、眠い~、この街に宿は無いの~?」
「すぐに宿を探しましょう。」
初めての酒は、加減が分からず飲ませ過ぎたようだ。
足元がフラフラしているセラータに肩を貸しながら宿を探したが、いい宿がなかった。仕方なくちょっと高めの宿でダブルの部屋を取ると、セラータをベッドに寝かせた。
セラータは勝手に服を脱ぎ、その辺にポイッと投げ捨てると、全裸になって体に清浄魔法をかけてベッドに入って寝てしまった。
見えたのは一瞬だったが、息を呑むほどに美しい体だった。程よくついた筋肉に引き締まった背中と長い四肢。美しすぎる彼に、やはり彼は人間ではないのだと思った。
寝ているセラータの顔にかかった髪を掬い上げると、美しい顔が現れる。
まつ毛がとても長いんだな。80年も生きているというのに、シミも皺もないどころか、透き通るように美しい肌だ。
この唇でキスをされたのかと思うと、唇に目が釘付けになり、私の心臓がうるさいくらいにドキドキと高鳴った。
綺麗な者を目の前にしているのだから、この反応は普通だろう。そう私は自分に言い聞かせて深呼吸を繰り返した。
「こっちに来い。ほら。」
セラータの顔をボーッと眺めていると、寝ぼけているのか起きているのか分からない様子で、私にベッドに入るよう布団の端を持ち上げて誘ってきた。
「はい。」
「キスしてやるよ。オンブラはキス好きだろ?」
「え?、、んん、、ぁ、、ん、、」
「気持ちいいか?」
「・・・はい。」
「オンブラは素直でいい子だね~、可愛い。」
セラータは起きているのか?
濃厚な舌を絡めるようなキスをしたかと思うと、髪を撫でながら私の額にキスをして、そのまま私を抱きしめて寝てしまった。
スベスベな裸の胸に抱きしめられて、これはドキドキしない方が無理だろ。
酔っ払いめ。私はそんな簡単には落ちてやらないからな。
この状況で私は眠れる気がしない。
仕方なく自分にスリープの魔法をかけて眠りについた。
ん?何だ?私は下半身に押し寄せる衝撃と快楽によって起こされた。
「なっ!、、はぅ、、あ、あ、、あ、ぁあ、、」
「オンブラ起きたー?先に始めちゃってるよ~」
先に始めちゃってるよじゃない。いつの間に?スリープなどかけるんじゃなかった。
私の中には既にセラータのものが突っ込まれており、
激しく腰を打ちつけていたのだ。
ムードも何もない。これはただの性欲処理ではないか。
「気持ちいいよ~、オンブラの中、凄い気持ちいい~、ごめんね、止められない。」
私は知らぬ間に無理矢理突っ込まれて、気持ちよくなんかない!と怒りたかったのだが、怒りの感情が霧散してしまうほどに気持ちよくて、私の口からは怒りの言葉ではなく嬌声しか出なかった。
「あ、、あ、あ、あぁ、、ひぁ、、そこだめ、、あ、あ、気持ちいい、、あ、あ、ぁぁああ、、」
「オンブラ、お前可愛いな。ここが好きなのか?可愛い。もっと啼け。」
浅い場所をゴリゴリと擦られると、体が跳ねて気が狂いそうな快楽が押し寄せてくる。
「や、、や、あ、あ、だめ、そこばっか、やだ、気持ちよすぎて変になる、、やぁ、もうイッちゃう、、あ、あ、やぁぁああ」
「お前、後ろだけでイケんの?可愛すぎ。奥もいっとく?前も特別に扱いてやるよ。」
「や、おく、だめ、もう、あ、あ、、両方やだぁ、、あ、あ、またイッちゃう、、せら、た、、やぁ、、」
「いいぞ。特別に許す。オンブラなら俺のことを呼び捨てにしていい。」
そんなことより、この痙攣して止まらない快楽をどうにかしてくれ。このままではセラータを落とす前に私が色々な意味で落とされてしまう・・・。
「おねが、、せら、た、、もう、、とまって、あ、あ、」
心は落ちてない、心は落ちてない、まだ大丈夫、まだ大丈夫。と自分に言い聞かせながら私は快楽の波に飲み込まれて意識を手放した。
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