4 / 8
4.ヴァルプアギズの夜
しおりを挟む
ミルクを流したような星空の下、ゲールはそよともしない草原に立っていた。片方だけ履いている靴下を、夜露がしとどに濡らしている。見上げた先には小高い丘。そのいただきにそびえ立つ塔の上方には赤い満月。煌々とした月光を浴びて、一匹のウサギが、じっと身じろぎもせずゲールを見おろしている。血のように赤い瞳が、鋭く、怪しい輝きを放っている。
――魔女。こいつ、魔女じゃん。
ゲールは心の中で呟いた。
――それも、もう生きてない亡霊……。
こんな明るい夜なのに、このウサギには影がない。その体自体が影だからだ。
古来より、魔女はウサギに化けて現われるといわれている。ウサギは「秩序から外れたもの」、そして「異界へ誘うもの」だから――。
じっと見つめていると魅入られてしまう、とゲールは奥歯を噛みしめ目を伏せた。だが、少しばかり遅すぎたようだ。伏せた視線の先にある黒々とした斜面を、光沢のある赤が音もなく流れてきて、氷となって張り始めていた。
今さら湧きあがってきた恐怖にかられて、ゲールはそろそろと後退さる。ウサギを直視しないように目をすがめて――。そして、赤い氷を避けられそうな傾斜にめどをつけると、文字通り脱兎のごとく駆け出した。
だが、彼が地を蹴る度に、わずかに触れた足の裏から地面はぼこぼこと陥没し、深遠な穴を覗かせる。あちら側へのトンネルだ。魔女はここより地下世界へ通じ、悪魔と結びつくといわれている。
あの赤に捕まって氷漬けにされるか、ウサギ穴に落ちて、あちら側に連れていかれるか――。
こんなはずではない。こんなはずではなかったのだ。ゲールは、未来の伴侶に会うために、片方の靴下だけを履いてベッドに入り、眠りに落ちた。それは決して、魔女に魅入られるためなどではなかったはず。
「まったくあいつら、何て助言をくれたんだよ! ウサギ穴だなんて冗談じゃない!」
ゲールは転がるように野を蹴りながら悪態をつく。
バレンタインの日から二か月半、特に何が起こるわけでもなかった。逆に何も行動しなければ、あのままやり過ごせたかもしれなかったのに、彼らの助言を信じて、ここへやって来てしまったから。
この赤い月のかかる丘へ――。
――ヴァルプアギズの夜、魔女がやって来るだろう。ゲールをあちら側へ連れていくために。
侏儒たちは、ヴァレンタインの日の気味悪い贈り物からそんな未来を読み取った。そして、
――俺の特別な人になってよ
と、口にしてしまった告白を無効にするには、正しい運命に定められた相手に出逢い、「ゲール・マイスターが告白した相手は、この人だ」と宣言すれば事足りる、彼らはそう太鼓判を押した。
だが、彼らのくれた助言が、今こうしてゲールを窮地に追いこんでいる。ゲールは片方だけ靴下を履いた足で、はたして出口があるのかさえ判らないこの夢のなかを逃げ惑っているのだ。
言われた通りにして、夢の中へ未来の伴侶に逢いにきてみたら、ウサギに化けた魔女が待ち受けていた、なんて――。
魔女が定められたゲールの運命なのか!
そんなの、嘘だろ、と心で叫びながらゲールは必死で駆けている。だが、どれほど逃げても、首筋には生温かい息がかかり、ぎざぎざとした棘のような囁き声が、繰り返し繰り返し追って来るのだ。
――お前は私のものだよ、と。
赤く凍ったイラクサの棘に、ゲールの足の皮膚は破れ、血が滲みでていた。生き物のようにしなり、うねり、波打って追いかけてくるその枝が蛇の口のように大きく割れ、鋭い歯をむき出してゲールの足に噛みついた。もんどりうって地面に突っ伏した彼に、枝はしゅるしゅると絡みつき、拘束する。
塔の背後に月がかかり、さらには流れる黒雲がわずかな明かりさえ奪う。
辺りは闇に包まれて何も見えない。
漆黒のなかでゲールは荒く息をつきながら、虚空を睨みつけ、聴覚に神経を集中させる。
ウサギが地面を跳ねる音が、近づいてきている。
楽しげに、歌うように、踊るように弾んで。
「おまえの大切な人になっ――、」
すぐそばで聞き取れたその言葉が終わらない内に、一陣の風が空を切った。ゲールの手にいつの間にか銀のナイフが握られている。風に煽られ、ゲールは闇雲にそのナイフを振るった。
雲が切れ、金色の月光が辺りを照らしだす。小さな足が、赤い血飛沫を散らしながら宙を舞っている。ゲールはそれをはっしと掴んだ。
銀のナイフは、月光の煌々と照らす夜空もまた、大きく切り裂いていた。その裂け目から、ゲールのよく知る自室の天井が覗いて見えた。
ゆっくりと開かれたゲールの双眸に、窓から差し込む街灯の灯りがやけに眩しくて。薄闇のなか、壁のマンチェスター・ユナイテッドのポスターが、ぼうと浮きでるように映えている。ふと、机の上にココアを飲み残したままだったことを思いだす。
「神さま、ありがとうございます」
深く吸いこんでゆっくり息をつき、ゲールは瞳に映るこの現実に感謝した。
それから、頭皮までびっしょり濡れた汗をパジャマの袖で拭う。もぞもぞとベッドの上に半身を起こした時、ふくらはぎに走るいくつもの赤い切り傷に、ピリピリとした痛みが蘇る。靴下は泥だらけでしっとりと濡れていた。痺れて強張る左手を開くと、その手の中には、血痕の残るウサギの足が握られていた。
――魔女。こいつ、魔女じゃん。
ゲールは心の中で呟いた。
――それも、もう生きてない亡霊……。
こんな明るい夜なのに、このウサギには影がない。その体自体が影だからだ。
