山奥の神社に棲むサラマンダーに出逢ったので、もう少し生きてみようかと決めた僕と彼の話
大学受験に失敗し祖母のいる田舎に引きこもった僕は、この人生に見切りをつけるために、山奥の神社を訪れた。その自殺の名所で出逢ったのは、一匹(?)の火の精霊サラマンダーだった。死ぬタイミングを逃してしまった僕と彼の、ちょとした日常の物語。
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『霧のはし……』を読み始めてからずっと気になっていたこちらへ――。
サラマンダーとの出会いから、四大精霊の関係、コウがロンドンで彼を『友人』と呼んでいた理由などなどが一層クリアになり、ああ、だから後に読んだ方がいいのか、と納得(笑)。
満足感が違う!
アルビーにも読ませてあげたいくらいに(笑)。
物騒なことを考えながら向かった滝壺で起こった不思議な出会いは、さらに素敵な出会いへと繋がっていたのですね。
短い話の中で、色々なことがつるんと喉を通りました。
こちらへもご感想、ありがとうございます!
長編の導入の物語、もともとはこれ単独の予定でした。この後コウの物語はどう転がっていくのだろう、と知りたくなったのが運の尽き。長い長い物語になってしまいました。つくづく私は短編に向いてないようです。
>アルビーにも読ませてあげたいくらいに(笑)。
「夏の~」の連載中、(アル、きみの焼きもち焼いてるライバルはコレだよ、コレ!)と、ひとりニヤニヤしていた作者です。コウにとっても、愛着してるのは人型のドラコではなくこっちなんだろうな、と(笑)。
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