古来より、魔女はウサギに化けて現われるといわれている。ウサギは「秩序から外れたもの」、そして「異界へ誘うもの」だから――。
じっと見つめていると魅入られてしまう、とゲールは奥歯を噛みしめ目を伏せた。だが、少しばかり遅すぎたようだ。伏せた視線の先にある黒々とした斜面を、光沢のある赤が音もなく流れてきて、氷となって張り始めていた。
今さら湧きあがってきた恐怖にかられて、ゲールはそろそろと後退さる。ウサギを直視しないように目をすがめて――。そして、赤い氷を避けられそうな傾斜にめどをつけると、文字通り脱兎のごとく駆け出した。
だが、彼が地を蹴る度に、わずかに触れた足の裏から地面はぼこぼこと陥没し、深遠な穴を覗かせる。あちら側へのトンネルだ。魔女はここより地下世界へ通じ、悪魔と結びつくといわれている。
あの赤に捕まって氷漬けにされるか、ウサギ穴に落ちて、あちら側に連れていかれるか――。
こんなはずではない。こんなはずではなかったのだ。ゲールは、未来の伴侶に会うために、片方の靴下だけを履いてベッドに入り、眠りに落ちた。それは決して、魔女に魅入られるためなどではなかったはず。
「まったくあいつら、何て助言をくれたんだよ! ウサギ穴だなんて冗談じゃない!」
ゲールは転がるように野を蹴りながら悪態をつく。
バレンタインの日から二か月半、特に何が起こるわけでもなかった。逆に何も行動しなければ、あのままやり過ごせたかもしれなかったのに、彼らの助言を信じて、ここへやって来てしまったから。
この赤い月のかかる丘へ――。
――ヴァルプアギズの夜、魔女がやって来るだろう。ゲールをあちら側へ連れていくために。
侏儒たちは、ヴァレンタインの日の気味悪い贈り物からそんな未来を読み取った。そして、
――俺の特別な人になってよ
と、口にしてしまった告白を無効にするには、正しい運命に定められた相手に出逢い、「ゲール・マイスターが告白した相手は、この人だ」と宣言すれば事足りる、彼らはそう太鼓判を押した。
だが、彼らのくれた助言が、今こうしてゲールを窮地に追いこんでいる。ゲールは片方だけ靴下を履いた足で、はたして出口があるのかさえ判らないこの夢のなかを逃げ惑っているのだ。
言われた通りにして、夢の中へ未来の伴侶に逢いにきてみたら、ウサギに化けた魔女が待ち受けていた、なんて――。
魔女が定められたゲールの運命なのか!
そんなの、嘘だろ、と心で叫びながらゲールは必死で駆けている。だが、どれほど逃げても、首筋には生温かい息がかかり、ぎざぎざとした棘のような囁き声が、繰り返し繰り返し追って来るのだ。
――お前は私のものだよ、と。
赤く凍ったイラクサの棘に、ゲールの足の皮膚は破れ、血が滲みでていた。生き物のようにしなり、うねり、波打って追いかけてくるその枝が蛇の口のように大きく割れ、鋭い歯をむき出してゲールの足に噛みついた。もんどりうって地面に突っ伏した彼に、枝はしゅるしゅると絡みつき、拘束する。
塔の背後に月がかかり、さらには流れる黒雲がわずかな明かりさえ奪う。
辺りは闇に包まれて何も見えない。
漆黒のなかでゲールは荒く息をつきながら、虚空を睨みつけ、聴覚に神経を集中させる。
ウサギが地面を跳ねる音が、近づいてきている。
楽しげに、歌うように、踊るように弾んで。
「おまえの大切な人になっ――、」
すぐそばで聞き取れたその言葉が終わらない内に、一陣の風が空を切った。ゲールの手にいつの間にか銀のナイフが握られている。風に煽られ、ゲールは闇雲にそのナイフを振るった。
雲が切れ、金色の月光が辺りを照らしだす。小さな足が、赤い血飛沫を散らしながら宙を舞っている。ゲールはそれをはっしと掴んだ。
銀のナイフは、月光の煌々と照らす夜空もまた、大きく切り裂いていた。その裂け目から、ゲールのよく知る自室の天井が覗いて見えた。
ゆっくりと開かれたゲールの双眸に、窓から差し込む街灯の灯りがやけに眩しくて。薄闇のなか、壁のマンチェスター・ユナイテッドのポスターが、ぼうと浮きでるように映えている。ふと、机の上にココアを飲み残したままだったことを思いだす。
「神さま、ありがとうございます」
深く吸いこんでゆっくり息をつき、ゲールは瞳に映るこの現実に感謝した。
それから、頭皮までびっしょり濡れた汗をパジャマの袖で拭う。もぞもぞとベッドの上に半身を起こした時、ふくらはぎに走るいくつもの赤い切り傷に、ピリピリとした痛みが蘇る。靴下は泥だらけでしっとりと濡れていた。痺れて強張る左手を開くと、その手の中には、血痕の残るウサギの足が握られていた。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!
naturalsoft
ファンタジー
『※タイトル変更するかも知れません』
シオン・バーニングハート公爵令嬢は、婚約破棄され辺境へと追放される。
そして失意の中、悲壮感漂う雰囲気で馬車で向かって─
「うふふ、計画通りですわ♪」
いなかった。
これは悪役令嬢として目覚めた転生少女が無駄に能天気で、好きな絵を描いていたら周囲がとんでもない事になっていったファンタジー(コメディ)小説である!
最初は幼少期から始まります。婚約破棄は後からの話になります。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる